技能実習制度事業では、「相手が是正の行動に移す」までが、監理団体のお仕事

お金

特定技能の「支援」では、
単に相手が困って求める部分を支援するだけが仕事。
(法的に最低限のコトさえしてればいいじゃん…って方々ね)
(あ、支援は外国人労働者に対してだけで、受入先への支援は法的には指定さえありません)

でも、技能実習の監理団体のお仕事は、
「監理する」こと。
=「上から目線で管理する」こと。

言葉遊びなんてレベルじゃなくて、
難易度は、天地も開きがあります。

個人的には、「支援」では事業は成立せず、
「監理」があって、初めて業者も利益(活動原資)を確立できるんだと思うんです。

 
久々に言うと、
Win4Allの実現が、監理団体のお仕事です。

そのためには、
関係当事者の皆が、
それぞれの立場からのワガママ気ままな意見を押し通そうとするのを、
上手くコントロールする必要に迫られます。

・出勤時間や残業時間は、だいたいで良いよね…
・特別条項の6カ月を超えたけど、別に労使間でトラブってないし良いよね…
・急遽退職者が出て人手が足りなかったから、外国人を雇ったけど、在留カードは確認してなかったなあ…

別にワガママでも何でもない。
そんなに細かくうるさく言われること自体が、
ストレスそのものであり、
他にも仕事が山積みなのに、
なんでそんな非生産的な重箱の隅ばかり突くんだ…

そんな受入先にリスクを説明し、理解を求め、
自ら襟もとを正すよう導くことで、
事業が成立します。

・日本人の同僚と揉めた…もうこの会社で働けない…
・同居の同胞と揉めた…もう生活できない…
・もっと稼ぎの良い先へ転職したい…

色んな理由や背景から諸問題を巻き起こし、
自ら契約に臨んだ枠組みからハミ出てしまう外国人たち。
彼らにもまた、色んな視点から説明し、理解を求め、
解決へと導くべく、助言、指導に当たらねばならない。

彼らが受入先からいなくなれば、
それもまた、lose4allになってしまい、事業そのものは成立しない。

 
つまり、
「相手に是正の行動に移してもらうまで」が
「監理」というお仕事とも言えます。

受入先も、外国人労働者も、正に当事者です。
ですが、監理団体や登録支援機関は、
どこまでいっても、当事者そのものではない。

よって、
当事者自らの考え方や姿勢、価値観を理解し、
そのうえで、彼らを上手に導かねばならない。

結果、当事者である彼らが、自ら行動に移してこそ、
事業は破綻せず、問題なく執り行うことができる。

 
コレらを、事あるごとに、
オレサマの言うことを聞かない受入先なぞ、
即刻通報して懲らしめてやれ!…
そんな先に、受入先はついて行けません。

理解もデキナイ、ルールも守れない、
言うこと聞かない外国人なんて知るか、好きにせよ!…
そんな人に、外国人労働者はついて行けません。

相手が是正の行動に移すまでをお仕事としてこなせなきゃ、
仕事なんて続かないんです。

バレるまで…
保てる間だけ…

そんなの事業と言えますか?
お仕事って言えますか?

お仕事、できてますかね?
てか、監理団体としたら、最低限のお仕事なんですけどね。

人を動かすって、そんな簡単なコトじゃないんだけども。

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