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外国人技能実習生の業界は、縦社会じゃなく既に横社会ヘ移行され終わっている…

会社という組織は、そもそもがヒエラルキーを構成している。

つまり、ピラミッド型ということ。

組織として上下関係があり、
責任を負う経営者がトップに君臨する。

下へ行けば行くほど、すそ野は広がり、
責任の重さは軽減されていく。

そして、
男性社会では、それが当たり前であり、
無意識にも勝ち負けや損得勘定が働き、
上を目指す人と、諦め下で居続ける人と分かれていく。

かたや女性社会は違う。
誰が上だの下だのは一切関係ない。

子供のお母さん友達などでも同じ。
30才のお母さんと、40才を超えるお母さん同士でも、
同列でペチャクチャとおしゃべりしながら、
その水面下では、常に相手の顔色をうかがい、
全体的に誰か沈んでいる人はいないかなど、
様々に気を遣う。

社会に出て、上司、部下の関係になっても、
普段はそこまで縦社会の関係性は表立って見えない。

上も下も、ニコニコして、相手の一挙手一投足を観察しながら、
お話をしている。
それも楽しそうに。苦笑

コレが、現在の状況にも同じことが言えるように感じてならない。
労働者保護がうたわれて久しいところは、
常に会社側が強権を持っているため、
横並びに持っていけるように、
法が労働者の方を持つ。

多様性の時代というのも同じ。
相手の異なる価値観を理解し、許容し、尊重できるように、
社会全体が強制的に求められるように既になっている。

実習生も同じ。
昔は、経済格差を利用して、
実習生にも相当な我慢を強いてきた。
今では乱暴極まりない選択肢も致し方なしと容認されてきた。

今は違う。

保護が徹底していて、
理不尽なほどに、ほとんど全ての問題の責任を、
雇用側へと負担させる法になっている。

縦社会のヒエラルキーは、
既に成立し得なくなってきている。

昔、仕事ができない奴に会社が合わせていたならば、
会社など到底成立しないのだから、
できるヤツが基準として会社は回っているんだといわれ、
素直に納得していた頃が懐かしい。

今や、できない奴を育てて会社に貢献させられない会社が悪い。苦笑
貢献させられない人材を雇用した会社が悪い。苦笑

ヒエラルキーも何も、あったもんじゃない。

コレができない会社は、
とっとと潰れて、淘汰されてくださいと、
暗に言っているのが、今の社会。

当然、会社も、監理団体も、
実習生に言うことを聞かせるためには、
聞かせられるだけの距離感や人間関係、
はたまた、指導スキルが強く求められている。

機構も入管も労基も、
指導の視点を見ていくと、
ソコを大事にしている先には、
大きなおとがめは生まれないようになっている。
(単純な法令違反は別ですが。苦笑)

コーチングなんて言葉は、
昭和の時代には、ここまで一般的ではなかったはず。

社員研修も昔からあるものの、
今と昔ではおそらく中身は相当変わっている。

ヒエラルキーから、水平、並行思考へ。
男性性から女性性へ。
強さから優しさへ。
軍隊教育から、手を取り合って、寄り添い導く教育へ。

画像の言葉で言うならば、
既に成熟した日本では、生存欲求はほとんど満たされている。
均質された社会はすでに成立している。
そして、多様性が事細かに認めるべきだという風潮が、
満たすべき個々の承認欲求というカタチで、
現れてきているのだと思われます。

人は年も取っていく。
いつまでも新人ではいられない。

転職して業界を変えれば、
同一労働同一賃金の原則に従って、
40代だから、40代相当の生活費がかかるから、
40代相当の給与設定をすることは、
法令違反となる。苦笑

年を経た人財は、
若く経験の浅い人材を、寄り添い導ける人財へとなっていかねば、
若年労働者にはできない「導き力」がない限り、
とてもこの先、生きてはいけない。

教えることで、教えられることはたくさんある。
リカレント教育とか、
レジリエンスなんて言葉も少しずつ一般的になってきている。

SDGsなんてのは、もはや誰もが知ってる言葉。

リーダーもステージ毎に求められるスタイルは違う。

創業期に優しいリーダーなど不要。
多少強引なまでも、力強くけん引していく、背中を見せるリーダーが必要。

成長期には、チームの力を一丸とまとめ上げて、
導くリーダーが必要。

安定期には、個々の細やかな諸事情や得手不得手までケアできる、
女性のような気遣いが行き届くリーダーが必要。

リーダーのスタイルも、
こういった社会の肌感覚を踏まえて、
それぞれのステージに応じたリーダーシップが求められる。

つまりは、
縦横無尽に切り替えられないとならない。

いくら創業期だからといって、
今や横並びが当たり前の時代。
ベンチャー立ち上げ時期とはいえ、
一従業員の労務管理は、何ら変わらないことを承知のうえで、
様々に取り組んでいかねばならないってこと。

アナタは、どんな立場にいて、
どんな組織(一緒に組んでいるチーム)にいて、
どう立ち居ふるまっていますか?

追伸、
あぁ、我ながら、時折そう感じてはいるのですが、
ほとんど業界関係ないトークになってきてしまっています。苦笑
ご覧の方には求められていないことなのかもしれません。苦笑
でも、大事なことだと思うんだけどなぁ。。。

追々伸、
送り出し機関側は、まだまだ縦社会=ヒエラルキーの世界。
来日してくる技能実習生や特定技能者も同じ。
でも、日本は横社会。
バランスを取りながら、進めていくしかないですね。
基準は日本で構わないし、
横に手をつなげられない送り出し先であったならば、
違う先と手をつなげていけばよいだけですから。

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