賃上げのための「生産性の向上」の一番の解決策は、
値上げする(単価を上げる)コト。
監理団体でも送り出し機関でも、
登録支援機関でも、有料職業紹介事業者でも、
士業でも、
そして、受入先にとっても、同じことです。
利幅が増えれば、生産性という数字は結果的に上がる。苦笑
利益が潤沢に維持できるなら、
ナニジン問わず、労働者の賃金アップにも、問題なく寄与できる。
上限にふたをしたまま直視せず、
いかにしてコスパを上げるか…も大事な企業努力の視点ですが、
100円の売上単価は100円以上の利幅にはならないんですから。
そして、
明らかに単価アップの理由が明確であり、
ソレを相手側が許容できるだけの根拠を、相手が実感できれば、
むしろ、単価上げてでもお願いしたい…
そう相手に言わしめられる力が大事だってコトですね。
ソレが、特に中小企業には「デキナイ理由」ばかりが列挙されている。
そんなん、誰にでも言えること。
なぜ日本の中小企業は給与を上げられないのか…
中小企業庁長官が提示する驚きのデータ
https://president.jp/articles/-/63413
「適正な価格転嫁の実現」「生産性の向上」「差別化戦略」の3つが大事
この記事ではそう指摘がありますが、
今回は「生産性の向上」に絞って、考えてみます。
記事の中では、お立場もあってか、
「中小企業はデジタル化の遅れなどもあって、
労働生産性が大企業のおよそ半分だと言われています。
逆に言えばその分伸びしろがあるということですから、
中小企業庁の支援制度などを活用しながら、
ぜひ生産性向上に取り組んでいただきたいと思っています。」
とのコメントが。
それも大事ですが、
自社が提供する商品やサービスが、
ヨソ様と同じであるなら、その通りの競争になります。
だけど、そうじゃないでしょ。
少なくとも、作っている人、提供している人は、
「同じ人」じゃない。
無駄(漏れ、抜け、ダブり、ミスなど)をなくそう…
もっと研ぎ澄まそう、ブラッシュアップを図ろう…
効率化(効果最大化含む)、コストスリム化を図るのも大事ですが、
重箱の隅ばかり突いているんじゃ、
ツマンナクないですか?
ヤル気無くなりませんか?
人が、思わず興味関心を寄せ、
ワクワクドキドキしてしまい、
夢中になって取り組んでしまうコトって、
「新たなコト」
「世の中にありそうでないコト」
「実現できたら間違いなく相手が喜びそうなコト」
「取り掛かかること自体が楽しいコト」
…などなどが、考えられます。(私の場合だけじゃないと思いたい。苦笑)
自社の商品やサービスは、史上最高の完成品ですか?
品質そのものを突き詰めるのも大事ですが、
タテ、ヨコ、ナナメから見て、
新たな付加価値をアレンジできないモノでしょうか?
いっそ新たなモノを生み出せないでしょうか?
もっとワクワクドキドキ、オモロイ知恵はないものでしょうか?
「的外れに迷い込まないヒント」は、
昔から言われ続けているコトに尽きます。
「顧客の靴を履け」
顧客もまた、激動の時代にさらされているので、
常に微妙に静かに変化しています。
つまり、仮に今まで120%満足していたものだとしても、
3年、5年経つと、様変わりしている場合もあったり、
全く新たなニーズが生まれている場合もあるワケです。
「言うは易し行うは難し…」
そう感じる方も少なくないと思われますけども、
現実は、この通りなんです。
ならば、
きちんと細かく丁寧にリサーチし続け、
(観察どころか最高理想は顧客そのものになる体感レベルで)
ソコから見過ごさず見落とさず、
ひたすらに探し求め、試行錯誤を繰り返していると、
色んなヒントに気づきます。
(また、ヒントや気づきが舞い降りてくる自分なりの環境設定ができるとナオヨシですね)
そんなこんなが繰り返されているうちに、
必然的に、新たな商品やサービスが、
ふとした瞬間に降りてくる…芽生えてくるんだと思われます。
(芸術家みたいだけど、ホントにそういう感覚じゃないですかね)
相手にとって、潜在的に必要と感じていたモノを、
ソッと目の前に差し出せば、
ソレは、相手にとって驚きとなり、
そんな提案をしてくるアナタに、
相手は一目置かざるを得なくなります。
同時に、ソレを導入してみたくなる。
本格的な検討が相手の中で自動的に始まる。
だってアナタが、顧客の靴を履いてて、
「顧客ならコレ、絶対欲しがるだろうし、興味湧くよなあ…」ってモノを、
提示しているのですから。
ソレは、既存商品のアレンジでもいいし、
全く別のモノでも良い。
(全く別のモノであっても、欲しかったら既存商品も値上げに応じて!ってバーターどころを作るだけだから)
そうやって、新たな原資を無理なく増やしていければ、
労働者への賃上げも無理なく可能だし、
燃料費など別項目での値上げにも支払い対応ができるし、
さらに余剰分が生まれれば、経営者自身の報酬へと上積みもできる。
大変僭越ながら、
私の今までを定点観測くださってきた方々ならば、
言わんとしている実例を、いくつか思い当たる節があるのかなと思われます。
以前から言い続けている通り。
ホンモノが求められている時代です。
経営者よ、労働者よ、ビーアンビシャス!笑
(もちろん、私ももっと頑張らねば…汗)
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