まず初めに言っておきたいのは、どちらが良い悪いではない。
『孤高のプロ』
私が主に取り組んでいる解体新書企画でも同じ。
巷にある無料のグループ内でも同じ。
心あるレベルの高い人は、
素直な質問に対して、一刀両断する場合がほとんど。
理想像に対して気持ちも強いので、
相手が気づいていないことや、
知らないであろうことに対して、
丁寧に教えてくれる場合は多い。
言われる側は、
確かにご指摘はありがたい…
だけど、その指摘を自身に置き換えていざ自分が実行しようと考えた場合、
上手いこと実現していくことが難しい。
(若輩であればあるほど、実際にどうすれば良いのかわからない)
フツーに言われて当たり前のことを、実行できる人は、
実はそれほど多くはない。
同時に、白線の外側へ、ハミ出てしまうこと自体が大問題だというレベルの高いプロは、
それすら許されることはない世界で生きてきたこともあってか、
そういう方々を極端に嫌う。
つまりは、自分と同じレベルを暗に相手にも求めてやまない。
少なからず、そのレベルを追い求めることこそが、
誰にとっても正しくあるべき姿だと信じてやまない確固たる信念があるから。
線引きがしっかりしてる分、
答えはいつだって明白。
厳しいくらいな返答だけど、
優しくないわけじゃない。
自分に厳しい分、相手にも同じ以上の厳しさを求めるのがフツーだと思っている節もある。
(諭し方の表現自体は、そこまでキツイことは言わないですけどね。苦笑)
大企業向け。
高度なステージ向け。
ちょっとでもグレーを歩かなきゃビジネス的にも成立させられないレベルの方々とは、
お付き合いができずに、同じレベルの方でないと近づきたくもない方々。
その代わり、大企業相手であっても、
その大企業に言うことを聞かせられるだけの実力をふるい、
大企業レベルですら「網羅的」に、特に法令違反を許さない。
更には、そこに関わる一人一人のケアも忘れず、取りこぼさない。
何なら、受入先までのレールを一貫してハンドリングできるよう、
送り出し国に自前の送り出し機関までカスタマイズして組み上げる。
来日してくる技能実習生たちも、ピンキリで言うピンのレベルしか招聘しないし、させない。
『遊び心のあるプロ』
あえて、こういう表現をしてみましたが、
分かりやすく比較してみれば、
『孤高のプロ』とは、
重きを置き、目指しているステージが少し違う。
その分、現実的な余幅も違う。
選びに選んだ精鋭だけしか、
孤高のレベルについてこれる一定以上の人しか、
結果的に相手にしないのではなく、
誰もが一定以上ではないし、
そこを求められる組織ばかりではないので、
いわゆる弱者にも手を差し伸べて、リスクすら共に背負い、
皆を引き上げていくタイプ。
理想のあるべき姿は承知しているうえで、
現実を考えれば、特に「この業界での大学卒業レベル」に、
誰もがいきなり成れるわけではない現実を重々承知しているからこそ、
寄り添い助けて共に歩くことに重きを置いているからこそ、
相手の状況に応じては、たまに白線をハミ出してしまう場合もあることを知っている。
くれぐれも誤解のないように書いておくと、
必ずグレーゾーンの美味しいところで稼ごうとしているワケじゃない。
自分たちが寄り添うべき相手が、不慣れな受け入れ先であったり、
ピンキリで言うピンの技能実習生たちばかりじゃない現実も踏まえて、
クリティカルな危険を避けるためならば、
平気で白線を一時的には超えてしまうことすらいとわない方々。
かといって、そのプロの方々なりに、
何があっても踏み越えてはいけない一線は間違いなくあまた存在する。
分かりやすく言えば、例えば、
寮の部屋には、火災警報器が、消火器が設置されていなければならないが、
それを、『孤高のプロ』は、声高らかに守らなきゃ当然ダメだと強く指導する。
『遊び心のあるプロ』は、中小企業にはストレスが強いと思うと、
「監査報告に嘘は書けないので不備があるし、指導していると記載させていただきますので、ご容赦くださいね」と説明し、
実際には、実地調査が来て、お役所から指導されたら改善報告を上げねばならないので、
そのようにしてください。
我々には、強制力はないので…などの指導になる。
もしくは、管轄先の温度差にもよりますが、
口頭では指摘し、注意喚起を促しますが、
こういう些事については、監査報告自体にも細かいことは書かず、
それこそお役所調査時に指摘された場合、きちんと対処すればよいと、
強く後追い指導はしない先すらある。
遊び心というか、余幅がある分、許容範囲が広いけど、
その分、細かい部分まで詰めるだけ詰めると、脇が甘い場合も否めない。
良い意味で人間味もあるけど、
リスクも内包する。
中小企業向け。
リスクさえ共に背負って進む熱い系。
あえて書きますが、
悪質ブローカーとの違いは、許せる部分と許せない部分の線引きが、
きちんとしているかどうか。
そこに、俯瞰的に人の涙を流させないようなプライドを持ち合わせているかどうか。
法律は知っている。
上手いこと整理整頓して立ち回ってきた経験もある。
クリティカルな事態には陥らせてこなかった自負がある。
小学生すら卒業もままならない子たちのようなレベルであっても、
ちゃんと最後まで面倒を見て、
彼らのレベルで大きな成長につながる指導をしてきている。
受入側へも、一つ一つの階段を着実に上手に登らせていく。
私には、どちらが優れているとは言えない。
リスクを考えれば、全者が良いに決まっている。
だけど、
できないレベルを、いかにしてできるレベルにもっていくために、
リスクすら承知で共に背負って歩く方々もを否定するほど、
私は偉くも何でもない。
地方にそんなレベルの特に受入先がたくさんあるとは思えないし、
それこそ法で定められているように、
新規参入を歯止める権限など、誰にもない。
孤高のプロだって、さんざん手痛い失敗も繰り返してきて、
今があるのも事実なので、
そういう屍を別の後輩たちが踏みしめて前進している行為自体を、
全否定できるとも思えない。
結局は、求めるプロがどちらの種類かだけの話。
自分の成りたいプロ像が、どちら側であるかの話。
先日少しだけ書いた、若手を育てることに楽しみを見出そうとしている今の私には、
このプロジェクトについては、
後者の方々に、様々なご協力を仰いでみようと思っています。
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