「製造業における特定技能外国人材受入れ事例」から、知恵や工夫を盗む

受入企業向け

盗んでほしいから書いてあるし、公表されてるんだから、
活用しなきゃソンソン。笑

製造業における特定技能外国人材受入れ事例
https://www.sswm.go.jp/assets/img/top/ukeire_jirei.pdf

ご存知ですか?
特定技能の経産省3分野→統一1分野の好事例集は、
時折更改されてるいことを。

知恵と工夫を列挙してみましょう。

社内での日本語指導・学習支援は、主に人事部で担当しているが、時々現場の鍛造管理者・指導者も交えるようにしている。
当初はテキストベースだったが、現在は会話ベースの実践的な内容へシフトし、プライベートと現場の双方のシチュエーションで使える表現を中心に教えている。
・社外では、当社のOBが日本語ボランティアとして活動している東海市国際交流協会主催の日本語教室を利用したり、お祭りにも参加したりしている。
お祭りでは、母国の名産品についてのプレゼンテーション等も行っている。
・社内(鍛造工場)でも、毎年1回お祭りがある。技能実習生・特定技能に加え、工場の日本人従業員とその家族等も参加する。自国のスポーツを子どもたちに教えたり、自国の歌を披露したりする等、交流が生まれている。

・現時点ではリーダー的な役割にはついていないが、処遇は日本人と同じにしているため、将来的にはリーダーとして働いてほしいと考えている。
・特定技能外国人材は、日本人と同じ賃金テーブルで処遇しており、制御盤組立の作業能力の計測結果に基づいて評価している。
評価基準には日本語能力は含めず、技術に基づき公平に評価し、技能・業績に応じて昇給も行っている
・寮ではなく、アパートに住んでいる。ごみ出しや自転車の乗り方など、地域社会のルールなどを指導したほか、近所の人に会った際には、必ず挨拶をするよう指導している。
・日本語の習得については強制していないが、特定技能外国人材自身で、地域の日本語学校を探して通学したり、インターネットで勉強しており、日本語検定のN2を取得している。
また、欲しい教材がある場合は会社で購入する旨は伝えている。

・技能実習からの移行のため特別な支援をせずとも業務に支障はないが、日本人と同等の責任感をもって仕事に励むよう指導している。
積極的に地域活動に参加している。出入国在留管理局にも相談し、日本で初めて特定技能外国人での尼崎市消防団に入団した。地域の防災訓練や非常事態宣言時の広報・啓発活動を行っている。
・新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言発令中は、消防車で行っている広報活動の声は弊社の特定技能外国人のアナウンスであり、地域での評判も良く、貢献が大きい。

・・・

冒頭の3社だけピックアップしてみました。
お分かりですかねー、支援10項目について、
個別具体的に掘り下げて、実践している内容ばかり。

役所も役人もバカじゃない。
教科書通りに進めるのが、一番実が多くなるよう、
設計されていると、素直に受け止められるかどうか。

この資料の活用方法としたら、
各社がどの程度、個別具体的に寄り添っているのかを知るコトだと思います。

同時に、
特定技能所属機関である受入先に、
ちゃんと伝えることですね。

届くよう、響くよう…。

最近の役所公開の資料は、有効活用できるものが増えています。

見せ方、響かせ方、届け方。

あの手この手で工夫されてる。

ナゼか?

役人側もまた、行政コストを減らすためには、
業界人の効果的な教育が大事だと理解しているからに他ならないと思います。

性格にもよりますが、
騙されたと思って、
現場を知らない役人が作るものなど価値がないと決めつけるステレオタイプの停止思考とは決別して、
使えるものは、何でも使う。

特に役所の実地検査などでは、
正に役所のガイダンス資料を有効活用しているとするだけでも、
だいぶ検査の姿勢も変わる。苦笑

当然、役所の恣意的コントロールにもっていこうとする、
一部加筆修正された情報だとしても、
ソコに行政側の意向や意思が介在しているのならば、
ソコから読み取れるテイストもまた、
キャッチアップしておきたいところではないかと。

リテラシーがあれば、
一つの資料からも、色んな視点から、感じ取れる情報が増える。

話を元に戻すと、
要はどこも受入成功している先では、
メンドクサイことを、
キチンと細かく、自発的能動的に、
取り組んでいるってこと。

成功していない先は、
どこかに丸投げして、
誰かのせいにして、
いつまでも同じことを繰り返し続けているってこと。

それだけの事なんですけどね。

な~んも難しいことではない。

相手とコミュニケーションを図って、
相手の不平不満を聞き、
雇用側の目的、目指す未来を伝え理解許容してもらい、
互いのアウフヘーベンを見つけ出すだけ。

相手に協力を求めるならば、
雇用側も労働者側も、先にギブすることが大事だってこと。

それだけのことなんですけどね。

全部、当たり前のこと。

だから、愚直に失敗を繰り返しながらも、
積み上げ、自社なりの文化≒ルール≒流れをつくること。

ヒントとして伝わるといいな。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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