サイトアイコン PRE-STAGE(win4all and then…)

この業界のビフォーアフターを考えたらゾッとしたこと…そりゃトラブル増えますよね💦

みなさん、あえて意識していないと思いますが、
ふとした機会に、本当に考えてしまうことがありました。

「今」と比べて、
2017年11月以前は、なんて楽だったんだろうと。苦笑
ご経験の長い方は、思い起こしてみてください。

2017年11月1日、技能実習新法がスタート。
2019年4月1日、特定技能がスタート。
2020年7月下旬、レジトラスタート。

これらの懸念や調べをまったくする必要のなかった、
2015年以前でしょうか。
(技能実習新法は、約一年近く、施行までに時間をかけましたからね)

ただただ、3年をクルクルと回すだけ。
当然、それ以上の選択肢自体がない。
今ほど3年可能な職種作業も増えていない。
介護もなければ、グランドハンドリング、自動車整備、調理加工、漬物、施設給食、
ビルクリーニングも、リネンサプライも、宿泊もなかった。

機構の監査もこれだけ頻繁?にはなかった。

各お役所機関からの情報発信も、これだけたくさんなかった。

今では、3年修了を前にして、
3号移行、特定技能移行、
はたまた延長滞在特例の特定活動などの選択肢の説明と対応とケアがある。

単純に2号での3年目、2回目の検定もまた、
手続きや検定対策指導や立ち合いも増えた業務の一つ。

今年は、帰国できない子たちへの輪をかけたケアも必要であり、
必然的に接触頻度が高まる。
受入先への様々な説明と、判断を仰ぐための訪問も同様。

イチイチ細かくは書きませんが、
本当に多くの手続きや書類作成、手配、説明、理解、説得、
それでも悪質ブローカーに踊らされて好き勝手言いだす実習生たち。
妊娠騒ぎも確率が高まる。

レジトラ入国するだけでも、送り出し国側とアレコレと手続き、手配、確認、などなど、
入国後の14日間隔離、公共交通移動、メンタルケア、
入国後法定講習手配と調整…

まったく、振り返ってみれば、
3年前とは比較にならないほどの各種業務が増大しています。

ある意味、その分、粗利が増える選択肢も増えたのですが、
はたして、帳尻を合わせられるプラスに転換できているのかどうか。

メディアはこの業界そのものが悪質であるかのような風潮で、
面白おかしく恐怖をあおり、マイナス面を誇張した報道をします。

みなさん、言われてみれば…でしょうけど、
だからこそ、特に現場を数多く抱える担当者レベルでは、
一社一社、一人一人、十二分なケアができているのかどうか。

3年前までも、様々なトラブルがあり、
上手にマネジメントできていない先もあり、
不幸の量産になる先、今で言えばある意味残念なクラスター先があることが問題であったがために、
新法や機構が設立されました。

今では、3年前とは比較にならないくらいに、
トラブルは相当な場面で勃発していることでしょう。
メディアの口の端に上るのなんて、相当な氷山の一角でしかない。

私の周りには、マトモな方(表現が不適切化も入れませんが。汗)しかいないので、
直接的には縁遠いのですが、
今の時代、語弊や誤解を恐れずに書くと、
それ相当なモラルやスキル、人間力、信念を持ち合わせた人でなければ、
私の言う「マトモ」な人にすら成れない業界なのかもしれません。

いわゆる、フツーのことがフツーにできない。
周りも見えていなければ、
そもそも自分の足元すら見えていない。

こうなったらこういう事態になるというような、
想像力自体も、自身の経験や膨大な知見があってこそ、
翼を広げられる。
(風が吹けば桶屋が死ぬ…事態にもなりかねないってヤツです)

技能実習新法が、その実態がなんなのか。
特定技能が、その現実がなんなのか。
他にも技人国や留学生、インターンシップ、ワーホリ、身分系などなど、
ナナメやヨコ、はたまた時系列的な前後のシフトチェンジまで含めた、
「点」ではなく「線」という問題。
平たい言い方をすれば、ある意味その外国人労働者の「キャリアアップ」という道筋かもしれない。

もっと言えば、
介護や建設をはじめとして、その業界固有のキャリアアップの道筋もある。

先ほど伝えた、レベルの高い「マトモ」な人で、
さらにプロ同士が掛け合わせてケミストリーを起こせて、
初めて、「フツー」のことが総合的、俯瞰的に成し遂げられるのではとさえ思う。
というか、それ以外、私の頭では必要十分にケアできそうな可能性すら、
その具体的な選択肢すら、想像がつかない。

相変わらず、言葉や表現がうまいこと言えずに不適切で、
気分を害する方には大変申し訳ありませんが、

定点観測をし続けてきていると、
今までの歩みを振り返ってみれば、
なんだか立ち眩みを起こしそうなくらい、
考えるべきことと、それに対処せねばならないことが増えている。

この業界で誰に後ろ指をさされることなく続けていけるためには、
2017年以前と同じことの繰り返しをしているだけで、
乗り越えられるとは、到底思えない。

そして、
それらを乗り越えてきていらっしゃる方々は、
間違いなくたくさんいる。

今年はコロナショックがあり、3月~6月くらいまでは、
皆が思考停止かつ行動停止していましたが、
この半年近く、レジトラがスタートしてからは特に、
現場の方々は相当に多忙な日々をお過ごしかと思われます。

それでも、自分のためではなく、
目の前にいる相手のために、
日々、膨大な作業をこなしながら、
アレコレとキャッチアップに余念がありません。

心配なのは、思い入れに腹をくくり切れてはいない若手にとっては特に、
ブラック業界とみられてしまうこと。

ブラックになることなく立ち回ることも可能なのに、
若手だからこそ、立ち回り方が分からず、
二度手間三度手間、
センパイたちや組織全体まで巻き込んでの相当なトラブルを巻き起こし、
そういうときだけ、教えてもらってないとか、そうなるとは思いもしなかったとか、
自分がソコまでせねばならないのかなど、
結果、必然的にブラック実態へとなっていく。

ジョブ型雇用で言うならば、
8時間以内に、任されている業務をこなすことで、
給料が発生しているのであれば、
自身で業務をこなせない以上、自分はこの業界に、この組織に向いてはいないと、
退職していく。

話がそれましたが、
そんな若手のケアまで、先輩や上司の業務量は増えていきます。

当然ですが、新人をほったらかして、丸投げしているならば、
それは新人のせいではなく、丸投げした側の責任です。
下手をすれば、丸投げした側がパワハラと訴えられます。汗

外のトラブルで手に余るのに、
中でトラブルまで起こしていたら、
本当にメンタルも体力も崩壊します。

これだけの人的リソースに依存される業界も、
またなかなかないと思いますが、
だからこそ、人それぞれに、個々人のレベルアップが、
2017年以前とは比べ物にならないほど、
求められています。

大きな組織で歯車の一つになって、
ビジネスライクに役割分担されていれば、
こういうストレスはあまり感じずに済むかもしれませんが、
たぶん、属人的だからこそ成り立つ様々なグリップ力は、
ヤリガイやIkigaiにも直結してくるので、
なにより、自身のレベルアップが楽しい人生を歩ませられるので、
誰のせいでもなく、自分のためにこそ、
積極果敢に楽しい関係性に身を投じて、
無理のないレベルアップが望ましいと思っています。

「マトモ」な人になって、「フツー」のことが、
普通にできる人になりたいものです。

たとえ、世の中がどう移ろい変わっていったとしても。

————————————————————–

本ブログサイトにご興味ご関心のある方は、
以下、ご確認ください。

①初めての方へ
②『NEXT STAGE』
③フロー(flow)
★無料メルマガ
リリース

————————————————————–

モバイルバージョンを終了