安さは全てを凌駕する…
安さこと最大のサービスである…
安さこそ我が社の生命線…
こんな大量生産、大量消費の昭和の遺物って、まだいるのかな…いるんだろうな。
(家族商店なら自分で賃金決めれば良いのでお好きにどうぞ~ですけどねえ)
自社の製品やサービスを安くするために、他をもっと安く叩きまくるのは誰でもできることで、
もはや経営者とは言えませんよね。苦笑
(つか、常識人なら誰でもはデキナイか…)
最賃が上がり続ける。
利益を生み出すためにある株式会社で、人件費はコストの一部である以上、
安く済ませられるよう求め続ける。
コレが経営者の本音であり、宿命なので、変えられるものではない。
ただ、面と向かって労働者にそんなことは口が裂けても言えない。
よって、表では「労働者のために…労働者は大事にしてる…」なんて言ってても、
現状の賃金を上げ続けるコトができる経営者(会社)は、ほぼいない。
(たとえ気持ちはあっても実際にできる会社、している会社は、ほとんどない)
特に新規採用となる新人外国人労働者のスタート時なんて、
同一労働同一賃金なんのその。
もはや最賃でも喜んで懸命に働いてくれる労働者=労働力を求め続けるのが、
古今東西、資本主義、経済社会、営利追及の株式会社での現実的な側面の一つ。
この安直さは誰もが想像に難くない。
よって、そのレベルに留まるほとんどの受入先は、
監理団体や登録支援機関といった業者に、
常に最賃で働いてくれる労働者を求めてくる。
(周りはともかくウチではこれしか払えない…と)
頭を使わない業者もまた、安くても働いてくれる国はどこだと探して回る。
あげく、日本側のシチ面倒くさく複雑怪奇な大量の書面のやり取りなどが言われずともちゃんとでき、
なんなら日本側の通訳まで確保させようと紐付き駐在員のいる先をと、
アホの一つ覚えのように無い物ねだりを求め続ける。
所詮、そんなレベルなのがこの業界の大半なのかもしれない。
安さを追い求めた先にあるリスクについて、
技能実習生と同等レベルなほどに近視眼な経営者や受入責任者は、
全くといって良いほど、理解が及ばず、目先しか見ていない。
問題は、そんな受入先(の経営者)をどのように「成長・進化」させていけるかどうか。
『そんなのサラリーマンの自分にできるこっちゃない…』
確かに現実はその通りかもしれない。
でも、それができなきゃ、この業界にも明るい未来はない。
また、一現場職員であるサラリーマンにできないことは、
上司である中間管理職(事務局長などの課長部長レベル)や、
経営者(理事長や理事たち)自らが受入先の経営者と話をつけていくことが求められる。
それらができねば、人身売買屋、奴隷商人に成り下がっていく。
受入先企業の労働者の賃金を上げ続けるコトは、並大抵のことでは不可能。
可能なレベルの経営者たちばかりなら、こんな愚痴は書き綴ってはいない。
そもそも受入先企業がナニジン問わず労働者に対して昇給し続けられる原資を稼いでもらわねばならない。
当該事業で安定して事業収入(活動原資)を得たいのならば、
・昇給原資の世話まで不要な受入先と付き合う
・昇給原資自体の+α分まで支援していく
のどちらかでしかない。
そう、もはや「結果を出し続ける経営コンサル」レベルであらねば、
この業界で、人身売買屋や奴隷商人とは言われずとも済むステージで居続けられなくなっている。
業者側もまた、雇用する職員の昇給もケアしていかねばならない。
昭和の景気が右肩上がり×子供もたくさんだった頃、何をせずとも増収増益が続いていたなら、
こういうことで悩む必要すらなかったのだけれども、今は令和。
無意識のうちに、現状の売上=粗利で昇給分(諸々の物価高部分含む)をなんとか賄おうとしている経営者たちは、
そもそも経営者としては落第点であることにさえ、気づかない。
安さが全てを凌駕する時代はとっくの昔に終わっている。
淘汰される企業や業者は、遅かれ早かれメディアを賑わして退場していくのみ。
社会や相手の事情も加味できず、自社の都合のみを押し付けてくる方々とは、
どんな相手であれ、お付き合いを絶つ覚悟や決断が求められている。
(同時に、別で+αの活動原資を求められている)
コレ、そんな経営者に付き従ってるサラリーマンも同じこと。
そんなレベルの経営者ばかりなのに、「どこかにもっと良い会社はないものか…」と外国人同等以下で探す気もなく動く決断もできない方がほとんどだろうから、
結果、泥船と心中していくリスクはぬぐえない。
ホント、自分の人生は自分で切り拓いて行く良い時代になったと思う。
だってソレもできる時代なんだから。
追伸、
久々にマッチョテイストで愚痴ってみた。苦笑
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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