特定技能の受入企業が、登録支援機関に絶対領域として求めている業務が、アンケート結果から分かった…

介護

先日、介護の専門機関であるJICWELSより、
貴重なアンケート結果が掲載されていました。

介護のみならず、全分野に共通する部分を抜粋したので、
ぜひ、ご参照ください。
ココから、色んな事がわかります。

「介護分野における特定技能制度の推進方策に関する調査研究」
報告書及び介護事業者向けガイドブック
https://jicwels.or.jp/fcw/?page_id=17046

・介護分野における特定技能外国人の生活・就労実態、支援状況等の把握を目的とした
 調査(アンケート、ヒアリング)を実施
・この調査を元に、特定技能外国人の受入れを進めていく上での課題や推進方策について報告書にとりまとめた
・介護事業者に向けて特定技能外国人の受入れ促進のための効果的な支援のあり方等に関するガイドブックを作成

 
マジかーって思ったポイントを、少しだけ以下に列記してみますね。

• 特定技能外国人を受け入れた理由は「一定の専門性・技能を有する人材だから」が43.5%
*ココはまだまだ実態の理解が進んでいないのか、
ちゃんと介護向けカスタマイズされた教育を受けている人材を受け入れられたのか…

 
• 登録支援機関を「利用している」法人は82.6%、「利用していない」法人は17.4%
*介護は普段から役所仕事に慣れているので、利用せずにできる先が少し多いのかな。
むしろ慣れているハズなのに、全部委託じゃなく、部分委託が多く、
むしろ登録支援機関へ丸投げしてる先が多いのか。

 
• 登録支援機関から受けている支援内容は、「定期的な面談・行政機関への通報」が88.3%、「事前ガイダンス」が85.4%、「相談・苦情への対応」が85.1%
*9割近くが頼りにしている部分は、正に支援責任者/担当者が行うべき実務部分ですね。
先日の運用要領明記により、部分委託ができなくなった部分でもあります。
ハッキリ言って、第三者が介在し客観的に対応すべき業務に、
委託する付加価値を見出しているのでしょうね。

 
• 登録支援機関を選ぶ際に特に優先しているポイントは、
「ニーズに合った支援内容」が55.5%
*ニーズに合った支援内容…部分委託すれば良いだけなのでは?

「支援に対する費用が適当な金額であること」が51.6%
*金額については、正にこの通りで、高いか安いかではなく、
「見合う適当な金額」と不慣れな決裁権者に理解許容させられる説明責任が
大きく問われるポイントだってコトですね。

「専任の担当者がいること」が38.4%
一人で何社も何十、いや何百人も十把一からげに世話されるのは叶わんってコトでしょう。
支援を委託する側にしてみれば、当たり前のコトですが、
不慣れな決定権者が契約後にその実態に気づき、契約変更するほどクリティカルだと考えていない部分なのでしょうね。
大手とか事業規模だけで信用を図って業者選定するから、本質が見えていないとこうなる典型例ですね。
ま、大手も大手だけに、2年踏ん張れば、辞めない社員なら支援責任者の資格も得られるでしょう。
ただし、たとえ有資格者になっても、一人でたくさんの人数を抱えないと商売にならないから、
同じ不満は繰り返されるのでしょうけども。

 
• 登録支援機関の支援内容に「満足している」法人は39.1%
*まだまだありがたみがわかっていないというよりは、
特に新規参入組の業者側の実際に現場従事している方々が、
支援業務の深みをわかっていなかったり、
ちゃんと様々な説明を上手に伝えきれていないんでしょうね。
そうそう、この点、歴戦の方々でもイチイチ言うもんじゃない的なプライドをお持ちの方も多く、
受入側の理解を推し進められないから肝心な時にグリップできないパターンはよくあるコトです。


 
あぁ、ダメだ…苦笑
例示を上げだすとコメントがエンドレスになる…笑

他にも、いくつもあります。

特に印象深かったのは、
外国人労働者に教育指導を施せば施すほど、
定着力が上がるって確固たる結果が出ていた
こと。

ココも絶対的に、介護分野に限ったことじゃない。

どれだけ世話したか。
世話したくなるのか。

ナニジン問わず、
よくウチの従業員はすぐ辞めるってボヤく中小の経営者が、
この業界ではほぼ全員じゃないかと思ってしまうほどですが、
せっかく縁あって自社へ来てくれたのなら、
「暖かく仲間として迎えいれよう」
そう心の底から思って、自らが接するのか、
ソレを任せている担当者にも、
ちゃんとそんな姿勢が伝わっているのか…

もともとの自分の根っこの部分で事態も大きく変わる事を、
みんな理解できると良いのに…
っていつも思います。
なんせ、気づいて姿勢を改めるだけで済むなら、タダなんだから。苦笑

ホントに、教える姿勢、気持ち、信念を、
自然と持ち合わせている人がトップじゃないと、
もう会社の求心力は保てないんじゃないかな。

いずれにせよ、
色々とこういった視点で丁寧に見ていくと、
気づく点から、自身の今後の立ち回りや、そもそもの営業活動?支援活動に、
どの点に重視するよう意識してみるべきかが見えてくるんじゃないかと。

せっかく無料で公表されてるんだから、
使わにゃソンソン。苦笑

*なんか最近、自分で造語した「根活(こんかつ)」って活動。
自分で言ってて自分がイチバン説得されてる感じがしてしまってます。
(なんか、変なマスターベーションか?これ。苦笑)
もうね、一つ一つの具現化するトラブルに対して、
イチイチバンソーコーを貼ってるんじゃ、絶対追いつかないですからね。

 
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