ベトナムが非指定国入りした場合、現場はどうなるのか…

受入企業向け

先々週には「ミャンマー」、「ネパール」、「モンゴル」が、
先週には「インドネシア」が…

はてさて、「ベトナム」はどうなってしまうのか?!
(スリランカもパキスタンもあるけどね)

この「指定国」→「非指定国」移動については、
何日も前にアナウンスしてはくれません。

よって、
特に「3日間の検疫所指定先隔離」をアテにした隔離スケジュールを組んでいる方々は、
強制的に段取り変更を求められます。

ホテルが取れない問題が「寝耳に水で勃発」するワケですね。

 
厚労省は最初から「原則7日間隔離」を求めています

ただ、「厳しすぎるぞ!」って騒ぐ方々にも配慮して、

「指定国(感染がひどい国)」と「非指定国(落ち着いてる?国)」、
「ワクチン三回接種」と「非接種」、

大きくはこの2つの線引きを定めて、
緩和レールの選択肢を用意してくれたワケです。

振り回されるのが嫌で、
もっとコストのかかる事態を避けるため、
入国後の感染対応はウンザリだとしている先では、
最初から、全入国者を7日間隔離しているところもあります。
そういった先では、だいぶ振り回されずに済むことでしょう。

 
個々に背景や諸事情もありますので、
7日間隔離を選択していない先もたくさんあります。

その方々が判断すべき選択肢は3つ。

1、国指定先とは別口の隔離先を確保
2、確保できないから、急遽すべて先送り
3、確保できてないけど突っ走りながら最悪は行き当たりばったりで考える。

ほぼほぼ、知恵を絞り、工夫を凝らして、
1を成立させる以外の選択肢は難しいのでしょうね。

2の選択は、
段取り変更が面倒すぎるし、
そのためのコストもかかるのでしょうし、
予定が変わる対応を迫るのは、送り出しも実習生も堪えられないんじゃないかな。

3…コレ、また残念組がいるように感じます。

 
こんな状態で、この後、ベトナムが非指定国入りした場合・・・
間違いなく、3が増えるんじゃないかな。

なので、
その際のリスクについてシミュレーションしてみます。

私がイチバン伝えたいのは、
致し方ないんだから3で進めろと現場へ指示する側の方々と、
実際に現場で指示通りに対応する側の方々と、
その軋轢が後々尾を引くクリティカルダメージへと繋がっていきます。
(いや、その判断からして、現場へ丸投げかな…情けない経営者の下で働く職員さんは残念です😢)

どれだけコストがかかるかしらんけど、
現場の俺たち私たちは、感染してもいいのかと。

出迎え、隔離先でのお世話、
集合講習先でクラスターが起きた場合、
対応するのは俺たちなんだけど…。

もちろん、オミクロン株の場合、
感染しても重症化リスクは少ない。
仕事柄、実習生のため、受入先のためと、
自分が万が一は犠牲になればと優しい監理団体職員もいると思いますが、
その家族は、どう思うのでしょう。
(厚労省はデルタ株の場合は、この限りではないと但し書きも記載してあります)

キリがないので、GOするって決断も、
理解や許容が可能かどうかは、職員次第。

また、協力してくれる流れになったとしても、
ルールとして定められている行為を逸脱するってコトは、
また別のストレスであり、新たなリスクを抱えることに他ならない。

 
だから、皆さん、1や2になってるんだけど、
その1や2を成立させられるチカラがない経営側は、
正にリトマス試験紙として、浮き彫りになって、迫られます。

少なくとも、現場で従事している方々の心は、経営側から離れていくことでしょう。

=離職も増え、結局困るのは経営側ってコトです。

 
つまり、
「誰」のために…「誰」に顔向けてお仕事してるんですか?
事業に取り組んでるんですか?
 
って問いに立ち返るんですよね。

受入側ももちろんのコトです。

 
コレ、何もこの水際の件に限りません。
今の時代、ことごとく経営判断を迫られます。

全て同じ、経営者がどんなつもりで自分たちに接しているのかが、
指示を受ける側には伝わってきます。

どれだけ着飾っても、
どれだけ口がうまくても、
どれだけ過去に実績があっても、

今の等身大の経営者が浮き彫りになるんです。

わかっていたことですので、
自身の成長を加速させて“間に合わせられた”経営者の下では、
職員はストレスなく目の前の業務に邁進できることでしょう。

アナタの先では、いかがですか?

追伸、
正にどんな送り出し機関とお付き合いしているのか。
その担当者とどれだけのキャッチボールと協力体制で対応できるのか。
こういった面も、同時に炙り出されます。

 
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