コレも2019年、キンドル出版で書いた通り、
今でも企業単独型受入が安く済むことに変わりありません。
だけど…やり方がわからない。
じゃ、入り口だけ行政書士に頼もう。
行政書士は喜んで引き受けます。
以下は、一般的な行政書士のアルアルストーリー。
受入先に、コレだけの書類が必要ですー!
用意してくださいな…
伝えても、書類がそろわない。
お役所のどこへ取りに行けば良いのかもわかってない。
自分で取りに行くべき書面を、お金支払ったんだからと、
行政書士に取りに行かせようとする。
就業規則が、賃金規定が、退職金の設定がない。
お客さんへは言いづらいからと、
行政書士も仕事にならないからと、
かつての下請け監理団体のように、
何でもかんでも引き受けてそろえようとする。
あまつさえ、会社で決まっていないことも、
勝手に言質を取って穴埋めして書類の不備をなくす。
なんとか申請を上げて、許可を取ったら、
あとはお好きにどうぞ。
…行政書士の仕事は、終わったとばかりに。
他に余計な事を言って、相手に嫌われたり、怒られたりしたくはないと。
会社も、やっと外国人労働者が来るとばかりに、
楽しみや期待に胸を膨らます。
実際に、支援計画での事前ガイダンスや何から何まで法で縛られているのに、
のど元過ぎたら一切きれいサッパリ忘れる。
…で、
ご推察の通り、コイツラ使えない…とボヤキ始める。
入管への報告すら覚えちゃいない。
入管へは申請時に記録されているから、
ルールを守れないヤバイ会社として、レコードされていく。
使えないからと、外国人でろくにわかんないだろうからと、
ナメてクビにする。
クビにしたんだから、報告も何もする必要がないと身勝手な認識になる。
また忘れた頃に、やっぱり外国人労働者しかいないかと、
色々と少し改心して、再度、受入してみようかとなったとしても、
申請自体が通らなかったり、めちゃ厳しいチェックになって苦労する。
コレが、受入に不慣れで、助言も指導も受けられない、残念な中小企業の現実。
結果的に、カワイソウな外国人を量産する片棒を担いで、メシ代を稼ぐ人間になる。
結果的に、受入先にとっても、タメにならない仕事をして終わる。
実際に行政書士も、気持ちの良い仕事にならない。
手間暇ばかりかかり、コスパは全く合わないから、受けないほうが良かったのかと悩む。
もしかしたら、いったん仕事を引き受けた以上、
仕事はこなすけど、二度と付き合いたいとは思わない相手なのかもしれない。
だけど、結果としては、それでメシを食べている。
苦労して受入先の申請情報と諸状況を理解したのに、
一度キリの仕事になり、次の申請更新のお仕事はもらえず続かない。
焼き畑農業に疲弊し、焼き畑先が終われば、仕事も終わる。
特定技能の門戸が開いてから、
行政書士は、ここぞとばかりに、儲かりそうだと特定技能申請事業へと乗り出した。
男性のみならず、心優しい女性もかなり多い。
でもね、
資格を取ることと、仕事を取ることのスキルやノウハウは、
全く違う。
まして、経営することは、もっと違う。
このことが、まったくわかっていない先生は多い。
この三種類の違いが、
それぞれに相当深いことを、
わかっていても、解決できない先生も少なくない。
例えば、資格を取ってもそれで終わりなはずがない。
特定技能も分野毎に細々した部分が全然違う。
国交省も経産省も、まずは分野ごとの協議会に加入することからスタートなのに、
そちらは未だに申請が通って働き始めた4カ月後までに加入すればいいと、
受入先へ伝えているセンセイもいるかもしれない。
1-16、雇用の経緯にかかる説明書へも、
企業単独型受入なのに、
1.職業紹介事業者(国内)に『無』をつけても、
2.取次機関(国外)に送り出し機関名を記入して申請している先生がいた。
その先生もマジメだったから、指摘してみたら、
入管確認してくださったみたいで、
「不要でした、ありがとうございました」って返事が来た。
諸手続きの一つ一つとっても、そんなもの。
その先生も、今までに何件も申請取次をしている。
今まで、ちゃんと書いて申請を出していたのは容易に想像がつくことですし、
それで通っていたなら、まったく問題はないように思いますが、
基本戦略として、入管へは余計な情報は提出しないことに限る。
無用なチャチャ入れポイントとなり、その後の実地調査時に、
要らぬ調査が大きな混乱のキッカケになるリスクも多いから。
こういった、些細なポイントが、わかっていない先生はかなり多い。
なぜならば、喉元しか仕事を考えていないから。
仕事が続く可能性を自分で下げていることに気づけないから。
次回の取次申請のお仕事が続かなくなっていくことまで、
考えていられない。
偉そうに言ってる私自身、
細部に神は宿るんだけど、
なかなかにソコまで徹底できてないのかもしれない。
いつも通り、私自身に言い聞かせている。
仕事の取り方も、
経営の仕方も、
長くなるから、とてもアレコレ書ききれないけど、
点でしか考えないんじゃなくて、
点と点が線となって、道となって、歩きやすい道を築いていけるかどうか。
受入先や、外国人労働者のことを、点じゃなく、線で考えているかどうか。
宣伝看板として、登録支援機関の登録をしていても、
先々のフォローまでしない人がほとんど。
そこは割に合わないと考えている人は多い。苦笑
ホントは、ソコにこそ、道があると思うのは、私だけでしょうか。
いや、考えるのが嫌で、ストレスで、メンドクサイ、受入先と、
どう付き合っていくのか、どう距離感を図っていくのか、
どうポジショニングしていくのか、
コーディネートも色々考えて立ち回っていけば、
道に繋がっていくんだと思うんですけどね。
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