↑こんな風に笑えるためには…。
まさか、今月末から問題なく入国再開の運びとなり、
あと1,2か月待ってれば、
技能実習生や特定技能者が自社まで働きに来てくれると、
思ってないですよね。
この先も、まだまだ紆余曲折があるでしょうし、
単に待ち続けてさえいれば、
問題なく持続可能…とか、思っていないですよね。
人手不足の解消をとして、
ここ数年、打てる手はすべて打ってきているどころか、
打っても何の反応もないからと、
求人すら出さず、
技能実習生や留学生集めにしか精を出さない会社が多かったのかもしれない。
ずいぶんと前から不思議に思うのは、
ナゼ、マーケティング的な考え方をしないんだろうかってコト。
物販やサービス会社は、
身近な親しみのある言葉かもしれない。
でも、下請け構造下にある製造業系、
モノづくり系の会社には、
あまり馴染みもなく今まで過ごせてきたのかもしれない。
つまり、
農家は農協へ。
漁業は漁協や市場へ。
食品製造もまた、スーパーや飲食店、大手販社へ。
*まだ営業的に必要な場合があるのかな。
建設も製造業も、ホボホボ限られた元請けからの仕事だけですよね。
マーケティングと聞くと、
なんかこう、売るためのチカラみたいなイメージだと思います。
そう、売る=利益が生まれる=儲かるって思うと、
アレコレと試してみたり、
トライする意欲のわく方も多くいらっしゃいますが、
コレが求人となると、ターゲットを集めるチカラとなります。
なんでそんなことまでせねばならないのか…
やっても来るかどうか確約がない…
そんな暇も(頭も)ない…
そう。
下請け構造下にある経営者は、
求人はもちろんのこと、
新規販路開拓(営業マーケティング)はハナから諦めてる方も意外と多い。
そういう先に限って、
職人はいいものを作っていれば…とか、
社内の空気を良くしよう…とか、
何かこう別の仕事を探しだして、
目を背けようとする。
売上もろくに増やそうとしない。
求人もアレコレと手を尽くして集めようとしない。
そんな経営者たちの下で働く方々は、
この先、どうなっていくのかすら、
考えるコトさえなく、
今の暮らしがそのまま永遠に続くと思っている。
経営者の目を覚ますことが、
もしかしたら、これからのイチバンの仕事になるのかもしれない。
税理士も社労士も、何士でも、
ヤル気のない、力のない経営者とは、
声をかけても提案しても響かない経営者とは、
所詮、自分事ではないので、
会社が続く限り、顧問契約が続く限り、
ルーティン対応で構わないってなってるのが一般的なのでしょう。
経営者も経営者ですが、
そこに従事している業者もたいていはそんなレベルですし、
たとえ力を持っていても、経営者が敬遠するなら、
無理に押し付ける余計なお世話はしないのが一般的な日本人。
経営者が目覚めない場合は、
やりようは二通り。
時間を待って、
廃業へのソフトランディングか、
M&A(売却譲渡)か。
たぶん、そんな業者が増えてくんじゃないかな。
つまり、
人手不足の解決策は、
『経営者が目覚める』こと。
別に、販促的なマーケティングがわからなくてもいい。
自社の従業員がナゼ黙々と働いてくれているのか。
求職者たちは、今、何を求めて職を探しているのか。
自社では、どんな人材を求めているのか。
(一般的諸条件のみならず)
攻略方法(テクニック)を知るのも大切ですが、
一にも二にも、リサーチが肝要です。
自分で考え、策を講じ、結果を出すことが求められているのに、
ソコに責任を負おうとしない現実を、
経営者自身が直視することから、始まるんだと思います。
そして、
突き詰めていけばいくほど、
経営者自身が、何を実現したいのか…
ナゼ、会社を興し、事業に取り組んでいるのか…
この哲学的な本質、本音と向き合わねばならなくなるし、
これらを言語化することが求められる。
この外国人労働者の受入業界と同じく、
経営者一人では、フツーとてもデキルことではない。
でも、自社なりに成し遂げていかねばならない。
ならば、デキル人、頼れる人と二人三脚してもらうしかない。
そこにコストを割く方が、よほど生産的、建設的だと、
ソコまで大事なコトなんだと、理解と納得と覚悟が及ぶかどうか。
理解すら及ばない経営者もいれば、
メンドクサイし、(安近短で)儲からんと、すぐに逃げ出す経営者もいれば、
向き合ってもデキナイ経営者もいる。
全ては近い将来に、『当然の結末』として、
自分の目の前に具現化してくるとわかっていて、
人は「予防(未然回避)」には注力がデキナイ。
糖分接種をやめられない糖尿病患者、
何かと煙たがれるスモーカー、
百歩譲って、自分だけに被害が及ぶならばまだしも、
今まで付き従ってきてくれた従業員の将来まで、
とてもじゃないけど責任は持てないと逃げるかどうか。
栄枯盛衰、
長いか短いかの違いはあれど、
右肩下がりで終わりを迎えるフェーズは、
致し方ないのかもしれない。
だとすれば、
ホントに、この過渡期を生き残りさえすれば、
また上昇サイクルに入っていくのは必定なので、
目覚めてヤル気のある経営者だけが残っていくという、
とても良いフルイにかかっているのかもしれませんね、今のこの数年間は。
外国人というバンソーコーに依存していた“だけ”の先では、
正に今、直面している問題だと思われます。
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