技能実習生に関わる監理団体や受入企業が、どれだけの割合で悪質先なのかを数字で紹介してみる…

受入企業向け

現在、私、複業講座の一環も兼ねて、
久しぶりに「出版」を作成中。

2年前は面白がってトライしてみていましたが、
今回は、かなり力を入れて準備中です。

そんな中、色々調べていて、
ブログネタには、ちょうど良いかなと。。。

巷では、この業界の7割が法令違反先だという…

そんな情報操作を信じている方々がほとんどだと思いますが、
メディアが注目を集められないからと、
ちゃんと伝えていない数字を、改めてご紹介してみますね。

まずは、外国人技能実習機構が公表している、
この数字をご確認ください。
https://www.otit.go.jp/files/user/docs/200930-2.pdf

詳しくは↑の資料、P23~26までのA4、4枚にまとまっています。

『技能実習法違反が認められた実習実施者及び監理団体』について、

実習実施者 4,922(2,752)(違反割合 32.9%(34.9%))
監理団体  1,331(1,417)(違反割合 43.1%(57.1%))
計     6,253(4,169)(違反割合 34.6%(40.2%))

*()内は確か昨年度数字であり、全項目で減っています
 法で罰則も定めて、機構が摘発に頑張っている効果が表れているってことですね。

と出ていますね。

であれば、7割って、どこから出てきた数字なの?!

もしかして、7割がマトモな先ってこと?

コレをどう見るかにもよりますが、
もしかすると、本当に7割はマトモな先なのかもしれません。

そのためには、
もう一段階、深堀ってみましょうか。

違反とは、何の違反であったのか?

実習実施者の違反
1位、帳簿書類の作成・備付けの不備(28.3%) 

監理団体の違反
1位、帳簿書類の作成・備付け、届出等が不適切 (42.9%)

お分かりの方も多いと思われますが、
お役人の諸都合で、実地検査したならば、何かしらのお土産を置いてかせてもらわないと、
彼らもお仕事をしたという評価にならないので、
決まって、特だってないところには、帳票類関係の重箱の隅をつついていきます。

むしろ、その現実を知っていればこそ、
監理団体も実習実施者も、手土産分をワザと残しておくところもあります。

コレらを法令違反ではないとまでは言いません。
むしろ、残すべき書面を残しておかないコトは、問題でもあります。

ですが、ほぼほぼ大勢に大きな影響を及ぼす部分ではありません。
また、公明正大に正しく評価するうえでも、
違反項目は重複している場合もあるので、
この指摘だけされた先ばかりの数字ではありません。

ただし、そもそもの実地検査自体、
労働関連法違反先、何らかのリーク先を中心に回っていて、
違反がありそうな先を優先して回っているという前提もあります。
一部であり、全地域、全タイミングではないと思いますが、
入管や労基のキャンペーンに連動して実地検査も動くケースはよくありますよね。
不法就労撲滅キャンペーン、長時間労働是正キャンペーンなどなど。

もちろん、見る角度、切る切り口によれば、
数字など、どうとでもコントロールできるのは、
ご紹介した2,3の視点を考えてみるだけでも、
ご覧の方々も、お分かりいただけるかと。

私自身、この業界のスミッチョにヒッソリと居させていただいているから、
個人的に、肩を持ちたい気持ちがあるのも事実でしょうけど、
少なからず、私の周りに居てくださる方々は、
7割も残念な方々ばかりじゃないし、
残り3割の方々だけしか、集ってくださっているとも思えない。

残念なヤカラは、どこにだっているので、
この業界にも、潜んで暗躍しているクソヤロウ共(失礼)がいる現実は否めませんが、
その大半が、悪質ブローカーの巣窟だと色メガネでレッテルを貼られているのも、
気分が悪いし、どうも納得がいかない。

注目を集めてなんぼの、
面白おかしい文春砲的メディアニュースに惑わされることなく、
リテラシーを鍛えておきましょうね。

追伸、
むしろ、特定技能のほうが心配です。
有象無象が、くんずほぐれつ。
法も知識も何もない連中が、自称マトモな自分ルールだけで好き勝手。

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ただいま、こんなことやってます!笑
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