技能実習(育成就労)も特定技能も、なんて罪深くオモロイ業界なのでしょうね

外国人技能実習制度

なんかね、みんな苦労したくないハズなのに、
望んで苦労を招いている。

苦労は買ってでもせよ…これを無意識にもみんな実現できてるから、
そういう意味では、めっちゃラッキーな業界かも。苦笑

 
苦労は、自分で味わうからこそ、
同じ苦労は二度としたくないって苦労を味わうからこそ、
初めて、「次に同じ苦労をせずに済むにはどうしたら…?」って考え始める。

結果、手段や方法、情報を求めさまよう。
自分でも探し、人に聞き、自分の頭で考え始める。

逃げる人は、とことん逃げ続ける。
苦労はどこに行っても延々と続く。

向き合える人は、試行錯誤と更なる失敗すら繰り返し、
色んな事が積み重なって、「自分」が出来上がっていくことで、
自分なりの考え方や解決方法を、少しずつ身に着けていく。

結果、歩き続けているうちに、成長・進化を遂げていく。
そこに意欲的であればあるほど、加速させるにはどうしたら…なんて考えて動き始める。
もっと上のステージを…大企業に当たり前で通じるレベルを…大企業に請われるステージを…なんて少しずつステージアップを進めていくこともできる。
もちろん、全て共通して行きつく根底の、マッチングと寄り添い(入り口から出口まで)に集約されていく。

 
また別視点から見ると、
何年やってても、移り変わり続ける”今”は、
知らないこと、知らなかったことが多すぎる。

具現化された変化は、キャッチアップできていないと、
舵取り微修正ができず、浦島太郎化してしまう。

よって、表面的に流れる動きもまた、キャッチアップしていく必要がある。

こういうだけで、アレもコレもドレもソレも、全部やんなきゃいけないって感じる人は多い。

でも、環境と習慣を十分に整えたなら、
息をするかのように、巷の表面的な情報も勝手に流れてくるし、

自分の中身を整えたなら、
表面的な情報に右往左往することなく、踏まえて乗り越えていける。
根底は、原因は、本質は、と軸足が定まっていれば、
振り回されることはない。

 
要は、必要に迫られて、やってればやってるほど、
成長・進化は留まるところを知らないって話。
(「必要は発明の母」だっけね)

 
ただね…

自分で味わう苦労…
それも、自分のせいで相手に多大な迷惑をかけ、取り返しのつかない事になってしまい、謝罪と反省を繰り返す苦労…
それは、自分自身に直接の被害が及ばない分、メンタルがやられてしばらく沈んで戻れないくらいの苦労…

人は失敗する生き物です。
この業界に「完成された業界人」なんて、いる由もない。
新人は「不慣れで知らない」のが当たり前。

一度、持ち帰れる問題ばかりならまだしも、
その場その時、その瞬間での受け答えを求められる局面は多いし、
そもそもが時限爆弾的に表面化する地雷ポイントは数多ある。

じゃあといって、24時間365日、成熟した経験豊富な先輩が付きっ切りでいられるはずもない。

そして、一度の失敗・失態で、相手の運命が大きく捻じ曲がる。

先輩、上司、上役は、それらの責任もまた、延々と取り続けねばならない。
(実際には背負いきれるものではないにせよ…)

あぁ、なんて罪深い業界でもあることか。

 
致し方ない部分を、どうやって乗り越えていくべきか。

答えは、組織の枠を超えて、支えあうことでしかない。

支えあうには、「安全で信用があり、安心できて、信頼できる仲間」を増やさねばならない。

各受入先にて、win4allを実現させてきた諸先輩方なら、
送り出しや機構、各種管轄先、検定機関、などなど外部とも上手に付き合ってきた諸先輩方なら、
組織の、利害の枠を超えて、上記の仲間を作っていける。

一本立ちできるほどに経験を積めたなら、
後に続く方々へ、次のステージを用意していくことが肝要。

 
私が幼少期を過ごした昭和の時代は、子供が溢れるほどたくさんいた。
人口ボーナスの恩恵を皆が受けていた頃なら、
外国人の方々に支えてもらう必要もなく、
この業界もまた不要であったはずなのに。

今では、間接コストを多大に支払ってまでも、
外国人労働者無くして、成り立たない社会に成っている。

私達は、奴隷ビジネスだの表面の一部しか見えない方々に、心ない揶揄をされつつも、
今の日本を陰で支えているだけの自負を持っておかしくない。

罪深い人間としての「業」を背負いながらも、
投げ出さず、次の世界へと歩みを続けていく先兵に他ならないからこそ、
不謹慎ながら、この業界は、実に面白い。

 
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