ブローカーがワンサカうごめいている…ココから生まれる悲劇とは

お金

濃いぃ仲間内でお話していて、
皆さんが色々警鐘を鳴らされていたので、
私も久しぶりに書いてみます。

先日、技能実習生も、解雇された子たち以外でも、
実習終了後、帰国できない子たちについてであっても、
特技14分野に限っては、移行の意向さえあれば、
職種作業の縛りなく、
自由に転職して行けるとの軌道修正がありました。

ご承知の通り、
人手が要らない先もあれば、
人手が足りなくてしょうがない先もあります。

転職ブローカーは、
コレ幸いと、甘い言葉で巧みに引き付け、
情報弱者の技能実習生や留学生など、失業し汲々としている外国人労働者たちを集め、
様々なトラブルを背負い込むことも理解も想像もできない、
これまた情報弱者の受入企業へ、
バンバン斡旋して、暴利をむさぼっているようです。

なんで、みんな思考停止してしまうのか。
Aくんで考えてみた場合、
元先で実習満了の為、解雇されて、それでも本当に帰れないのかどうか。
帰れないと思い込み、
当面の生活費の稼ぎ口を何とかせねばならないため、
同胞のSNS経由のブローカーに身をゆだねる。

人は信じたいモノを信じるので、
彼らが親身に自分のことを考えてくれているのかどうかなど、
まったく思考停止状態。

監理団体も登録支援機関も日本語学校も、
その子のことを心配していても、
何の前触れもなく、行き先確定して、
結果として、立鳥跡を濁しまくって、
自分の都合だけで、次の先へと勝手に動いていく。

行った先で、こんなツライキツイ仕事だとは思わなかったと、
行き詰って、また次の仕事を探して、失踪者もどきへと転落していく。

監理団体などは、帰国するまでの責任を追ってはいるものの、
手を離れてどこかへ行ってしまったからには、
失踪というのかわかりませんが、
その旨の報告を上げておく以上のことはできない。

送り出し機関も、取ってはいけない保証金を裏で取ってるところなどは、
保証金を取り上げて終わりなのでしょうけど、
一般的に言えば、ひも付きのヒモは途切れないので、
もし日本国内でトラブルに巻き込まれて、亡くなってしまったような日には、
身元を母国まで引き取る責任までを追っている場合もある。

監理団体側も一蓮托生のため、
そういった事件をきちんと対応していないと、
ゆくゆくその国から次の受入を拒否される可能性もある。

何が言いたいのかと言えば、
色んな意味で、身勝手に手を離れていく実習生たちには、
十分な保護は与えられず、不法滞在者になることすら意識することもなく、
目の前の自分のリスクを怖がって、
甘そうなニンジンにすぐ食らいついていく。

受入側も、リスクを分かっていない場合も少なくない。

そもそも人を斡旋してもらうためには、
斡旋する側は職業紹介事業の届け出が必要。

そんなのイチイチ見つからないからと、完全に無視して、
好きに人をアチコチ、イチバン儲かる先へと割り振っていく転職ブローカー。

定着するかどうかなど二の次。

いかにしてお金になるか、そこが最優先事項。

ぶっちゃけ、カオス、ぐちゃぐちゃ。

入管も労基も、機構も、どこもかも、
まったくこういう部分には対応できていない。

結果、情報弱者が泣きを見る、弱肉強食の混沌期が始まっています。

アチコチでアクセルとブレーキが両方踏まれていて、
目まぐるしく変わる法にも全くついていけず、
ついていくどころか、ガン無視。

外国人だからわかんな~い…で、通している先ばかりなんでしょうね。

そこに便乗する日本人ブローカーも、
星の数ほどいることでしょう。

どんな業者にも、両国の懸け橋…とか、
人材ではなく、人財…人づくり、人財育成など、
キレイな立派な言葉が並んでいます。

全ては、全体最適など一切考えず、
自身を中心とした部分最適だけが最優先事項。

この業界、まったくもって、輪をかけて世知辛い世の中です。

笑顔は涙へ変わり、
感謝は恨みへ変わり、
結果、社会の闇へと消えていく。

金さえ儲かれば、それでよい。
自分の領域だけ、コンプラケアができれば、
それでいい。

安く受入したい企業側の要求に応えて安くやるイリーガルな対応をしてあげてるんだから、
文句も言うな。

そもそも、長く付き合おうとは思わない。

焼き畑農業さながら、ひたすらに焼いていく。
ペンペン草も生えないどころか、みんな不幸になっていく。

その先は、自分とは関係ない。

一理も二理もある現実ですが、
そうできない優しい日本人も多く、
悪質ブローカーは悪質企業と結託し、
残念な現実の量産に走っています。

受入先、悪質ブローカー、周りが見えない汲々としている実習生…

無責任を貫く悪質ブローカー以外は、
両端が、また元の間にいた監理団体や送り出し機関まで巻き込んで、
みんな負のサイクルへと、一直線です。

転がり落ちるスピードも相当速い。

全ては、プロがプロたるゆえんの、
キチンとした対応ができているかどうか。

先々の想像力が、どこまであるかどうか。

結果、自分の信用や信頼すら失うリスクに気づけるのかどうか。

気づけない人たちは、平気でバンバン、ケツをまくっていきます。
俺のせいじゃない。

全ては俺のせい…と言えるくらいのプロって、
この日本にどれだけいるのかなぁ。

全てはアナタに任せると言えるだけの信頼を勝ち取れている人って、
どれだけいるんだろう。

受入先からも、技能実習生からも、
アナタがそう言うなら、それに従おうと心から素直に聞き入れ理解してくれるだけの、
グリップができている先って、どんだけあるんでしょうね。

一人で数百人みているようでは、
なかなか難しいのでしょうね。

来月から、新規受入も色々、本格的にまた動きがありそうです。
でも、軽々に飛びつかない方々も少なくありません。

ナゼ、飛びつかないのか。
その理由が理解できない人たちのほうが、
圧倒的に多そうです。

不幸の量産サイクルが増えないことを願うばかりです。

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