コレ、良い話でもあり、悪い話でもあるかもしれません。
ご存知のように、コロナで外国人労働者の往来が止まっている今、
そして、当面リスタートしていく見通しが立ってない今、
倒産リスクは高まり、在留中の外国人労働者の失業が徐々に増えていく中、
同時に、新規入国予定が全部ドタキャンになり、
人手不足に汲々としている先もまた、増えているようです。
結果、国内での労働者の移動が活発になっています。
自動車メーカーは秋口から本格稼働予定で人を集めていますし、
未だに飽きもせず今日の感染者は○○人です…といわれ続けている中、
経済は生き物のごとく、いつまで求めてはいられず、
反発力をもって、動き始めているのもまた現実。
ソコに目をつけたからか、
またぞろ、IT業者などが、救済という建前を上手に活用して、
潜在顧客リストを集めに動いている感が見受けられます。
別に、ビジネスはビジネスで悪いとは思いませんが、
ただただ残念なのは、楽してマッチングが成立するであろうと、
丁寧に深く寄り添って支援する体制までは整えていないところ。
整えられる活動原資を見込めないからこそ、
無料であって、
無料だからと、
救済という建前が、中途半端すぎて、実現には至っていないであろうこと。
実現に至るのは、適正かつ適切なマッチングではなく、
おそらく労働者=労働力としての売買という、
どこまでも商売の仕入れルートであって、
言葉通り、モノかのように、売り買いされることになっているであろうこと。
実名までは上げませんが、
弁護士の方々が立ちあげていらっしゃるようなサイトも拝見してみると、
正に弁護士だけに、高額報酬が見込めねば、
完全ボランティアで、膨大な労力を費やすようなことはできないので、
結果、おそらく全くのスクリーニングは機能しておらず、
悪質ブローカーかどうかすらわかることなく、
募集先をリスト化していることにもなりかねない状態です。
(善意の協力支援採用会社もあると思いますよ。)
そうなんですよね。
失業し、支援してくれる人もいなくて、
本気でどうしたらいいのか途方に暮れて困っている人は、
悪質ブローカーにとっては、絶好のカモです。
特に外国人=日本語が良くわからない、日本の通念常識も知らないのであれば、
手を差し伸べてくれる同胞を無条件で信用し、頼ってしまうのは当然です。
結果、同胞を陥れてむしり取る裏稼業の泥沼の世界へ、
転落していく方々もまた、増えているように思われます。
悪質ブローカーは、類友的に、
悪質ブローカー同士でも手を組んでいそうです。
同じく悪質な日本人と、悪質な外国人とが手を組んで、
両面の得手を生かして、あの手この手で人を陥れて売り買いしてそうな気がします。
全ては水面下。
お役所などは、大事件になってからじゃないと、
動かないし動けない。
結果、人身御供を差し出して、ドロン。
もしかすると、心ある弁護士集団であっても、
実は結果的に、悪質ブローカーの間接的な手助けをしているのかもしれないという現実。
たぶん、そんなことまで考えていないでしょうし、
考えてたらキリがないので、
まずはやってみれば良いのではと動くのでしょうけど、
実は、そういうリスクすら十分考えられる世界です。
誰もが将棋やチェスのプロじゃないので、
こう手を打ったら、5手、10手先まで、正しく読めるものではありません。
それでも、そういうリスクがあることは否めない。
けっきょく、ビジネス以前に、もっと根本から考えてないといけない。
関わる相手が、どんな方なのか。
そういったスクリーニングができている方であれば、
ドンドン世に紹介していくべきでしょう。
別にマッチングサイトでなくとも、
奉仕の心?で親身にお世話に取り組んでいらっしゃる方もいます。
せめて、周りの不幸を軽減、もしくは解決してあげられたならと。
膨大なお世話の量です。
そう、簡単に考えている人って、
雇用希望側と、就労希望側とを、ただ繋げればいいと思ってる。
そんなシンプルな話じゃない。
外国人労働者側だって、どれだけ困っていようとも、
どんな会社でも、どんな仕事でも、どんな場所でも構わないとはならない。
たとえ、困窮しているときにそう言っていたとしても、
のど元過ぎれば、続かない。
受入側だって、どんな外国人労働者でも構わないわけがない。
泥棒さんはいらないし、誠実に働かない給料泥棒もいらない。
いつもながら、ナゼ、そう簡単に繋ごうとするのか、
私にはわからない時がある。
確かに、実際は働いてみないことには、お互いに十分といえるのかどうか、
許容範囲内に収まるのかは、わからない。
でも、その前に、最低限すべきことはたくさんある。
どこまでいっても、誰もが納得する常識は、
受益者負担と、当事者責任。
お金を発生させることは、決して悪いことじゃない。
相手に詐欺だの、割に合わないだのと、
後になって批判、非難されること自体が、悪いことであって、
誤解や行き違いがあっても、相互理解と解決に努める姿勢すらないことが悪いことであって、
責任を発生させて、最後まで面倒を見る縛りを植え付けるのは、
決して悪いことじゃない。
それをケチるようであれば、
永遠にないものねだりを繰り返し続けるしかない。
誰も教えてはくれないから。
色んなマッチングが、丁寧に、必要十分に行き届いて、
全体最適が進むといいなぁと思っていますが、
まだ道のりは遠そうなのが、残念です。
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