技能実習生の92.0%が良かったと回答でも、廃止に追い込まれた外国人技能実習制度

余談

先日、毎年恒例の技能実習を修了した技能実習生に対してのアンケート結果の集計が公表されましたね。
メディア的に、注目度を浴びるような誇大表現テイストでタイトルにしてみました。笑

令和4年度調査 | 外国人技能実習機構
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もっと過激に書いてみると、

妊娠、出産についてホントは生まれてくる赤ちゃんの事を第一最優先に考えず、目先の金がただ欲しいだけの人や、
自分の非も省みることなく、やれパワハラだのセクハラだの騒ぎたてる人の言葉”だけ”を信じて、

人権ガー!権利ガー!(偏向かどうかは別にして)報道の自由ガー!って方々のたゆまない尽力のおかげで、
盲目的に貧困に苦しむカワイソウ出稼ぎ外国人を奴隷労働させていると洗脳されてる多くの歪んだ空気が一定以上に醸成されたおかげで、

92%の救われた外国人たちの声は全否定され、排除されていく世界。

炎上することのない弱小ブログでしか書けない事実。
懸命に頑張ってる多くの業界人が、声を大に口にすることができない現実。

不幸にも一人死ぬことが何度も繰り返されると、残りの全てを全否定し排除する人間心理。

踏まえて乗り越えるわけでもなく、ただただ批判し、否定するしか能のない、一般的に心優しい人々。

業界に関わる多くの人たちが、ちゃんとこういった現実をわかっていても、
多くの外国人の方々も、カワイソウと一律で見られることを良しとしない現実があったとしても、
世間様は廃止へと追い込んでいく。

別に”技能実習制度”なる名前や仕組みに執着はしていない。

でも、限りなく現実から目をそらして、多様性の尊重とばかりマイノリティーに優しい超細分化ルールの制定。
それこそ、省略化を求め実現していく以上のペースでどんどん新たな細かく小さなルールが量産され続けていく。
それら全て、フツーに真面目に取り組んでいるほとんどの方々にとって、どれだけの小さな労力をあまりにも大量に奪い続けるコトを良しとして、乗り越えようとする残念極まりない現実。

人ひとりの命は、地球より重い…とは言われますが、
時折、なんだかなあ…って、ナンセンスさを感じてしまいます。

私のエゴです、ごめんなさい。

 
久々に道交法とも比べてみると、
交通事故死するカワイソウな人たちは、毎年ゼロにはならない。
それこそ、ほんの一部を除き、ほとんどの人たちは、きちんとルールを守り、マナーという節度を持って、車を運転しているんだけど、
必ず不幸な事故は起こり続けている。

でも、じゃあといって、道交法は廃止とならない。
金輪際、車を乗ってはいけません…とはならない。

もちろん、数年おきに新たなルールは量産されていく。
一部では厳罰化も進む。

でも廃止とはならない。

技能実習制度も同様に、多くの人たちが人手不足かつ少子高齢化による若年労働力が枯渇に向かっている日本で、
外国人の若者たちに助けてもらわないと成り立たない現実はわかっている。

だからこそ、廃止=衣替えという手段を通して、
今後も、受入を続けていく術を模索している。

ただし、どれだけの改正をしたって、どんなに新たな制度を制定したって、
交通事故はゼロにはならないのと同様に、
いや、それ以上に、誤解も失敗もすれ違いも適性も能力も言語も習慣も環境も、全てが違うこの業界で、
いわゆるトラブルがなくなることは、ありえない。

 
今回は30年の歴史に終止符を打ち、新たな制度へと衣替えするタイミングになりますが、
もしかすると、数年後にまた、同様の衣替えの時期が来るかもしれない。
時代と共に手段は移り変わっても、歴史は繰り返されていく…。

本当に罪深い業界だと我ながら感じてなりません。
ただ、コレだけ多くの「良かった」が、今以上に増える世界へと良い変化をもたらすことを祈ってやまない。

そのためにできることを、目の前の一つ一つに丁寧にあたることを、
私達、下々の現場の業界人は、忘れてはいけないのでしょう。
奴隷商人、人身売買屋に成り下がらないためにも。
子供たちに胸を張って自分の仕事を伝えられるためにも。

そのために、アナタは今、何をどのように取り組んでいますか?

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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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