技能実習制度改め”育成技能”制度へ衣替え?!

受入企業向け

先日、敬愛してやまない親しい方から、
ある新聞のすっぱ抜きを共有いただきました。

この記事ね。
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231012-OYT1T50060/

10月12日時点では、いったいどこまでホントやらって感じで、
未確定のリークながら、この意図はどういったことかと、
予備知識程度に、アレコレと想像を巡らせていました。

そして、やっぱり技能実習制度→育成技能制度?への衣替え程度なのだろうなと。

それは、現在の技能実習制度は、世間的な手前、廃止され、
新たな制度として、従前同様に続くということを意味しています。
(賛否両論は承知の上、否ばかりが取りざたされるので、あえて書くと、良くできた良い制度だから、衣を替えても続けざるを得ない…とも言えます…決して業界身内びいきではなくて)

要は、2017年の技能実習法の施行以来、
新たに育成技能法?って大きく生まれ変わったと見せてのマイナーチェンジが成されていくってこと。

以下、私がどこまでも個人的に気にかかっている大前提のポイントを少しだけ…
書き続けると延々と収拾つけずにアチコチ飛んで続いちゃうので。苦笑

 
ポイント1:受入カテゴリー分け基準の問題

技能実習改め育成技能制度?と、特定技能制度の2制度共存併用で進むということ。
=職種作業で区分け、産業分類番号で区分けって区別は残るんだろうなって印象。
つまり、今回、一本化はない。

それは、技能検定や試験も以前同様に延々と続くことを意味しています。
既得権益そのもので、硬直化&腐敗していくばかりですね。
特に技能検定は試験内容くらい、3年、いや5年に一度でもいいから、見直しましょうよって。
(最近、ろくに立ち会ってないからブラッシュアップされてたらゴメンナサイ)

≒利害関係者のすそ野が広く大きな声となり、天下り先の兼ね合いもあり、
どちらか一つの制度基準に統合は相当な時間がかかるってこと。
※特定技能を産業分類番号で制度化した官僚(当時圧力があったと聞こえてきた経産省側にも)に責任を求めたいくらいですね。
個人的には新たな区分け基準を設けて、そこへ現存2制度の区分け方法を移行、収束させていく流れができてくれたらと願ってましたが、やはりそうもいかないのかなと。

=育成技能?→特定技能への流れはあっても、ややこしく混乱に乗じたブローカーの被害者は減らないんだろうなと。
結果、情報弱者がいつだって被害者な現実も変わらない。
難儀なのは、その原因を被害者自身が正しく理解しにくいところ。
だから、根本から、国側が基本的な枠組みルールとして、
シンプルに一つの型としてのロードマップを定めてくれれば、
それだけでも振り子の先は大きく振り回されずに済むのにと。

こんな時代なのですから、既存現存の声の大きさに影響されることなく、
どうあるべきかを描いて、そこへ向かって頂きたいと願うばかりです。
特にスピード感的な意味で。
…マヂで沈没を避けられないから、間に合わなくなるから。

 
ポイント2:転籍転職について

噂にたがわず、1年は一定条件下にて縛れる?
→一定条件を満たせば、次の受入先へと転籍もできる?
(転職はできなさそう)

ただし、この一定条件自体が、
そもそもそう簡単に乗り越えられるハードルにはしてこないと思われる。
(人により、外国人の若者の程度により、高いか低いかは当然分かれます)
=育成技能制度?もまた、3年の制度で動くようだし延長1年のボーナストラックもあるみたいだから、
実質3〜4年は転籍ができないケースが多い気もします。
(今までの統計的にも、多少減りこそすれ、大きく変わりはないと思われます…もちろん何割かは明らかに転籍しますね)

→今でも転籍は可能なんだけど、より可能とみせて実際には難しい中身にして、
世間様の認識の浸透や、他国からの内政干渉的な指摘に対して、時間を稼ぐって印象かな。

ぶっちゃけここも、個人的にはどうでもいい。苦笑
いつからでも転職できていいし、転職できないなんて縛る必要もない。
ちゃんと募集時と採用時に話をして、少なくとも外国人側が納得したうえでなら、たいていは続くと思うから。
(続かないのは一定以下か否か、十分と納得させられてるか否かの話なだけ)

例えば、1年は働くし解雇しないし、
試験雇用期間的な扱い(手厚く丁寧に段階を追ったケア)をする。
2年目以降は、1年更新の都度、更新3カ月程度は前から、色々話あって、労使合意に至れば、続く。
最長3年は一時帰国は基本的にやめて欲しいけど、諸事情は配慮し、
ここもまた労使合意に至れば一時帰国が叶わない言事はない。

などなど、様々採用時に定めておき、
定期面談を多面的多角的にケアし続けていれば、
労使間は嫌でも良好となっていくので、定着化に至ってしまう。

などなど考えれば、どうとでもできる。
どうとでもできない受入先や力のないプロは、残念ながら市場から淘汰されていくだけの話。
もちろん、属人力にも限界があるので、
業界特化的なプロを育てられる先、量産できる先がシェアを取っていき、
安定した事業化を可能とする。
現実を直視して、踏まえて乗り越えていけねば、
先がないのは前々からわかりきっていた事実なので、いまさら言われても…的な。

 
・・・あぁ、やはりとめどなく論点が出てきて収拾をつけられる能力が私にはない。涙

とまぁ、まだまだ仮の話ですが、
色々と論点を整理される足しになれば幸いです。

しかし、案の定、周りではあーだこーだと想定や分析が続いています。
お仲間内の方々も様々発信されてますので、ご覧いただくと参考になるのではと。
(自分が気付かぬ視点や観点からコメントされてる場合も多々ありますから)

私もまた、つらつらと書いてみます。
とりあえず、明日

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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