コレ、日本人でも同じかもしれません。
要は、働いてもいないのに、何の苦労もなく、働いていた時と同じお金をもらえる制度。
色んな条件は付いていますが、
それほどの高給取りではない技能実習生にとっては、
ほとんどが満額の支払いになります。
コレが先日延長され、少なくとも4月分までの給与は保全、支給されることになってます。
休業支援金・給付金の大企業の非正規雇用労働者の取扱い及び
雇用調整助成金の雇用維持要件の緩和等について
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000107715_00003.html
どういうときに問題が顕著になるかといえば、
無論、支給が止まった時ですが、
その前に、渦中でも勃発することがあります。
それは、
Aくんは休みが多いのに、
Bくんは休みが少ないという、アンバランスが生まれる場合。
Aくんは何ら不満はありません。
むしろ、休みが多くて、給料は変わらず支給されますから、
ホクホクです。
一方、Bくんにすれば、
ナゼ、自分だけ働く日数が多くて、Aくんと同じ給料なのか。
同一労働同一賃金=ジョブ型雇用が進む日本で、
コレは基本的におかしい。
今は緊急事態下にあるからというのは、わかる。
でも、いざ、自分の身の上に降りかかってくると、
この違いは大きい。
会社側の現実を考えると、
仕事は薄くなっていても、ゼロになったワケじゃない。
で、ある仕事を任せるにあたっては、
仕事ができないAくんよりも、仕事ができるBくんに出勤してもらったほうがありがたい。
当然、そう考えるのが自然です。
同時に、残業がある場合も、どうようん考え方になり、
差がつくのは当然です。
職場の都合にもよりますが、
単純に、Aくんにお願いしている職場の仕事は薄くて、
Bくんにお願いしている職場の仕事は回復基調にあるという場合もあります。
しかし、全体最適を考えて人財配置をする経営側と違って、
Aくん、Bくんに、そんなことを考える義理も責任もありません。
結果として、両者間に不公平感が生まれます。
どうします?こういう場合。
回復基調が進み、通常出勤に戻ることは、
ある意味、ありがたいことですが、
会社によっては、クビにもできずに、業務量が戻った場合を考えて、
一年近くも、出勤せずとも支給を続けている先すらあるのかもしれません。
(そんなの可能なのかな?)
そんな場合は、技能実習の理屈自体も意味がなくなります。
(確か、1/4以上の休みは変更届を出さねばならなかったような記憶が…)
いずれにせよ、1,2カ月程度であれば、
ある意味、ラッキー!って受け止め方でも、何ら問題なかったでしょうけど、
一年も続くと、色んな意味で歪(いびつ)が日常に変わります。
まして、支給が永遠に続くことはありません。
支給が止まった時に、業務量が依然同様に回復していればまだしも、
支給が止まり、仕事もない場合、
法的に60%の支給があったとしても、不平不満は爆発することでしょう。
いや、一気に解雇へ直結するかもしれません。
致し方なしと、問題なく帰国の途へつける子はともかくも、
帰国困難が続き、なおかつ片道切符の借金を背負っている場合は、
目も当てられず、昨日のマッチングサイトへエントリーして、
上手に転職できていける子はまだしも、
ほとんど多くは、転職ブローカーに、都合よくつかわれ、なけなしのお金すら舞い上げられ、
路頭に迷うか、失踪どころか不法就労するか、自殺などの不幸へのサイクルから、
逃れられなくなることでしょう。
一人一人に直面する担当者の力量が、大きく問われるポイントです。
頭の片隅に入れておいて、
まずは事前に芽を摘むべく、丁寧なフォローアップに努めましょう。
そして、
普段から事前にイフケースの選択肢を調べておくと良いでしょう。
情けは人の為ならず…
風が吹けば桶屋が儲かる…
真っすぐに相手と向き合い、剛柔駆使して、丁寧な対応をしていると、
結果的に、アナタ自身が救われる未来に繋がっていきます。
宗教でもなんでもなく、長いストーリーを理解できる人は、
そういう視点からも、目の前の一つ一つに、丁寧に取り組みます。
そういう人が増えたら、そういうレベルの人に一人一人が成長したら、
自然と、不幸も減産されていくんですけどね。
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