気になる記事を見つけてふと思ったので、
色々考えてみた。
ベトナム人に不法就労あっせん ブローカーの日本語学校職員を逮捕
京都新聞社 2020/09/08 19:26
以下、記事引用し、突っ込んで想像してみた。
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京都府警組対1課と東山署などは8日までに、
入管難民法違反(不法就労あっせんなど)の疑いで、
ベトナム国籍の日本語学校職員(37)=京都市伏見区=と
人材派遣会社の元社長(37)=西京区=ら男3人を逮捕した。
府警は日本語学校職員がブローカーとみている。
日本語学校職員の逮捕容疑は2018年12月~19年8月、
通訳などの専門職を対象にした在留資格「技術・人文知識・国際業務」で入国した20~30代のベトナム人の男女2人を、
資格で認められない単純労働をさせる目的で、
同社にあっせんした疑い。
残る2人の逮捕容疑は共謀して19年8月~今年5月、
ベトナム人女性に西京区のクリーニング店で、
アイロンがけなどの単純労働をさせた疑い。
府警によると、
日本語学校職員は1人当たり約40~65万円のあっせん料を得ていた。
伏見区の日本語学校に勤めながら、
17年10月にベトナムで日本語学校を開設し、
日本での就労を希望する生徒ら計15人を同社にあっせんしていた。
容疑を一部否認しているという。
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まず、技人国で、資格外就労=不法就労の法令違反を意図的に行っている。
大卒が、技人国要件に実う業務とその業務量があり、
大卒としての日本人同等以上給与の雇用条件にしか付与されない技人国。
もしかすると、
大卒証明を偽造し、貧困にあえぐ層の若者の経歴を捏造し、
なおかつ、受入先の業務やその雇用条件さえも虚偽で塗り固め、
のど元さえ通れば、後は知らぬ存ぜぬで通ると思っている。
さらに、当然のことながら、
無事に許可が通ったのをいいことに、
その受入先が雇い止めをしたとか何とかテキトーに理由でもつけて、
別先へ別雇用条件で就職あっせんしようとも、
技人国で許可されている業務ではない単純労働など、
不法就労助長罪以外の何物でもない。
これまた、バレないからと、たかをくくっているのも悪質極まりない。
そして、
これらの送り出し元自体も、日本語学校という体を取り、
技能実習で言う送り出しライセンスも何もいらないとして、
偽造でも悪質でもなんでも、人手が欲しい先へと、
技能実習も技人国も特定技能も当てはまらない、
ややこしい法など知る由もない情報弱者の受入先へと、
詳しい説明もないまま、斡旋していく。
その線に乗らない子は、自身の勤める日本語学校へ、
留学生として送り出す。
キャッシュポイントを時系列的に悪質目線で列挙してみると、
1、日本語学校での授業料、テキスト代(この時点から借金漬け)
2、日本語学校を卒業後の就労先斡旋手数料、保証金などももろもろ。
ベトナムだけに100万、200万とってるかもしれない。
書類偽造にせよ、COE取得にせよ、エアチケットにせよ、
すべてに大きく手数料が載ってることでしょうね。
3、日本語学校の場合、生徒一人入学してもらった分のキックバックで10万以上。
4、技人国の場合、受入先からの斡旋手数料
受入側の足元を見て、支払える分だけ…もしかすると、就労後月々ずっと数万円。
5、技人国ベトナム人の借金の状況によっては、
働き始めてからの給料天引きで毎月数万円。
(企業側と含めて往復ビンタンで取る)
他にも細かい部分は色々ありそうですが、
ざっとこんな感じでしょうか。
情報弱者の労働者や受入先へは、
ちょっと理屈を知っていれば、どうとでも説明できます。
(その分、ちょっと突っ込めば簡単に破綻する説明ですが。)
アホな連中は、そうか、そうやって儲けるのかと、
まるでヤクザ顔負けの亡者ブローカーになりますが、
私のこんなブログに来る人は、そういう方もいないので、
書いてみました。
悪質かどうかを問わず、
何も知らないベトナム人へ、日本語を教えることには、
たとえ、ソレがE-ラーニングであっても、
基本的に人の労力がかかります。
招聘するための在留資格を取得するためには、
人の労力がかかります。
就職先を探して斡旋するには、
人の労力がかかります。
ついでに、当事者同士で法もロクに知らず、
コミュニケーションも上手に図れないならば、
そこに監理や支援する人の労力がかかります。
飛んでくる飛行機代もかかります。
お金は間違いなく、様々、決して小さくない額で動きます。
問題は、法を守っているかどうか。
全体最適=SDGsとして持続可能であるかどうか。
個人的には、ただ安ければよいとも思いません。
だけど、効果や成果に見合わない、
全体最適が崩れる額面を必要とする場合は、
ナンセンスだと思うし、
その視点がなく、自分だけが良い思いをする人は、
いかがなものかと思います。
そもそも、ビジネスマンであるならば、
いや、例え教育家であったとしても、
事業が続くかどうかが大きな問題であり、
途中でこの記事のように破綻するのは、
ビジネスとはいいがたい。
1年、2年で数億円、稼ごうと思えば、
たぶんアレコレと詐欺を仕掛ければ、
稼げちゃう。
ただ、マトモな神経の人には到底無理。
マトモな人でも、夢溢れる人でも、
だんだんと頭がおかしくなっていき、
当初の高邁な妄想を実現させるためにも、
今は泥水を飲まねばと、
意味わからない本末転倒に陥り、
結果、悪質ブローカーへと転落する人は多い。
1,2年で、数億稼ぐのと、
自分はそこまで贅沢することなく、
真っ当に10年、20年で1億稼ぐのと、
(20年で1億でも、月に均すと41万ちょい。)
どちらを選ぶかってこと。
あ、1、2年で荒稼ぎする行為には、
両手にお縄がかかるリスクがついて回り、
なおかつ、ブラックリストで、
その後、法的には数年、業界人的にはずっと、
この業界での商売はできなくなります。
ホントは、どちらがお得なんでしょうね。
違う業界に行けば、
また違う業界知識も身につけねばならないのに。
つか、人を騙して裏切って、なんも感じない人って、
どれだけお金を稼げたとしても、
ホントに幸せなのかなぁって思います。
まぁまぁ、良い子のミンナは決して真似しちゃダメですからね。笑
芸人のフリでは、決してありませんから。怒
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