今の監理団体をABCと区分けしてみると…

ポイント

先日、こちらも敬愛してやまない方とお話していた際の話題の一つです。

本当に水面下で目に見えない格差は、天地の開きが進んでいる…。

 
その方とは、A、B、Cと仮に区分けしてみると…って話をしてました。

ただし、以下は、私なりのABCの定義づけをしてみています。
(また、その後に続く取り組みや、その考え方、捉え方などは、私の想像上の創作です。苦笑)

 
A…代表は代表の役割”だけ”を…=現場にはよほどのことがないと出ることなく回る組織体制が出来上がっているスタイル。
B…代表は代表の役割を…=だけど、現場に駆り出される場合もあり、現場でアンテナ張ってないと正しい経営判断ができないってスタイル。
C…代表が部長職、いや課長職の役割までも…=一職員同様、毎日、現場対応しながらも、何とか経営業務も行って成り立っているスタイル。

ぶっちゃけ、乱暴かつテキトーに言語化してみてます。
ただ、意図する組織的成熟度合いの違いは、この三段階で掴めそうなのかなと。

 
監理団体のそのほとんどは、「C」の先が多いように感じています。
そもそもが、日々の業務に追われ、次のステージへの一手を熟考できていないし、
むしろ現状を肯定し、変化が進もうがわからないから、出来高でその場その時に対応していくしかない!って考えてる先。

でも、そんなんじゃ、職員を守れない…職員の負担を減らせない…、
誰もラクにならないし、何よりも賃金を上げてあげることができない=事業も安定しない…。
結果、自団体をどう持っていきたいのか…のビジョンがある経営者は、
「B」にいらっしゃる場合が多いと感じています。

「A」にいる方は、ほぼほぼ、組織自体が、しなやかながらも強靭に出来上がっている先です。
つまり、職員のレベルもほとんどが一定以上。
常に、一つ一つの変化を事前にキャッチし、様々に先手を打って極力ストレス=手間のかからぬよう、現場職員も取り組んでいます。
ただし、反面、デカいだけで神経が末端まで機能していなかったり、
そもそものトップが一人いくらの金勘定しかデキナイ残念なタイプだったりするのも、
この「A」には少なからず…。
実は意外と、ヤリガイ詐欺の被害者が現場職員に多く、
ある意味、規模的に安定はしてるものの、安月給のまま、24時間365日対応を続けている方もいそうです。苦笑

 

何を言いたかったのかというと、
特に乖離の激しい「A」と「C」では、悩む次元が違っているって話。
注:「A」でも、前者の「A」ね。苦笑

そんな背景の中で、一つ具体的に言えば、
「C」にありがちな、3年クルクルしか見ていない先が抱える問題や、視野、視座と比べ、
「A」や、場合によって「B」が許容しうる、永遠雇用を最初から目的として取り組んでいる場合とでは、
入口の設計自体、全く違うので、全行程が異なってきます。

技能実習➡育成就労の明らかに大きな違い(全職種作業/分野共通)は、
「N5、N4などの日本語ハードル」が設けられたって点。

つまり、平たく言えば、
【どれだけ人が良く懸命に頑張る人材であっても、勉強できないアホは不要】
って変わってしまったって話。

特技のN4ハードルも、おそらく流れ的に評価調書による救済は消えていくと考えると、
送り出しには、N5やN4超え人材を最初っから候補者に上げてくる能力が求められるって話。
(たぶんほとんどの送り出し先は、候補者にN5ハードルクリアで集められるかどうかの瀬戸際かと=試験合格組を分野毎に集められれば特技もなんとか)
(=今までとは別の学習潜在能力のある候補者を選べて、なおかつN5超えの教育能力がない先は、送り出し事業が成立しない)

→ここがほとんどの「B」と「C」の精一杯の背伸び的な想定。

しかしながら、永年雇用をもくろむ後者では、全く次元が違う。

まずスタート時から、先々の世界、ステージをちゃんと見せて、
ソコに魅力を感じられる非近視眼人材を集めるところから。
(候補者がナゼ頑張る意味があるのかって教育にも繋がっていきます)
入口の時点で、熱烈な希望の光を明示し、競争状態を生み出します。
魅力的かつ現実的なゴールなので、まずは目の前のN4合格、あわやN3合格さえも目指して、
面接合格前から頑張る土壌を、送り出し先と協力して創り出していきます。

要は、目移りする要因は省いて行くんです。
目的、目標が明らかになっていると、人はそこに集中していける場合が多い。
=「C」先で多く見受けられる妊娠だの転職転籍だのといったアルアルトラブルが極小化していく流れなのです。

つまり、アルアルトラブルが、ほぼ起きない。
=現場職員も、一人ひとりの既定路線の成長度合いを確認し、促すことに集中できる。
=人身売買屋ではなく、教育成長を主眼とした人づくり事業に邁進することができる。

=「期間限定の出稼ぎ目的人材」の対応ではなくなっていく。

 
 
「C」と「A」の監理団体先とでの違い、差が、なんとなくでもイメージできましたでしょうか?

別に、どの道筋が正解なのかは、人それぞれです。
「3年限定目的の人材」と「3年クルクルを求める受入先」を対象として事業に取り組んでいる事が、
決して悪いとは思っていませんし、むしろ数量で言えばメインストリームかと思われます。

ですが、「変化や情勢に振り回され続ける自転車操業感」も否めない側面は常について回ります。

職種作業や分野によっても、異なります。

変数というか、要因、ポイントは、本当に数多存在しますので、
一概に、この道筋が正解かつ王道なんだ!って唯一論は存在しません。

でも、これだけの違いが既に実在しているのも、認識しておくことは、
先々特に、大事なんじゃないかなって思った次第。

  
追伸
この話の流れから見る私の立ち位置では、
「C」を「B」へとステージアップしていくお手伝いができたら…って感じです。
ただ、私が主にフォーカスしている一職員レベルでも、ホンモノが生き残る現実から、
業界一つとっても、本当に様々あるんだって現実は、知っておいて、得こそあれ損はないかと。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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