契約を身勝手に破棄する技能実習生にまで、丁寧に寄り添う…どこまですべきなの?

受入企業向け

フィリピンの実習生が、
カナダへ転職するとして、
3年修了を待たずして、
実習困難となった。

さて、アナタはどこまでケアしますか?

どこまでが自分の仕事だとして、
対応しますか?

私の場合…
・カナダのVISAがちゃんと取れてるかどうか確認
・カナダの雇用契約がちゃんとなされているかの確認
・フライトチケットがきちんと用意されたのかの確認
(カナダ側のコロナ禍入国諸条件の確認)
・すべてにおいて労働者側が金銭の支払いを不必要にされているかどうかの確認
・フィリピン国において直接日本からカナダへ行っても問題ないのかの確認
・機構側とのすり合わせ

加えて、
・受入側がこの件をどの程度許容できるかの確認
・送り出し側との様々な確認
・年金の脱退一時金の確認

もっといえば、
・いつ付けで退職とするのか。
・最後の給与はどう清算すべきなのか。
・受入側も経営側、指導者側、同僚との温度差
・同期or先輩後輩などの同じ技能実習生のケア

などなど、かなりの調整ポイントがありました。

フツー、途中で自身の勝手な都合にて、
契約を途中で破棄して、我が道を進むにあたり、
到底協力的になれない方々がほとんどだと思われます。

ましてこれが、
1年目早々などであった場合、
その思いが周りで懸命に世話してきた方々の心証は、
いかほどのものであるか。

今回のケースでは、ほぼ3年満了手前ではあったものの、
この子がしでかす行為に、変わりはありません。

 
ですが、
私たちは人身売買屋ではない

首根っこを捕まえて、鎖でつないで、強制労働させているわけじゃない。

転職の自由は、誰にだってあるし、
その権利は担保されていて当然のこと。

このケースでの一番の問題は、
たかだか2週間足らずでの突発的突貫的諸手続きを対応せねばならなかったこと。

受入側にすれば、
ちゃんと懸命に従事し、契約を全うしている子たちはもちろん、
急転直下でいなくなる彼の役割を穴埋めせねばならない他の方々においては、
当然、もろ手を挙げて送り出してあげるコトなど、できようはずもない。

これらを含めて、
適宜、必要十分なコミュニケーションの往復を図り、
コロナ禍とはいえ、顔を合わせての何度もの話し合いを通じて、
全ての関係各者との調整を図り、
最終的には、笑顔でありがとうございましたと、
互いに言い合えるゴールを目指して、
どこまでも尽力すること。

コレが、人身売買屋ではない、人買い奴隷承認ではないコトのプライドではないかと。

ある意味、わが身を削り、
対応に東奔西走し、一日8時間労働なんて言ってる場合じゃない現場の現実問題

どこまでも、この技能実習生が懸命に今まで3年近く従事してきて、
技能実習生として、周りに様々な良い反応や結果を繰り返してきたからこそでもあります。
(またそういう子をちゃんと選べていた結果とも言えます)

とてもとても、このスペースで、それもテキストのみでは、
伝えきれない部分もありますが、
寄り添うとは、どういうことかを、改めて自分にも問うてみる良い機会になったことは事実でした。

アナタはこんな時、どこまで丁寧に寄り添うことができますか? 

自分の家族と将来のために、
彼なりに大きな選択をし、
今まで着々と準備をして、
取り組んできたことを知っていたのも一現実ですが、

契約を自分の都合で途中破棄するからと、
後は好きにしろ!
ナゼ、監理費が予定通り入らなくなるからと、
送り出し管理費が入らなくなるからと、
時間も労力もコストさえも余計に割かれるからと、
ナゼ、横紙破りをするヤカラに、オレサマが手を貸してやらねばならないんだ、
契約上においては、オレサマは関係ないから知るか!?って、
自分にとって直接関係すること以外は、ほったらかしますか?

どこまで、丁寧に、寄り添いますか?

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