法律を知る。
それも、日本国内で入管法や労基法、
また技能実習法や特定技能法?(苦笑)など、
さらには、その分野ごと、業界ごと、職種ごとに定められている各種ルールや、
行政書士法、税法、ほか、アレもコレもソレも全部。笑
もっといえば、
受け入れる外国人労働者の母国側の様々な法律でさえも。
そして、生き物のように、知らぬ間に勝手に移り変わっていく法律が多い業界なので、
ココも相当なストレスになりますが、
押さえておかねば振り回される確率が高まるので、
留意すべきポイントです。
そう、これらも大事ですね。
また、それぞれの現場の現実を知る。
出稼ぎにきたがる外国人労働者側の様々な現実。
その国の現実。
言語の問題や文化、背景、宗教、教育水準、などなど。
そして、当然ながら、自社での受け入れ体制の是非。
特に受け入れた後で、外国人労働者であっても、
ちゃんと指導し使い物になるまで教育できるのかどうか。
定着化までキチンとできるのかどうか。
この辺りもちゃんとできていないと、
ダメなところです。
相手を知り、己を知らねば、
自身がもくろんでいるプランは現実化できませんから。
ココ、意外とできているようで、
まだまだ十分ではない場合も多く、
法律と含めて、
いったいどこまでが十分なのか、
明確な線引きもないのが、ツライところです。
でもね。
コレラはすべて、実は些細なことなんです。
もっと大事なことがある。
それは、
アナタの考え方や姿勢。
会社はもちろん、アナタ一個人の問題です。
つまり、
モノではなく、人として、全ての局面で、
付き合い寄り添えるかどうか。
逃げずに、ホカすことなく、
極端な話、どれだけコストがかかろうとも、
どれだけ手間暇がかかりめんどくさかろうとも、
どれだけの時間を費やさねばならなかったとしても、
抱えるトラブルを当事者意識をもって、
当事者責任を理解して、
向き合い続けられるかどうか。
前述のような法や現実がこれでもかとある中で、
ちゃんと踏まえて乗り越えていく覚悟があるかどうか。
専門用語で言えば、マインドセットとかいうらしいですが、
要は心構えです。
何度も言い続けている、取り組む際の考え方や姿勢の問題です。
この根っこがちゃんとしていないと、
どこかで明後日の方へ行ってしまいます。
また、相当に全てのことから、振り回されます。
根っこを定めるためには、
自分の中での最優先かつ最深部の判断基準を定めるコトです。
つまり、本質的に深い部分で、
『誰の為に』『何の為に』取り組んでいるのかという理由。
例えば、私は、
『笑顔で感謝があふれる社会』のために、
様々な活動を繰り広げています。
モノではなく、人を扱う事業では、
また、海外からの出稼ぎ外国人労働者を相手にする事業では、
この「確固たる方向性」をちゃんと定めて、
ブレることなく取り組み続けるコトが、
本当にホントウに、とっても大切なコトになります。
労働者確保とか、人手不足とか、
入り口やキッカケは何でも構わないのですが、
行き着いた先にあるものが、コレです。
失敗を繰り返し、反省を掘り下げ、
どうあるべきかを考え続けた結果、
どうにもこうにも、ココに行き着きます。
メディアで取り上げられる失踪や法令違反などは、
この根っこが腐っているか、軽視していて上っ面ですか物事を考えていないから、
あぁなるんです。
わかっていながら、過失を繰り返すのは、
単なる怠慢なだけ。
いろんな情報に一喜一憂するのは、構いません。
お得な情報を見つけたとか、
都合の良い業者や人財を見つけたとか、
なんでもいいのですが、
振り回されたくなかったならば、
自分の心の声に素直に従うことです。
(先日、心のコンパスとかも言いましたね)
この根っこをちゃんと自社なりに自分なりに、
深いところで定めて、
取り組むことが絶対的に必要です。
上っ面で乗り越え続けられるものではないってことです。
局面局面で違う判断基準で動いていたら、
相手は見透かして、アナタは軽んじて見られるってことです。
逆を言えば、
この根っこがちゃんと定まってさえいれば、
誰の為に、何の為に、
今もこれからの為にも、すべきこと、やるべきこと、
全てが一つ一つ勝手に下りてきますし。
ケアすべき点も自分の目で見つけやすくなります。
いろんな言葉で言い続けていますが、
全てはココにあって、ココに帰ってきます。
もしかしたら、たぶん、自分なりに幸せな人生を送りたいのならば、
ココと向き合い、自分なりに後悔しない生き方、かかわり方、仕事の仕方を定めている人が、
日々の生活まで含めて、幸せな日々を送れるのかもしれません。
周りの些事に振り回されることなく。
ちなみに、いろんな視点から業界のことを発信している方々はいらっしゃるけど、
たぶん、まともな発信をされている方々は、
イチイチ、こんなことを言語化して言わないだけで、
自分の信念にキチンとコミットしているからこそ、
ブレずに発信し続けていられるのではないかと。
逆を言えば、
ココが定まっていない人こそ、
発信していようがいまいが、
セミナーで何を言っていようが、
時と場合と状況によって、
言うコトが変わり、
他人様から遅かれ早かれ見透かされ、
いつまでたっても、目先の利益しか追えない人なのでしょうね。
口がうまい人、
損得勘定が得意な人、
駆け引きや交渉が上手な人、
色々な方がいらっしゃいますが、
たとえ大儲けできたとしても、
それはとてもストレスフルで、
お金で人を切り捨てたり、
自分だけの損得で答えを出したり、
決して精神的にはとても豊かとは思えない日々を過ごしているのではないかと。
金持ちには金持ちの悩みがあるってことでしょうか。
ちなみに、私はまったく金持ちになることを目的としていないので、
逆に周りの方々に心配され、怒られてしまうくらいですが、
前述のような心持ちでお金をいただく術は、
たとえやり方がわかっていたとしても続かないことはわかっているつもりだし、
無理やり続けても、したくもない後始末が増えるばかりで、
もうさんざん嫌気がさしていて、
どうにもできなくなっちゃってるんですよね。汗
お金なんかいらない。
(いや、実際は必要ですよ、生きていく為には。)
結果、お金が後からついてきてくれたらラッキー。笑
そのくらいがちょうどいいのが、この業界ではないかと。
そう、昔、言ってましたね。
9割ボランティア、1割ビジネスくらいの腹積もりで、
ちょうど良いと。苦笑
モノを作って売ることには、
コレもまた深く大変な努力や結果を出さねばならないのでしょうけれど、
人、それも外国人を扱うお仕事ってのは、
こんなところが、ひとつ、行き着く結論だと思います。
苦労した人であればあるほど、伝わる。
失敗を繰り返し、うんざりしている人ほど、理解していただける。
でも、参入してきたばかりの業者や、
受入れ初心者の企業やその担当者には、
なんのことやらと、チンプンカンプンなのでしょうね。苦笑
深みがなければ、味わい深くもないのに。
インスタントでイージーな考えで十分としている方には、
大変厳しい現実が待っている業界なんだけど、
自分で痛い目をしなきゃわからない。
いや、痛い目をしても、他責志向だと、未来永劫わからない。苦笑
結果、解決策は、どれだけ講じても、上っ面にバンソーコーを張るだけだから、
何の解決にもならない。
フツー、経営者=人を使ってきた人であれば、
多少なりとも苦労してきているから、
わかりそうなものだと思いたいのですが、
そういうご立派な方々であっても、
わからない方が多いので、
本当に難儀で罪作りな業界です。
少しでも、届いたらなぁ。
頭の片隅にでも、残ったらなぁと。
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