組合が、監理団体が潰れていく…

介護

言ってる通り、監理団体が潰れていきます。

九州介護支援事業(協)
~新型コロナの影響で実習生の受け入れが困難に~
https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20200914_01.html?s=rss

負債総額は約6700万円。
いったい、何に使えば、こんな負債額になるのか。

また、ナゼ、もっと早くに、事業閉鎖しなかったのか。

組合って、そもそもが、組合員による組合員の為の器であって、
組合員が総会で選んだ理事が理事会で運営している組合事業。
赤字になっても、組合として借入して事業へ取り組むのも手ではあるのでしょうけど、
返せなくなり、事業も継続できなくなり、破産手続きとのこと。

フツーに考えれば、理事会改め代表理事としての借り入れ保障人になっていたならば、
責任がまとわりつくのもフツーですが、権限は会社と違って、ほとんどない。

まぁ、意味のないことなので、この辺りはこれくらいにしておきますが、
一職員には見えないお金の流れが、
色々あるってことなんでしょうね。

大体からして、たかだか28人の受入で、
送り出し先10社ってのもまた、不思議なほどに多い。

いったい、コロナにならなかったら、どれだけの受入を予定していたのでしょうか。

少し内情を知る方から、教えていただきましたが、
至極まっとうに取り組もうとされていらしたとのこと。

私には本当かどうかを知る術もありませんが、
だとすると、どれだけ脇の甘い経営をされていたのかと。

さて、死人に鞭打つようなことをしたかったのではなく、
ここから先が本題です。

実際に、同様の監理団体は全国津々浦々、少なくないと思われます。

10人、20人の受入をしたばかりの組合。
いや、これから入ってくる予定だった組合。
立ち上げて面接したばかりの組合。

どこも、既存先への責任を考えれば、
当然、なんとかして、時間を稼ぐ手段を講じるしかないのですが、
そんなことまでできるゆとりのある組合ばかりじゃない。

いち早く、素直に、手を上げて、事業継続の断念と謝罪と後始末に入るべき組合も、
少なくはないのではないかと。

というか、たまたま借入額が大きかった?から、
この組合が取りざたされただけで、
実際に、すでに事業閉鎖する組合も、
多分、すでに少なからずあったんでしょうね。

前出の組合のHPがまだ生きていて、
そこにfacebookで、仲良く楽しそうな実習生の子たちの写真が、
たくさん載ってました。

残念ですね。

今まで、何のために、労力を注いで、コストを費やしてきたのか。

経営側が残念な場合、
振り子の先にいる人たちは、とんでもなく寝耳に水の悪影響を被ります。

経営者の責任は、自己破産すれば済むようなことではないんです。

それでも、誰でも頑張って取り組めば、
組合を作り、監理団体の設立、運営まで、手を出すことができます。

偉そうに色んなことを言ってる私だって、
最初から、色んなリスクを承知して、当該事業に関わってきたワケじゃありません。

何とも罪深い事業ですが、
結果、こういう屍を踏み越えて、前進していくのが現実の世界です。

一職員の方、全体像が見えていない方、
くれぐれも、自身のみは自分で守れるようにしておきましょう。

経営側でもない限り、
いざとなったら、辞めればいいんですが、
その後、どこでもどんな仕事でも構わないという強さを持っている人ならばともかく、
ワガママで自分がどんな状況に置かれているのかまるでわかっていないとまで言われる実習生のように、
あの仕事は嫌だ、この仕事は嫌だ、
あの会社は嫌だ、なんて言える状況ではないのかもしれませんから。

受入先の方。
もしかしたら、付き合い先の監理団体の経営が、
足元から大きく揺らいでいるかもしれません。

別のマトモな組合を探しておく必要があるのかもしれません。

その時になったら、機構へ相談して、
適切に監理できる監理団体を紹介してもらうのもよいでしょうけど、
紹介された先が高いとか、監理がウルサイとか、
そうならなければいいですね。

マトモに、マジメに、事業に邁進するだけでも、
相当な労力とコストと時間を費やす事業なので、
マトモに運営できているだけでも、
(中身がガタガタで外面だけ良いのは別)
ある意味、大したものなのかもしれません。

コレで、帰国困難なベトナム人技能実習生が、
一斉に帰国し始めたら、
運営困難になっていく監理団体もまた、
増えていくようにも思われます。

こういう時は、何が起きてもおかしくないので、
そんなことが青天の霹靂化のごとく、自身に降りかかってくるかもしれないことを、
頭の片隅にでも、置いておくと良いのかもしれません。

自分で自分の人生のハンドリングをしたい方は、
個別にご相談ください。

それどころじゃない方々ばかりのご様子ですが、
一応触れておきます。

別にこの業界だけじゃない。
世界各国どこの国でも、大なり小なり色々あります。
振り回されるより、変化を自分で誘導できるようになりたいものですね。

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