送り出し機関向けにも、たま~に、ブツブツ呟く私。
今回も、久々に書いてみます。
・・・マヂで、ガチで、送り出し次第です。
わかりよく、比較して書いてみましょう。
(現行)技能実習の場合
『ぶっちゃけ、誰でも候補者になれた』
【前職要件】なるものは、ルール上、確かにあります。
が、んなもん、無いも同然が実態。
つまり、中卒、高卒、大卒など学歴なんて一切問わない。
なんら試験も何もない。
ある意味、やる気一つで、決心と覚悟と頑張り一つで、
誰でも日本に出稼ぎに来れた。
でも、今後は違う。
(今後)育成就労の場合
『ぶっちゃけ馬鹿は、面接の場にも立てない』
良くも悪くも、日本語ハードルが入国要件についた。
(アホくさい前職要件は撤廃された)
それは、「勉強慣れ」してる人材、
試験勉強の適性のある人材しか、
面接には立てなくなったという事。
私の好きな「カワイイバカ(失礼)」は、もう日本に出稼ぎに来れるチャンスはない。
たった一つ。
この1点において、送り出し機関の現実は、大きく様変わりする。
『やる気さえあれば誰でもよかった』のと、
『試験勉強適性のある人材以外不可』なのでは、
手間もコストもまるで異なる。
あげく、テストさえクリアする人材ならば、
テストなんかよりももっともっと根本的に大事な、
性格、人格、価値観、やる気、確固たる意志、覚悟、決心、などなどが、
おざなりになる。
せっかく手間暇かけて育てた人材=手塩にかけて作り上げた商品(失礼、わかりやすく便宜上、あえてそう表現します)は、
まずお金に換えなくっちゃ、そもそも事業として成り立たない。
そうでもなんでも、日本側としたら、
N5、N4合格の候補者を、揃えてもらえない限り、
育成就労の制度事業なんて、そもそも成り立たない。
だって、売れる商品がろくになかったら、
商売になるわけがないから。
(えっと、非営利事業ね…一応、言っときますけども。苦笑)
さぁて、殿様商売してる先は、どうなりますかね?
偉っそうに、上から、
「お前のとこから何人取ってやるよ…」
な~んて、やってる先、
どうなりますかね?
そもそもが、
N5やN4をしっかりきっちり送り出していける先って、
今、この時点で、いったい、何社くらいあるんですかね?
(介護の送り出し先は問い合わせ対応に追われるでしょうけれど、しっかり事前教育費を取りましょうね…後ろに並べば並ぶほどに)
(で、金に目がくらんで、テキトー人材しか送り出せなくなったら、そもそも終わりますけども)
でね、
育成就労の肝って、送り出し機関なんだって、
ある程度はお分かりいただけるかと思われますが、
特定技能周りの方、対岸の火事じゃないのも、想定が及びますか?
あのね、特定技能って、宿泊や外食を除き、
ほぼほぼ、元技能実習生なわけですよ。
加えて、もう元技能実習生は、自動的に量産されなくなるわけですよ。
在庫もないのに、どうやって登録支援機関として、事業を執り行えるの?
そもそもが、その領域は、職業紹介事業だから、
ウチには関係ないって?
そういう先は、そのままどうぞ。
なんちゃって送り出し機関もまた、淘汰の一途をたどります。
少しずつ、時間が経つにつれて、
身に沁みてわかっていくことでしょう。
その時には、時すでに遅し…かもですが。
なんにせよ、送り出し機関に、N5?N4?人材をトスアップしてもらえない限り、
日本の労働力は、今よりかなり確保ができなくなります。
当然、監理支援機関も、事業になりません。
その後のばらけた一握りで飯を食ってる登録支援機関の方々も。
さぁ、力のある送り出し機関の方、上手い事、足元みて、お料理してあげましょう。
阿呆は相手にせず、
他にもっと素晴らしい送り出し先があると思われるので、
そちらでどうぞ~っていってればいいですから。
勝手に良好かつカネのある監理支援機関が、集まってきますから、
えり好みしましょう。
そして、変わりなく、良質な人材を、どうぞ送り出してくださいませ。
宜しくお願いしますm(_ _)m
追伸
送り出し機関事業の肝となるポイントについて、
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ご興味ある方はどうぞ。


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