外国人技能実習制度の初心者の方へ、ウエルカムです。

仲間

なんだか偉そうに経営指南に近しいような話が多かったので、
ちょっと初心者向けにもお話ししたいと思います。

というのも、先日、ある初心者の方が基本的な疑問を投げかけていました。

「技能実習が3年終わったら、自動的に特定技能へ進むことができるんですか?」

コチラを長々ご覧のプロの方々には、
よくよくお分かりのことと思われますが、

初心者の方にはチンプンカンプンな素直な疑問ですよね。

この業界にいない方の一般常識的に考えれば、
入管へ申請すれば、通るのかどうかってことだと思います。

でも、この業界にどっぷりの方々の頭の中には、
労使相愛で、監理団体も特定技能のことに精通していれば、
評価調書を作成して、各種書面を整えて、
送り出し側とも確認と交通整理をすればスムーズに行ける。

でも、
違う会社へ転籍を考えている場合は、
そもそも既存監理団体の付き合い先なのかどうか、
違う場合、監理団体はスムーズに橋渡しに協力できるのか、
送り出し機関はどう紐づいてくるのか、来ないのか、
そもそも、その次の新たな受入先は、受け入れ可能な諸条件を満たしているのか、
そこに別の登録支援機関などの業者は介在しているのか、
いやいや、悪質ブローカーが介在しているのか、
相当なハードルを様々多方面からチェックして、
全ての関係当事者間の同意書まで用意する必要も出てくるやもしれません。
(旧受入先、旧監理団体、旧送り出し機関、新受入先、新登録支援機関、新送り出し、そして旧実習生本人)

改めて書いてみると、相当なストレスですね。苦笑
利害関係者が7人も登場します。
ここに悪質ブローカーが入ると、8人にもなります。笑

また、すべての技能実習の対象職種の延長線上に、
特定技能への道が繋がっているとも限りません。

結果、個別にこの場合、この場合と、ケースバイケースの対応を、
慎重に丁寧に進めていかねばなりません。

考えただけでも1カ月やそこらじゃ調整すら終わらなそうです。

「1号から2号への技能検定の対策は、どう指導すればよいのでしょうか?」

基本的には、技能検定対策は、受入先側の責任です。
監理団体は制度事情には精通していて当然ですが、
例えば、旋盤技術に精通しているのかといえば、そうではありません。
建設重機の運転技術や安全衛生に精通してはいないからです。

ただし、職能といわれる職種や、それぞれの業界独自の検定協会に、
検定の過去問や、指導資料などが売られています。
JITCOも色々と出してますね。

そうやって、検定の合格基準を推し量れるような、
検定対策の様々な情報や資料を提供する形で、
調べて、用意して、検定対策を後方支援することまでは、
必須業務になることでしょう。

コロナ事情で、相当早めに検定申し込みをしておいたほうが無難だったり、
そもそも技能検定の申し込み自体を決して失念しないように、
時期が来たら、手続きをスムーズに行うことも求められます。

などなど、
プロ中のプロの方々には、何度も経験してきたことも、
業界初心者の方には、まったくもって、チンプンカンプンです。

これらを責任のある方がきちんと指導してくれる組織は、
何ら問題ありませんが、

残念ながら、そういう先ばかりではないのが現実です。

そもそも監理団代のほとんどである組合自体、
中小企業の集まりが多いので、
たまに思いますが、
人財育成を得意としていない監理団体は少なくない。

結果、昔ながらの、やって覚えろ的な乱暴な教育指導方法が現実。

であった場合、新人さんはどうすれば良いのか。

教えてくれないならば、自ら学ぶのが大変なので、辞めるのか。

明るく笑顔で元気いっぱいの外国人技能実習生の若者たちを目の前にして、
自分には対応できないと辞めるのも手かもしれません。

もしくは、いくら教育指導といっても、
550ページにわたる運用要領をポンと渡され、
読み込んでおけ…と言われても、心が折れる人がほとんどだと思われます。

技能実習の運用要領
https://www.otit.go.jp/files/user/statistics/201023-41.pdf

ちなみに、コレだけでは終わりません。
以下にもっと膨大にありますし、

OTITの技能実習制度運用要領ページ
https://www.otit.go.jp/jissyu_unyou/

これは技能実習の基本中の基本といわれるものであって、
国ごと、業種ごと、他にも様々な法令などを頭に入れていかねばなりません。
(士業試験とも比較にならない膨大な知識が必要になります)

結果、習うより慣れろとなり、取り返しのつかない失敗に陥る場合も少なくありません。
そもそも、1号から2号への移行申請など、
実際には、どのくらい前から申請すべきか、
また、それすら忘れていたなら…ゾッとしますね。

だからこそ、自組織内に頼れずとも、
また、先輩方が自身の多忙を極める中、十二分に指導することが不可能だとしても、
解体新書企画で賄える部分が、
カバーできる部分が多ければと、
活動を続けている理由でもあります。

私の訴えているテイストが、
どうも玄人向けにしか聞こえない=新人排除に取られていそうな気がして、
たまにはと書いてみました。

ウェルカムしていないのは、
単に自分が楽して金儲けしようとしている方々です。

学ぼうという姿勢、気持ちがない方々です。

知識が十分じゃなくても、
人に聞くことは決して甘えでもなく恥ずかしいことでもありません。

先の運用要領を渡されて、一人で完璧なプロになれる人など、
誰一人としてみたことはありません。

変にマウントを取りたがる方がいたり、
上から目線でしかものを言えない人が居たり、
誹謗中傷的なコメントをする方が居たら、
私が責任もって、丁重にご退席願います。
(むろん、注意したり、説明したりしながらですけどね。)

自らの手に職の世界には間違いなくなりますので、
わずかな金額くらい、自分で自己投資してみるのは手だと思います。

なにより、マトモで頼もしいアニキやオネーサン方がたくさんいらっしゃいますので。

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