宮迫、田村の吉本興業の問題と外国人就労支援業界の闇とかぶる…

外国人技能実習制度

経営陣が、昔の価値観のままいるから、このトラブルを招いたと思う。
現場一線で肌感覚を磨いているほうが、判断は間違っていないことの好事例。

経営陣は、おそらくは彼らなりに、会社の損失を最小限にしたかったんだと思う。
そこに、現場のスタッフ(ココで言う芸人)の意見は、
組織と経営の理屈から、自分たちの判断が正しく、
経営トップとしての矜持もあったのであろうと。

コレって、この業界にいる方々にすれば、
衰退を余儀なくされた某監理団体と被ると、容易に想像に至りませんか?

例えば、
今までこのやり方で経営に大打撃を与えるほどのトラブルにはならずに来ているんだから、
今まで通り、職種不適合やキックバック習慣を無くす必要はない。
そんなことまで襟元を正しているようじゃ、経営なんてやっていられない。。。
そんな旧態然として胡坐をかいている経営者は残念ながら少なくない。

同時に、この吉本問題も、当然、対岸の火事と、
社会が発信している時代の売り代わりに、
何の反応も、いや気づきや学びすらないコトなのでしょう。

そして、
吉本問題のように、表面化して世間に裁かれねば、
体質も変えられるかどうかの現実は、大きく横たわっていると思う。

でも、ここにさんまや松本のような経営にまで発言力のある大物がいることが、
このお笑い業界をこよなく愛し、後に続く後輩たちを守れる力がある人たちが、
たくさんいることが、救いなのではないかと。

えてして、この外国人就労支援業界には、
そういう大物は残念ながらいない。

吉本問題ほど、世間の注目をあれほど集める業界でもない。
(昔よりは、よほど関心を集めてはいると思いますが。)

それでも、たぶん、現実は同じ。
吉本は自浄作用が働くかもしれません。

ですが、この業界では、残念ながら働かない。
だから、芸人が吉本を去る=現場を支える職員が、
その監理団体や登録支援機関を去っていく現象が絶えなくなることでしょう。

要は、お山の大将として、裸の王様として、
自分は組織を守るために色々考えてやってるのに
オレ様の気持ちも考えも分からん奴らめと、
世間とズレたまんま、没落の一途をたどることになるのではないかと。

今の時代、ウソ=虚偽は成立しなくなっている。
目の前の瞬間は、宮迫も田村も、つい嘘をついてしまう。
会見でも言っていたけど、反社の先にいる被害者のことまで、
とても想像力が回らないのが、フツーの人だと思う。

この場合、当然のことながら、
実習生をはじめとする再弱者位置にいる外国人労働者のこと。

でも、ここを直視し、間接的であっても関係する人たちは、
そこに利害の因果関係がある人たちは、
知らぬ存ぜぬで通る筈が無い。

宮迫、田村は、自身の立つ瀬すら算段せずに、
ただただ謝りたかったし、
背景など求められる説明を自分の口から伝えたかった、
伝えないといけないと思った一心で、
自腹で会場費用なども段取り、場を用意したのでしょう。

今日、22日には、吉本興業の社長さんの会見もあるようですが、
後手に回った感は否めない。

自浄されなければ、松本が言うように、没落して終わりでしょう。
誰も自分を大切にしてくれない組織に、
いつまでも利便性だけで所属し続けられる芸人ばかりじゃないと思うから。

愛があったからこそ、薄給でも夢を追いかけて頑張っていられたんでしょうから。

ちなみに、この外国人就労支援業界は、
残念ながら、さんまや松本のような大御所的、金持ち成功例的な存在がいない。苦笑

まして、吉本興業の立ち位置は監理団体や登録支援機関な気もするけど、
管轄しているのは様々なお役所。
色々違いはある。

でも、どうせなら、大御所的なスーパー職員など生まれてくれることを願いたい。
あの人に現場監理をお願いすれば、上手くいく。

いや、あの人に経営指南を受ければ、上手く回る。

そんな人が生まれてくれると、業界での発言力のある代表的な当事者が
当事者の中から生まれてくれると、
また一つ、自浄作用が機能するのかもしれません。

私が単なる事例紹介や、テクニック論的な投稿から、
こんなニュアンスに投稿の内容が変化していったことを考えてみても、

どれだけ実績を積んでいようが、
どれだけ経験豊富であろうが、
どれだけ長年取り組み続けていようが、
どれだけ大規模で事業展開していようが、
どれだけ他を圧倒する強みがあろうが、
どれだけ賢い仕組みづくりやテクニックを披露しようが、

全部、自身のマインドセットが間違っていたら、
例え本気で良かれと思っていたとしても、
それはすべからく間違った方向へ向けての努力であり、歩みであり、
最終的には、この吉本問題のようになりかねないということだからです。

経営者の方、一職員の気持ちなど考えたことありますか?
寄りそったことありますか?
いや、そもそも、接し方すらわかりませんか?

決して転籍を促しているつもりではありませんが、
一職員の方、いや、受入企業側の受入担当の方、
いやいや、全ての業種業界の一従業員の方。

アナタの会社は、アナタのことを愛してくれていますか?

経営陣の方、別にオレ様が一スタッフと同じレベルにまで下りていってやって、
一人一人愚痴を聞いてやらねばならないのか?汗
なんて、思っていませんか?

何もスタッフの方々は、そうして欲しいワケじゃないと思いますよ。

一スタッフよりも高給をもらっている方。
組織のかじ取りをされている方。

その責任は、一スタッフにはできない問題解決ができるからこそ、
そのポジションにいるんじゃないんですか?

コチラをご覧いただいている方には、あまり必要ないのかもしれませんが、
こういう視点や注力のバランス感覚から、
求心力が生まれてくるんじゃないかなぁと思います。

選挙のことも書きたいが、先に吉本問題について言いたくなって、
書いてみました。

*吉本問題についてはネット記事をご覧ください。苦笑

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