「上司より現場の部下のほうが専門能力が高い」
こんな記事を見つけ、正にこの通りだと思った。
以下、一部引用、改変して書いてみると、
ただただ「経験が長い人」よりも、
「顧客とのつながりが濃い」人や、
この業界では正に「現場一線で取り組み続けている」人のほうが、
仕事の成果が出しやすい。
「その場での課題解決力が重要な仕事」では、
地位や経験年数によらず、
最新技術・アイデアの創出・新しい技術への適応スピードなどに優れている
「つねに学習し続けている人物」が、圧倒的に能力面で高くなる。
ここでいう「最新技術」とは、
この業界で言えば、システムの活用や、
日々移り変わる法のキャッチアップって面が相当する。
色々時折生まれてくる新たなサービスなんてのも、
知ってるか知ってないかで、大きく変わる。
「アイデアの創出」とは、
色んな移り変わりの流れを把握している中で、
かつてとは違う新たな解決策が、常に生まれてきたりするから。
現場で表面化する諸問題からこそ、
その根底に流れる共通項、つまり本質が見えてきて、
これらが腹落ちしてくるから、
別の選択肢が生まれても、的を外さない。
「つねに学習し続けている人物」が、圧倒的に能力面で高くなる。
本当にこの通りだと思う。
知識労働者は「学習」を怠ったとたん、平凡になってしまう。
一般的には能力的に優れ、実績をあげた人間が、上司のポストに就く。
しかし、多くの上司は、その地位を得ると徐々に知識の更新を怠るようになる。
忙しい、と言うのもあるが、
日常的な仕事を部下に任せ、
現場に出なくなることが「管理職」だと認識する人が結構多いからだ。
そうなると、もうおしまいだ。
例えば
「理事長が主催するセミナー・勉強会」
「専務理事発信の、事例研究」
「事務局長が執筆した記事」
などが、会社に存在しているだろうか?
現場を持たず、手を動かさない上司は、専門家としては、とうに旬を過ぎている。
往々にして、日本の管理職は別にマネジメントの専門知識を有しているわけでもない。
新しいマネジメントのやり方を試みるわけでもない。
知識は昔のもの。
だから、「実のあるアイデア」や、「良い解決策」がだせない。
つまり「アイデアは出さないくせに、リスクや細かい指摘ばかり言う、ダメな責任者」
知識はないのに、権力だけはある。
周りはそういう人に、困惑するしかない。
現在の「専門家集団」としての知識労働者をマネジメントするには、
自分自身も専門家として学習を続けなければならないし、
そうでない上司は尊敬を集めることができない。
…以上、途中からはそのままコピペしてますが、
もうこの通りだと思います。
言語化できずとも、意識もせず、
私の周りの方々は、常に学習を怠らない。
むしろ貪欲に、上下横関係なく、
立場を気にせず、同レベル以上の業界人同士で、
確認しあっている。
情報を共有しあっている。
昭和脳の経営者には、到底考えられない世界。
自社のみの貴重なノウハウをナゼ惜しみなく赤の他人に伝えてあげねばならないだの、
そんな利害関係もない相手のために、懇切丁寧に調べて返答してあげるだの、
理解不能なレベルで、常に支え合っている。
そういう関係性を上手に築いている。
別に業界クイズマニアを争っているワケでもない。
だけど、自身の一組織だけで全て十二分にケアできていると認識するトップもまた、
どれだけおこがましい姿勢なのか。
感覚でわかっている経営者は、
ドンドン先へ進んでいる。
業界は、足の遅い人を導き、助けながらも、
次のステージへと歩みを進めている。
追伸、
学習をおろそかにしないコツは、
何度も言ってるけど、場を作るコト。
居心地よく、求心力の働く環境設定。
そこでのヒヤリングや発言を習慣化できれば、
とても楽しい知的エンタメになるから。
他にも適切有効な手段があれば教えて欲しいけど、
せめてこのくらいは、
特に経営者なら進めて欲しいところ。
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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