技能実習や特定技能など外国人労働者受入支援業界での「お金稼ぎ」が難しい、本当の理由

お金

ビジネスにおいての「お金稼ぎ」を何度目かで考えてみる。

そもそも相手が困っていることを解決すると、その対価としてお金を頂く。
コレが基本的なストーリー。

そのために、相手が、いつ、何のために、どのように困っているのか。
コレを正確に適切にリサーチするのが大事になる。

人は、どんな時に、どんな納得をもって、お金を支払うのか。
人は、誰にお金を支払っているのか。

 
この事業においては、人手不足、労働者(労働力)確保のために、
受入先が、外国人労働者へ、給料を支払っている。

ただ、それらが企業単独では、外国人の若者が自分自身では、
とても不可能に近いので、送り出し国側、日本側で、
それぞれに何かと世話を焼いて助ける業界専門のプロが求められている。

そのニーズが、分母が、一定以上あるので、
事業として、ビジネスが成り立っている。

 
さて、ココで根っこ、久々に言うと、根活するうえで、
とっても大切な視点がある。

リサーチの観点から考えると、
当然、受入先が、どんな時に、ナゼ、どのように困るケースがあるのか。
そこで悩んでいて、お金を支払っているのは誰か。

当然、経営者になる。
小さな組織では経営者自身ですが、
そこそこの組織以上だと、経営者が任せている中間管理職の方、受入責任者、もしくは担当者となる。

結果、経営者ないし中間管理職の方が、
「どんな人なのか」を知らねば、
相手がどんなことで喜び、怒り、笑い、心が動くのかを、
リサーチすることで、業者側はその適切な対応方法やコミュニケーションの取り方がわかる。
(送り出し側からの視点では、これに加えて、監理団体の担当者の人がどんな人なのかを知らねばならない)

一方、この業界は、もう片方に、外国人労働者の若者たちがいる。
実は、経営者や中間管理職以上に、
この外国人労働者の一人ひとりをも、「どんな人なのか」を知らねば、
相手が本当に困っていること、わからないこと、わかっていないこと、
そもそも論を知らねば、
どんなことに喜び、悲しみ、傷つき…と日本側以上に知らねば、
相手をキチンと指導したり、いわゆるグリップすることは難しい。

 
と、ここまでドリルダウンできて、
初めて、マネジメント、ハンドリング、コントロールが一定以上で可能となる。

つまり…

「人」はどんな性格の人たちがいて、
考え方、クセ、特徴、ポイントなどなどを様々な局面や会話の中から瞬時に見抜き、
適宜、軌道修正し、常に相手が喜ぶ言動を取れていれば、
常に、相手に届き、響く言動を取っていれば、
相手は自然と、勝手に、自動的に、アナタに信頼を置くようになっていく。
=アナタに頼るようになっていく。

コレが、ビジネスとして、お金が安定して入ってくることとなる。
同時に、相手がアナタを信頼しているのだから、
アナタの「余計なお世話という助言や提言」を素直に聞き入れ受け止めてくれるので、
アナタの中でも、必然的にコスパが高まる。
時間密度が高まっていき、結果、生産性は向上することとなる。

 
つまり、アナタの対人人間力そのものが問われ、その度合いに応じて、
相手は安心して信頼して、文句ひとつ言わずに、お金を支払い続けてくれる。

コレ、お気づきの方も多いと思いますが、
同僚に対しても、送り出し側に対しても、
役所側に対しても、
もっといえば、奥様や旦那様にも、子供たちにも、
親にも親戚にも友人にも、同じことが言える。

別にお金は稼がずとも、相手から笑顔でありがとうと言われるのは、
全く持って同じこと。

コレ、別に年齢で分けられるワケではないけれども、
こと人間力で言えば、どれだけの多くの人と深く関わってきたのかや、
学ぶべきを学んで実体験している人にこそ、求められる能力、スキルと言える。

だから、総じて、若い世代ではミスや失敗も多く、
結果、お金稼ぎが上手いことデキナイ場合がある。

この業界もまた、「人材育成」という意味では、
『人間育成』そのものと言えるので、
本当に難儀な業界と言えよう。

じゃあといって、
やれ哲学やら心理学、脳科学、社会経済学などを学べば良いというものでもない。
かといって、
中小の親父が昔から言う、習うより慣れろと、徒手空拳で世に飛び出せば良いワケでもない。

どこまでも良質な教科書や参考書に囲まれつつも、
自分が何者になりたいのか、
ドコを目指し、何を大切にして、どんな人生を歩みたいのか。

まさに自身の人生の、経営方針そのものが定まっていないコトには、
まっすぐに加速度を増して進める道が見つからないままに、右往左往を繰り返すこととなる。

定まっていなければ、定まっている人たちと共にいれば良い。
ソレを「型」として、自分はココは共感共鳴できても、ココはデキナイなど、
相手や場を利用して自分を見定めれば良い。

定まっていたなら、同類と思われる仲間を作り、
そこでの切磋琢磨を楽しく習慣化して、環境整備を進めていけばよい。

自分でできる人たちはともかくも、そんな人たちばかりじゃない。
だから、私は、私の思う「型」を作って、いくつか世にお届けしている。
アナタにも上手く使っていただければと願ってやまない。

 
お金は潤沢に稼いで貯めた活動原資がある方はともかく、
自転自走していくための必要なお金の量は必要となる。

お金が全てじゃないにせよ、全てにお金がかかる社会。

今日の理屈で言えば、
根本的に人間力の高い方が、自身で定めた方向へと歩みを加速させていけば、
どうにでもお金はアナタに集まってくると言える。

足りないのは、自分の力。

回りの方々の成長・進化を加速させられない自分の力不足。

自分が十二分に成長・進化してしまえば、足りれば良いだけの話。

日々の現場の中で、頭の片隅に置いておいて、
たまに立ち止まって、そんなこんなをお考えいただくのも大事なのではなかろうかと。

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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