改善命令より許可取り消し処分じゃないかなあ…悪質にも基準があるのか?

受入企業向け

先月に続き、1団体と11社程度の処分。
以前のように、3,4団体とか20社近くとかいかずに半減してきているのは、
少しは落ち着いてきているモノなのか。

それともコロナ禍が明けつつある中、
今後の取り締まりも実働再開され、
また増えていくものなのか。

後者だろうなあ。苦笑

行政処分が出続けるのも大事なコトです。
私などはもはや飽き飽きしてきてますが、
イイカゲンにやってるとこういう目に合うって、
何度も言い聞かせるためにも、続けていこうと思います。
  
令和4年4月28日(木)
技能実習法に基づく行政処分等を行いました
 

 

 
改善命令を行った監理団体 
  
協同組合バーワークス(代表理事 鈴木 智也) 

処分理由:
3月に1回以上の頻度で監査を適切に実施していなかった
監査の終了後遅滞なく、監査報告書を作成・提出していなかった
さらにソレを外国人技能実習機構から複数回にわたり指導を受けたにもかかわらず、同様の違反を繰り返した
  

法的根拠:技能実習法第 36 条第 1 項
第 36 条第 1 項
主務大臣は、監理団体が、この法律その他出入国若しくは労働に関する法律又はこれらに基づく命令の規定に違反した場合において、監理事業の適正な運営を確保するために必要があると認めるときは、当該監理団体に対し、期限を定めて、その監理事業の運営を改善するために必要な措置をとるべきことを命ずることができる。

 
改善命令の「改善」が進んでる。
前回に続き、より具体的な指導ポイントを明記してくれるようになりました。
行政と言えど、走りながら変わっていく。
下々の我々と同様に。

しかし…ナゼ、こんなイイカゲンなコトができるのか、意味不。
住所で調べてみると、ある鉄筋屋さんが出てきます。
誰かに住所を借してるだけなのか、
それとも誰かにやらせてたのか…

ナゼ、再三の指導に従わなかったのか。 
誰かにやらされてて、能力もなく、十分に対応できなかったのか。
テキトーに対応していて、再三の指導でやっと事の重大さがわかってきて、
必死に頑張ったけど、時すでに遅し…だったのか。
でも、頑張ってる姿勢があったから、
この「改善命令」で済んでいるのか。

悪質そのものと言っていいと思われますので、
一気に許可取り消し処分に至っても…と感じたんですが、
最後のチャンスを与えられるには、理由があるのかなと。

それともこういった行為は、
まだ「一発クリティカル」な範疇には役所内でも入っていないのか。

それとも、もうすでに色んな意味で終わってて、何も機能していなくて、
行政的にもわかっちゃいても、
改善命令→許可取り消しの手順を踏んでるだけなのか。

改善の余地があると踏んだからこその、改善命令であると思いたいところですが、
細かな内規に応じてって感じなのかな。
結局のところ、役所はそこに行き着くんですから。

…以上、全て私の妄想で、真相はわかりません。苦笑

ただ、アホな経営者は、安易に儲かりそうだからとカネ出して、
事務所の中から、わかってもないのに口しか出さないので、
職員がヤル気が無くなり、辞めて誰もいなくなったのか、
しがみついて無意味な業務を不平不満だらけでグダグダやってるだけなのか…
処分までされるような先は、
そういう残念アルアルが多いのかなと感じてます。

現実は、もっと複雑怪奇だろうし、
それなりのステップをいくつも踏んでるのでしょうけど、
それでも、結果があまりにもお粗末なのは、
すべからく経営者の責任です。
ちなみに、こういう経営者に付き従い続ける職員にもまた、
同情はないかな。

付き合う人そのものを選ぶ責任は、
誰にでもある
ものですね。

 
明日はいつも通り、実習実施者を深掘りしてみます。

追伸、
こういう時、許可を出した役所側に責任があると言い出す方がいますが、
役所は公平平等に、ルールに従い、好き嫌いなく許可の是非を判断してますので、
正確には、役所の職員に責任をかぶせるのは筋違い。
そういったルールで許可を出す仕組みそのものを追求すべきです。
更に言えば、法社会の限界を突いても、ろくに改善はないし、間に合わない場合が多いので、
結果、自己防衛以外の手段は見いだせないと思われます。

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こういったセミナーから、生き残りの手段を学んでおいてください。
2極化の進み具合は、決してアナタのペースに合わせてはくれませんから。
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