なんかですね、改めてそう思えることが続いたんです。
もはや、私の周りでは当たり前の行為なんですが、
その当たり前が、どれだけ大変で、
どれだけ多くの方々が日夜ご尽力されているのか。
先日も、マヂか?というトラブルに対して、
食いついてきた新聞社の方がいらっしゃいました。
いや、彼らもお仕事だし、
一般大衆の注目を集めてナンボな難儀なお仕事なので、
わからないではないし、協力もやぶさかではないのですが、
できれば地道にコツコツと、芽の小さいうちからコマメに摘んでいる現場職員の方々が、
いったいどれだけいらっしゃるのか、
それでも勃発していく現場の現実の摩訶不思議な糸の絡み合いに対して、
どれだけ苦労して現場を整えているのか、
さらに、ヨソ様のトラブルまで相談に乗り、
罪のない外国人の若者たちのために、
ほぼボランティアであっても動いている方々が、
世の中に、どれだけいらっしゃることか。
誰に認められるものでもない。
ある意味、やって当たり前ともいえる世界。
それでも、とんでもなく四方八方の調整が膨大な労力を伴う世界。
困難なトラブルを解決へと導いたとしても、
お世話をした子から、ただ、ありがとうございました…と言われるだけの世界。
こういう地道で光を浴びない現場一線で戦っている方々こそ、
もっと取り上げて欲しいと思うのですが、
メディアはそこにはスポットライトを当てられない。
なぜならば、お涙ちょうだい的な内容でなければ、
見たい人が少ないから。
見たい人が見たい姿を取り上げるのが、
彼らの宿命だから。
だからせめて、
現場でコツコツと取り組み続けている方々へ、
感謝の意を捧げさせていただきたい。
別に私なんかが偉そうに言おうが言わまいが、
すべきことを、淡々とやり続ける方々です。
コロナ解雇という巻き込み事故に合った子たちがいれば、
受入先を探しに東奔西走する。
そこには自分への利益などありはしないのに。
あげく、手弁当での動きになるのに。
せっかく見つけてきた引受先であっても、
解雇された子たちは、嫌だという。
コイツ、自分がおかれている現状がわかっているのかと、
腹立たしさも覚えながら、
丁寧に説明して、救済に当たる。
受入先も、助かったとはいえ、
文句も当然出てくる。
日本語を覚えようとしない、
仕事ができない、
言い訳ばかりする、
いったい、自分は何のために、
あれだけ骨を折って動いたのか。
様々な手配や段取りに腐心しながら、
いざ移動の日となったならば、
失踪して不在。
あれだけ、お願いしますと懇願されていて、
あれだけ、やり取りを繰り返してきていて、
最後の最後に、手のひらを返される。
そんな経験を繰り返しつつも、
目の前で困っている子がいると、
手を差し伸べなくてはと、体が動く。
たぶん、日本の技能実習制度は、
そういう方々のご尽力の上にこそ、
成り立っているんだと思う。
メディアの口の端に上るような残念な受入企業、
残念な監理団体、送り出し機関、悪質ブローカー、
そんなヤカラしかいない業界ならば、
とっくの昔に制度廃止で事業は終了している。
そうならずに続いているのは、
影に日なたに、コツコツと、
一人一人と向き合い続けて、
目に見えない様々な支援を繰り返し続けている方々が
たくさんいらっしゃるからこそ。
年間何百人を受け入れしてます。
累計、何千、何万人を送り出してきました。
国際貢献してます。
人財育成してます。
両国の懸け橋、頑張ってます。
上の人は、光のある場所でお話をする機会がある人もいる。
なんならセミナー講師として、華々しくコメンテーターをするような方もいる。
ぶっちゃけ、そういう人々は、
現場の現実を知らない場合がほとんど。
大事なことなので、
もう一度言わせていただきたい。
現場で、裏方で、一人一人向き合って、
影に日なたに丁寧にお世話をしている方がいらっしゃるから、
この業界は成り立っている。
苦労して、親身に教える日本語教師。
入管や機構と丁々発止、やり取りをする士業の先生や監理団体職員。
裏方で膨大な事務処理に励む内勤の方。
現場を支える彼らがいてこそ、
技能実習生や特定技能者が、
笑顔で充実した生活を送れている。
そんな外国人の方々もたくさんいるってこと。
当たり前のことだとも言えますが、
せめて、たまには、足元を思い出して、
労っても決して罰は当たらないと思う。
これがマジョリティを維持していられるのが、
まだまだ日本人も捨てたもんじゃないとさえ、思わせてもらえます。
アナタはどちら側の方でしょうか。
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