今に『外国人同等以上の給料を日本人にも…』となるかも。そして、ソレでも日本人を採用しない…のはナゼか。

余談

先日、日本人を雇用しましょう
そう書いてみましたが、
同時に、ナゼ企業側では「日本人を敬遠するのか」について、
改めて書いてみます。
(あくまでも技能実習生や特定技能者を雇用したがる受入企業側の考えです)

 
低賃金で働く外国人労働者がバンバンやってくるから、
日本人の給料がいつまで経っても上がらないンダー!
 
って主張される方々がいつの時代でも一定数います。

コレ、ホントにそうだと思います?

受入企業側の声に耳を傾けたことありますか?

日本人は続かない… 

だから、日本人は雇わないって言ってるんです。

 
基本的に、技能実習生や特定技能者を採用したい受入側では、
語弊と偏見を承知の上で、あえてわかりやすく乱暴に言えば、
“単純労働力”を求めているワケです。
残念ながら、未だに“単純労働”の部分はなくならない。
そして、極論、誰でもできる仕事だからこそ、最低限の賃金しか支払われない。

だからこそ、低賃金で働いてくれる人材を企業側が求める側面があるんです。

そして、
会社はいつだってピラミッド構造。
社長がたくさんいて、中間管理職よりも多くて、
単純労働者がイチバン少ない会社なんて、見たことありますか?

経済社会、資本主義の国ではごくごく自然なコトであり、
良い悪いを抜きにして、一般的にはまだまだ金持ち(金稼ぎがうまい人)こそ選択肢が多くあるのが、
未だに目を背けられない現実です。

ココにおいて、
ナニジンなど関係ない。

仕事ができる人には、より難易度の高い仕事を任せますが、
中間管理職の席が埋まっていれば、
その席が空くか、
埋まっている人たちよりも図抜けて秀でていると誰もが納得してしまうほどの、
圧倒的な結果を携えねば、昇進、昇給などありえない。
(もしくは、新たな席を設けてもらうか=新規事業など)

ココにおいて、「独立」という選択肢以外、
社内での昇進、昇給しか、低賃金から脱却できる手段はないことになる。
(もしくはヘッドハンティング的な転職か…)

こういった現実に目を背けているか、
想像すらしない人に限って、
誰かの、会社の、社会のせいにしたがる。
自分は何も悪くないのに、ナゼ、自分だけが苦しまねばならないのかと、
ソレ自体が身勝手であるコトさえ気づかぬままに。

 
別に、ハードコアなマッチョ思想を言いたいワケでは無いものの、
高賃金を望むならば、選択をするのは当然のこと。

で、ほとんどの人たちは、独立なんかする気もないし、
デキナイと思い込んでそのまま立ちすくみ、思考停止していく。

独立できない人材ならば、
どこかの会社へ入って働いて、低賃金で満足するか、
昇進をかけてアレコレと結果を出すべく、取り組むしかないってことですね。
前述したとおりであるならば。

 
とまあ、この話の流れで言えば、
スタートは誰でも“単純労働”となる。

であれば、企業側にすれば、
『お願いだから働かせてほしい…』
少なくともヤル気があり、面接でより良さげな人材を選べる採用ルートこそ、
重宝するのは当然のこと。

外国人技能実習生や、特定技能者と比べてみて、
今どきの日本人の求職者に、
彼ら彼女らに勝るとも劣らない情熱や、モチベや、必死さが、
あると思いますか?

なおかつ、
日本人と比べて、
外国人労働者のほとんどは、
期間限定の出稼ぎ目的です。

つまり、
日本人の様に、生涯に渡って昇給や多額のボーナスの支払いを心配をすることなく、
3年、5年辺りで、帰国していくんです。

結果、労使の目的が合致し、相思相愛で話が進んでいくわけですね。

コレ、誰が悪いとか、そういう問題じゃありません。
強いて言えば、
経済社会が、資本主義が、格差が悪いとしか、言いようがない。

そんな外国人労働者は、現状において、
日本人以上に優遇され、守られている。

つまり、先日書いてみた安上がりな日本人よりも、
相当にコストも手間暇も労力もかかるというのに、
あぶれている日本人など見向きもせずに、
外国人労働者をひたすらに雇用したがる企業が出来上がるというワケです。

外国人同等以上…
国もバカではないので、基本的な大筋では、
日本人従業員以上に外国人労働者を雇用できないルールを敷いている場面が多々あります。

それでも、人手不足になるくらいだからと、
特定技能では一部、そんな人数制限すらありません。

日本人だからという理由だけで、
自身の能力も十分に発揮できない人材であっても、
能力が極論足りない人材であっても、
不公平なほど、不平等なほどに、
日本人優遇措置として、外国人同等以上の待遇がルール化する情けない国にもなりかねません。

しかし、それでも、
前述のように、コスト高、リスク高であっても、
日本人は採用せずに、外国人労働者を採用し続けるのかもしれません。

*中間管理職以上は日本人の独占的な職務でしたが、
特定技能や技人国などが、ドンドンその幅を広げ、
もはや外国人の方々のほうが優秀有能であり、
能力の低い日本人を部下として指導している職場もチラホラあります。

 
じゃあ、どうしたら外国人に負けずに、
会社の入社というスタートライン=“単純労働者”に成れるのか。

いやいや、まだまだ就労可能な業界、業種、職種においては限定的な分、
外国人労働者が入れない分野、業界、業種を探して、
ありつける先を探すしかないのかもしれませんね。

バカにするなと怒れる気概があるのならば、
外国人労働者に負けず、見たかコレが日本人の能力だ!と、
声たかだかに、実行、実現していただきたいものです。

 
追伸、
たまにはと、だいぶ偏った辛辣な書き方をしてみましたが、
たぶん炎上するほど見られてないから、大丈夫だと思う。苦笑

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