経営者の「従来のマルチタスク力」では、とても追いつかない…

セミナーや座談会、他

(画像で言うと、DXに限らず、全てのベクトルを一つの方向へと向けるチカラ)

 
…こぼれ落ちてしまう。

一人何役には限界があり、
内部を育てるか、
外部を上手く使うかでしか、
解決の手段がない。
自分の能力を上げてくスピードにも限度があるから。

内部を育てるのは当たり前として、
手っ取り早く、より有能な外部を見つけるか
見つけても自社、自分に最適に寄り添ってくれるとは限らない。
少なくともそれなりにコストを支払わねば、
寄り添うための現状理解の時間さえ、キチンと取ってくれるとは限らない。

よって、内部も外部も育てなくてはならない。
育てる相手も選びたくなるけど、
悠長に何年もかけて選り好みしてても時間のムダ。
巡り合う全ての人材を瞬時に見極めて、
接する人材全てに最適に目をかけて行くのが正解。

中でも、より付き合いが長くなるであろう内部から見出して行くのが、
イチバン確率の高い一手。

とまぁ、ここまでは常識ですよね。

では、

 
どー育てて行くべきか。

ソコが問題になります。

本質は変わらない。
けど、その最適な手段、アプローチは、
時代と共に変わっていく。
 

時代が求める必要十分な水準を、いかにして満たしていくべきか。

このアジャストがデキナイ会社は、
淘汰されていきます。

乱暴に言えば、
かつては36協定や就業規則さえ整備できてれば、
その中身が実態に伴っていなくとも、
問題はなかった。
なぜならば、従業員もろくに見てなかったし、
気にも留めていなかった。
労基などの役所もまた、具体的な指摘や指導もなかった。

今は違う。
そして今後はもっと勝手が違ってくる。

法的な問題だけなら、苦労はない。
実態が伴わねばならないならば、
中身に魂がこもらねばならない。

ソレは決して経営者一人でできるものではない。
決定できるのは経営者であっても、
その中身は従業員一人ひとりが納得の行くものでなくてはならない。
=一人ひとりちゃんと理解して承諾して、喜んで邁進できるものでなくてはならない。

だからこそ、
内部や外部も巻き込んで、
望む社内体制を整備し直せなくては、
その会社に未来はない。

ふと思えば、
事業が拡大していく会社って、
有能な部下を育てられた経営者が率いているからこそ、
大きくなっていった。

今の中小企業の経営者は、
そんな片腕を育てられないからこそ、
自身がマルチタスクでこなし、
部下を信用も信頼もせずに、戦友に巻き込んでこなかったからだと思う。
巻き込んで育てるより、
「自分が頑張って自身の役員報酬を上げた方が良い」ってやってきたんだと思う。

いや、そもそもが、会社を大きくしようとしている経営者ばかりじゃない。
責任ばかり大きくなるのを嫌がって、
このくらいのサイズ感でちょうどよい…
自分の目が届く範囲でないと、何か心配…
そんな風に思ってるのかもしれない。
今では所帯が大きくなればなるほど、
自分が大変になるとでも思っているのかもしれない。

ただ、ソレでまかり通っていたのは、今まで
コレからは明らかに違う。

とても一人じゃケアしきれない膨大な範囲に広がっている。
いや、拡がってるというよりは、
今までエイヤーターで済んできたことの一つ一つが、
より複雑怪奇になってきてる。

=部分最適のプロに頼らねば、
あっという間に法令違反の荒しに巻き込まれ、
屋根事消し飛んでしまう。

昨日のリーダー²の話じゃないけれど、
税理士、社労士、この業界の業者などなど、
部分最適のプロも、束ねて自社の推進力へとベクトル変換させていく能力が求められる。

理想は、リーダー²が良い方向でケミストリーを起こせれば、
かなりの解決が進む。

ただ、ソコにはそれなりのコストが求められる。
経営者自身がそうであるように、
リーダー²は、フツー、営利事業である以上、
活動原資の負担ができない先のチカラにはなれない。

営利が得られなければ、推進力は発揮できない。

ただ言えるのは、かかるコスト以上の推進力が得られるってコト。

内部も外部も、共に上手に巻き込んでいくチカラ。
リソースをいかに上手に使えるか。
人を見る目があるか。
先を見通せるアンテナ力はあるか。
自身の判断を信じ、歩みを進める決断と実行力があるか。

ホント、ホンモノしか生き残れない。

そして、一人何役と同じように、
このポイントに真正面から腰据えて取り組んでいけば、
上記の懸念も今後のトラブルも、共に解消していける…
そんな一石二鳥ならぬ、『∞鳥』となるポイントを見出して、
取り組んでいくコトが求められています。

追伸
どういう形であれ、他者によって活かされてる社会に暮らす私たち。
他力を上手に巻き込める能力は、本当に必須のスキルになってきてます。
そしてコレもまた、結果として“喜んで”巻き込まれたくなる人間力と言っても…。
(人が良いとか一面的な意味だけではなく、やりようは人それぞれ)

 
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井の中の蛙…浦島太郎とさせないためにも。
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