“人づくり”って言ってる先もグラデーションが大幅に違う現実

余談

人材育成のみならず、コンプライアンス、共存共栄、監理・保護・支援…
何でも同じなんですが、目に見えないグラデーションの幅が凄い。

 
【最低レベル】 
嘘、虚偽だらけ。つじつまが合わず遅かれ早かれ自滅して淘汰に向かう。

【最低手前】 
受入はするけど、借金だの妊娠だのは送り出しの問題だし、後は知らん。
何かあれば仕方ないから対応するけど、解決になるかどうかは相手側の問題…。

【最低限レベル】 
月一訪問など主だった知り得る法は意識してる。
各人と話もたまにして(でも全員は無理)、違反を見つけたらどうしようかと上司に相談。
上司がどう判断しようが、後は知らん。

【フツー】
月一訪問など主だった知り得る法は意識して自分が考えるひと通りは実施してる。
知らない部分も知ろうと努力する気持ちはある。
各人とも全員ちゃんと定期的に会って話をしてる。
違反を見つけたら、受入先に相談し、自団体側に被害を被らない程度に、ケアすべく立ち回る。
だけど、まだまだ足りないところを多く抱えたまま。
時折、手のひらから零れ落ちる部分を救えず致し方ないと自分を納得させている。

【平均点以上】 
フツーレベルは当然、自ら日々、情報摂取に努め、それらを継続している。
キチンと一人ひとりの将来のストーリーを個別に寄り添って選択肢を提示し、
近視眼の受入先と外国人に、常に足元を見つつも、次のステージを意識し立ち回る監理指導に励む。
当然、行く先々で、現況を共有し、周囲の警鐘と啓蒙に励んで、意識を高めつつ、自身の立ち回りの効率化を図る。
(組織としても役割分担はしっかり機能し、有機的に相乗効果を実現している)

【エクセレント】
前述は当たり前。
コンプライアンスは、指摘される部分を実地検査でのお土産程度に計算し残す。
受入先や外国人とも将来のビジョンを明確にし、ソコへ向かうべく、計画的に具体的な行動に落とし込めている。
外国人とも、一人ひとり丁寧に、次のステージを目指すべく二人三脚を続ける。
情報収集にも余念はなく、組織内での意思疎通や共有レベルもとてもスムーズ。
つまり、高いレベルであらゆる人材が育成され続けている。
※一部、業界や送り出し国、地元の地域でもリーダーシップを発揮し、自団体と業界のためにも動く。
=自組織の営利を求めるのみならず、自組織以外の大きな利益も得られるよう貢献していく。

なんとなく思いつくところをテキトーに書いてみましたが、
これらすべて、「架け橋…人づくり…国際貢献…」などとHPなどでうたっている。

 
名(掲げてるフレーズ)は体を表す…とも言いますが、
当の本人は自慢げに「どーだ、すげーだろ!」って胸を張っているけど、
周りから見たら、論外の低レベルって、残念ながら少なくない。
(ココを私は”裸の王様”って言っています)
(いつもながら自分への戒めに言ってます)

昨日の行政処分先をチェックしていても、
同じように処分された先のHPに、コンプライアンス…とか、
労災事故を起こしている先に限って、従業員の健康が大事とか書かれてる。

 
この業界、特に受入先は、リテラシー…「人を、相手を見る目」って大事だなと改めて思う。
組む相手(組織力含むけど根本は人)によって、その後の受入は大きく変わる。

そしてこれは業者側も同じ。
組む相手=受入先の担当者や責任者次第で、大きく変わる。

ただ、その手前で、自分次第で大きく変えていけるのが、この業界。

どんな大手でもどんなに今までの実績やご経歴が華々しくとも、
経験資本に裏付けされ、人間力の高い方なら、本当にどこでも通用する。
(どうにも相性の問題はあるけども…苦手な人さえ包摂できるだけの人間力次第)
(もしくは、自分を相手に許容してもらえる努力次第)

 
人づくり…アナタはドコのレベルの”人づくり”を目指しているか。
そして、その本気度合いによって、価値基準の順位によって、
関わる相手側の様々なグラデーションの中で、選択していくことになる。

選択自体の自由と権利は実現している。
後はアナタ次第。

最悪、無ければ自分で築けば良いし、
自分で築く力がなければ、少しずつ自分で周りを変えていけるだけの感化を推し図っていけば良い。
諦めるなら、我慢すれば良い。

どの選択もアナタの自由。

ただ、高いレベルで”人づくり(自分づくり)”を実現できている先にこそ、
明るい未来が待っている。

 
追伸、
人づくりって、取り組めば取り組むほど、自分づくりが加速していきます。
目先しか見えず、目先にしか動けない方は、延々と苦しみ続けるのでしょうね。
どちらの人生を歩みたいのかもまた、自分次第。

 
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自分で言うのもなんですが、業界人は特に、無料登録しとくと良いと思います。
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