ここ最近、業界では特定技能2号の施行に心躍っている方々もいるかもしれません。
上っ面しか見えず理解できない外国人の方々も少なくないですね。
・特定技能2号に成れれば、いつでも好きな時に日本へ来て稼げる…
・給料も技能実習や特定技能1号だった頃よりもはるかに多い…
・業者もまた、3年、5年、10年どころか、永遠に稼ぎネタが生まれるぞ…
いや、受入先こそ、2号の採用ができれば、業者は要らんし、ずっと働いてくれる労働力が確保できる…
そんなお花畑志向の経営者もいるのかもしれません。
悲しくも残念な現実です。
未だにアナログな移民嫌いから脱却しきれない日本において、
外国人の方々が、そう簡単に永住の道、好き勝手に出入国ができる権利を享受できるはずがない。
(人権派の方、騒ぐポイントですよー!)
で、ちょっとでも誰かに聞けば、フツーは現実に気づく。
(耳障りの良い事しか吹き込まない悪質ブローカーと付き合いのある方は論外)
現実がわかると、よりハードルの低い分野へと外国人は流れていく。
おそらく試験が出そろい、どの分野がおススメだとばかり、偏りが大きくなっていく。
(当初から飲食料品製造分野が最大人数を維持し続けるのも、案外そんな理由なのかもしれない)
(介護、建設、他、特定技能1号でさえ、大変なハードルを強いている分野も少なくないから)
転籍、転職も自由な分、地方は入国ステージに利用され、
都会へと流れていく。
(日本人でも給料も高く魅力的な都会へと若者たちの多くは目指していくのと、同じですよね)
というか、そもそもが、外国人労働者の多くが特定技能2号を目指すと考えている時点で間違っている。
結果、技能実習の3年クルクル、特定技能でも5年クルクルが大半になると思われる。
官僚もバカじゃないので、移民先進国の問題を考慮して、そうなるように制度も定めている。
結果、より真剣で、より目指す姿が高い先が一部だけ生まれ、
残りのほとんどは、3年クルクル、5年クルクルにしか落ち着かない。
受入先も外国人も、大半は自ら選択して使い捨て労働力の道を歩むこととなる。
そんな中、何年も受入を続けていく中で、
ピンキリのピンに出会い、そのピンもまた労使相愛に成れた場合に限って、
この特定技能2号までの選択肢が生きてくるようになる。
もしそうだとしたら、今までとほとんど変わらない。
より高度?な選択肢が増えただけで、実質、大半の受入先と外国人たちには、
何ら大きな影響を与えるものではない。
たぶん、これが現実。
後は、この先、厳格化が進む特定技能で、その受入を持続できる先がどれだけ残るか。
反面、賃上げに耐えられない受入先が、片道切符宜しく、外国人ならバレんだろと、いかに低賃金で働かせようと、
同一労働同一賃金もなんのその、好き勝手に受入し、トラブルを量産し、メディアを騒がせていくことになるんだろうなと。
そういう受入先に助力する奴隷商人達が暗躍するんだろうなと。
そもそも、特定技能2号施行に当たり、プロのプライドのある業者ならばともかく、
以下のページにある該当分野の運用要領を熟読し、十二分に咀嚼・理解できる受入先って、
いったいどれだけあるんだろう。
https://www.moj.go.jp/isa/policies/ssw/nyuukokukanri07_00201.html
業者は法的には不要な特定技能2号。
でも、本業ではない場合、頼らなくては実現すらままならない特定技能2号。
やっぱり大半は”非現実的”ってなるんだろうなと。
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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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