案の定、こんな記事を見つけました。
日本人が出稼ぎに行く時代もそう遠くはないのかもしれないと。
でもね、たぶん今の若者たちは、
ほとんどが失敗や空気を恐れる草食時代であり、
かつて肉食だった諸先輩方も高齢者ないし片足突っ込んでる時代。
座して死を待つのが日本人の宿命なんじゃないですかね。
いい年こいて、本気で自分の海外拠点も作っとかないと…と、
改めて思った次第です。
海外なら同じ仕事で年収数倍に!? 「正直、もう日本では働きたくない」、オーストラリアがアツい理由
https://times.abema.tv/articles/-/10040647
この記事のヤフーコメント
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0dcda7d76312b02a8dbcb3778ee1957802b68eb
今回は、日本人の出稼ぎ視点ではなく、
裏返して、記事タイトル通り、
出稼ぎへ出たつもりで臨場感をもって想定してみると、
出稼ぎ外国人の気持ちが理解できるんじゃないかって感じたんですね。
日本語もろくに通じないオーストラリア。
誰が自分を助けてくれるんだろう。
かの地で誰一人頼れる人がいない状況下で、
必死にネットを繋げ、SNSなどを頼りに、
日本語で意思疎通の図れる、現地に暮らしている日本人と接点が持てたなら、
アナタはどうしますかね?
てか、どうなりますかね?
たぶん、その人の言うなりに動くしか選択肢がないですよね。
ブローカーの存在を嫌悪するアナタ。
もしかしたら、
ちゃんとした保護?のあるルートを探して様々確認してからじゃないと、
とてもじゃないけど安全安心確保がままならないと、
アレコレ調べまくって出稼ぎへ行こうとするのかもしれません。
ソコには間違いなく付加価値がありますが、
いわゆるオーストラリアへの日本人送り出し機関と言って良い手続き支援業者へ、
お金って支払いますか?
いやいや、
人権DDやサプライチェーンなどで言われているように、
出稼ぎ労働者から金をとるとは何事だ!って、支払うのを拒否しますか?
支払うにせよ、
いくらが適正価格だって思いますか?
日本政府は、少なくとも私の知る限り、
3600ドルだの2800ドルだの3500ドルが相場だのと、
何のガイドラインも設けてはいないハズです。
7000万(記事にあるように)稼げるんだから、
1000万くらい借金してでも支払って問題ないじゃないか…
そう思いますか?
…
出稼ぎへ行きました。
無事に生活を整え、働き始めました。
わからんなりに頑張ってしばらく働いてましたが、
ある日突然、そこのオーストラリアの経営者から、
オマエは使えん!クビだ!とっとと帰れ!
なんて、ほっぽり出されました…
どうする?
はたまた、
日本人のアナタは素晴らしい労働者だ!
ずっとウチで働いていて欲しい…
なに?途中帰国する?
ウチはエージェントに100万ものお金を支払ってるんだ…
英語を教えてもらったり、色んな手数料を支払って、
煩雑複雑な手続きをしてやったのに、
オマエは恩も義理も感じないのか?!
もっと給料の良い先へ転職したい…
だって、どのみち期間限定の出稼ぎ目的なんだから…
どのみち、オーストラリアに永住する気で来てないし…
家族も妻も、子供も日本にいる…
万が一、オーストラリアへ招聘できたとしても、
妻や子供、特に親は順応できるのか?
はたして自分は生涯オーストラリアで家族を養っていけるのか?
結果、
期間限定で働いて稼いだ後に、
日本へと帰国していく。
経営者は致し方なく、別の日本人を招聘にかかる…
ある程度の勝手がわかるまで、
どれだけ心細いか。
どれだけ不安か。
配属された先で、
怒鳴るような上司や同僚がいたら…
セクハラパワハラ当たり前の会社だったら…
箒(デッキブラシとかかな)で殴られたら…
給料計算も間違いだらけで、賃金不払いが発生する会社だったら?
ど田舎で、外出するにせよ、車もなければどこにも行けない…
食べたいものも、いつでも買いに行ける環境にない…
銀行振込だからといっても、月に一度くらいしか引き出しにも行けない…
そうだ、日本に残している家族を養うお金を国際送金しなくっちゃ…どこがいいんだろう…
どのみち、コミュニケーションが円滑に図れないと何にもデキナイ…
アナタは必至で英語を学びますか?
英検1級、トフル、トイック…報奨金などありますかね?
そもそも、どうやって学ぶのがベストなんでしょうね。
・・・
そういう苦労を、
自ら望んで味わうことを承知で、
切り拓いてやる!って根性のある日本人は、
はたしてどのくらいいるのでしょうか?
日本人を騙して荒稼ぎするヤクザな連中だって、
間違いなくたくさんいるでしょうね。
文句ひとつ言わない日本人なら、
よけいに食い物として、扱いやすいしチョロいもんです。
たぶんほとんどが泣き寝入りしてくれますからねえ。
叫ぶのがいても、しょせん、子犬のかわいい遠吠え程度でしょう。
ウダウダと思いつくままに書き連ねてみましたが、
そんな時代へと突き進んでいるのが、今の日本です。
カワイイアホな日本人の若者だったなら、
ろくに考えもせず飛んでって、
自力で苦労しながらも、
元気よく様々な壁を乗り越えていくのかもしれません。
でも少ないだろうな。
こんな国にした親を恨み、世間を恨み、政治家などの権力者を恨んで、
ひもじく貧しい生活をしてくのかな。
そんな日本人しか、雇用できない日本の中小企業は、
はたしてそもそもの事業自体、成り立つのかな。
私たちにできることは、まだまだたくさんあるんじゃないかと、
改めて思った今日頃ごろ。
頑張ろっと。
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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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