コレ、技能実習でも特定技能でも、何でも同じことなんですよね。
裏でコンサル的な方々が口をそろえて言う問題。笑
同時に、読む人がいないから、コンサルが成立してる問題。笑
この業界、本当に「代行業」が多いなあとしみじみ思う瞬間です。
長年のご苦労が体中に行き渡り、
自分で是非の確認をするほうが確実だと考えてる経験豊富な方々も、
特に中小からのたたき上げは、
誰もが皆、この業界に入ってきた新人の頃の気持ちを忘れてしまう。
親が子供に、「勉強しなさい!」って言うのと、
全く同じだと思いませんか?苦笑
「新人教育マニュアルは、運用要領だ!」
そういわんばかりに、
給料を払って、読んどけ!って指示し、
600ページを読ませるにあたり、
新人の若い方々は特に、
600ページと向き合う前から、
「そんなんわかるワケなかろうもん…」
そういう気持ちになって、実質意味がない。
失礼な言い方、
小学生に東大の赤本読んどけ!っていうのと同じな気がする。
東大へ入るのが仕事で給料出してるんだから、
赤本くらい読むのが当たり前だろ!
読めない、読まないオマエが悪い…
昭和の経営者の考え方そのもの。
でもね。
新たに監理団体職員の求人に応募してくる新人さんたちには、
この問題は当てはまるんですが、
本当の問題は…
新規参入する経営者もまた同じレベルだってこと。
親しいお仲間の方が、
もう経営者には、
「雇用ライセンス制」
を国が整備すべきじゃないか…
そう提言されていたことを思い出します。
サッカーをするにあたり、
どこぞで草野球ならぬ草サッカーするなら、
オフサイドってルールを知らずとも、
ソコで失敗して学ぶことで、
次にはそんなルールがあるコトをわかって、
試合に臨めます。
そして、同じミスを犯しても、
ゲームに負けるだけ。
何度か経験し、カラダでわかってくる。
慣れていく。
人間、最初ってそんなものですが、
ことこの労働者を雇用するってのは、
ワケが違う。
雇用契約を締結するにあたり、
ルールを知らずして、適正適切な雇用契約など結べるはずもない。
雇用条件に沿った賃金計算とその支払いができていなかったなら、
ソレは賃金不払いとして訴えられて負けるリスクを、
スタート時から負うことになる。
外国人技能実習生や特定技能者などを雇用する場合は、
余計に労務関係をきちんとしてないと、
定期的にチェックされて、不備も悪質と判断されたなら、
一発アウトになることも。
監理団体職員という労働者であればまだしも、
経営責任を負う理事や、
行政処分を食らうと名前が公表され残る代表とでは、
そもそも責任の重さが違う。
ルールも知らずして、自滅のリスクを自ら望んで背負う経営者は、
それこそ怖さをわかっている側からすれば、
それでトラブルになろうが、自分の責任だろうが…としか思わない。
ココで済むなら、
残念な経営者と、そのリーダーに付き従っていた監理団体職員の問題と、
好きにしてればよいのですが、
ソコに振り回される受入先と技能実習生は?特定技能者は?
なんのミスも失敗もしてないのに、
急転直下、多大な迷惑を被ることになる。
アホな経営者のおかげで、
業界全体が奴隷労働業界だって言われ、
マジメに必死に取り組んでいる方々もまた、
全く関係ないところで、後ろ指をさされることになる。
運用要領600ページ読め!問題。
まず読まない、読めない経営者が多い中、
どうやって、小学生に、東大の赤本を望んで読み解きたくさせられるか問題。
東大生でも解けない難儀な問題ですし、
私のような余計なお世話が好きな人には、
本当に悩ましい。
まだ、コンサルだの水先案内人や、
用心棒的なプロを横につけながら進むならわかりますが、
経営者に限って、事務所を用意するとか、
許可をもらうためのハードルは超えないとって部分は積極的に用意はしますけど、
「余計なコスト」ってしか思えない情弱さ加減だから、
リスクも理解どころかイメージすらわかない分、
コンサルはつけないだろうな。
(大手どころ、特に守るべき部分が大きい場合は別、理解もコストも頭脳労働も許容できる場合は多い)
それよりも、
支払える原資が確保できてから…
それまでは手弁当で…のほうが判断基準は高い。
計算さえできれば、まずは目先の金儲けだからなあ。
金は一番説得力あるから。
その割に、カネで説明してもリスクを実感できず直視しませんからね。
伝え方の問題であっても、目先じゃないから先送り…で、きれいさっぱり忘れる始末。苦笑
人はすべからく、
誰かに聞けばよい…って自責を他責に投げたがる傾向もあるしなー。
運用要領600ページを誰でも夢中になって読ませられる手段をお持ちの方は、
それだけで一儲けできそうな気がします。笑
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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
SNSやLINEなどもいいんですが、やっぱり個別に届き、残り、ふとした時に探しやすいメール媒体が好きなんです、私。
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