外国人労働者から『転職相談』を受けている全ての方々へ

お金

問題:

・現在進行形の技能実習生
・帰国困難で元受入先で継続して雇用されている技能実習生
・既存先で就労中の特定技能者
・現役技能実習生、特定活動在留中、特定技能者の中で、
 現受入先から雇用終了を言い渡されて困っている外国人労働者
 (契約期間満了にて雇用延長を拒否された人含む)
からの転職相談を受けるが、
はたして、対応しても良いのかどうか。
どう対応すべきか。

背景:

・帰れない
・帰れるけどいつになったら帰れるかわからない
・受入先によっては、雇用しきれない。
・そもそもが身勝手な考えや振る舞いの外国人労働者
・悪質ブローカー、特に母国語オンリーのSNSグループなどの水面下で、
 同胞から巻き上げるヤカラが横行しているため。

個人的な結論

アナタが割ける範囲の労力で、救ってあげてください。
ただし、ぶっちゃけ、
「切られる人材」だからこそ野に放たれてる場合が多くあります。
また、『良い子』はたいてい労せず、次が決まっていきます。
そもそも、受入先が手放しません。

つまり、歩留まりは相当悪いことを承知したうえで、
救済にあたることを、事前に覚悟しておくべきだと思われます。

これらの人材を相手に、ビジネスしようと考えている人たちは、
残念ながら、ことごとく立ち行かなくなります。

理解が及ばない方々は、実際に対応してみれば宜しいかと。

現在、本当に現場では混沌としています。

情報弱者の外国人労働者たちは、
こぞってブローカーに頼ります。

なぜならば、
どこの誰が自分を助けてくれるかなんて、
自分では探せないからです。

外国人技能実習機構の救済マッチング支援の窓口も、
入管の救済マッチングの窓口も、
特定技能者の雇用支援マッチングのサイトも、

自らのチカラでは、たどり着けないんです。

そして、
それらへ登録しておいたとしても、
自分が救われるとは限らないから。

なるべくして、
母国語の悪質ブローカーへと流れていくんです。

そうやって、
ロクに就労先も決まらないまま、お金だけ巻き上げられて、
余計に困窮していく。

すでに元受入先にいられない状態や、
もっと良い条件先へ移れるというウソを真に受けて、
浮かれて飛び出してしまった子たちは、
行く当てもなく、不法滞在者や不法就労者になっていきます。

足元を見る経営者の元へと低きに流れ着いて、
そんな奴隷労働先にもいられなくなって、
結果、犯罪者になるしかなくなるんです。

駆け込み寺も大繁盛?でしょう。

そして、カワイソウな外国人という色眼鏡で見て、
一方通行の話だけ聞いて、
元受入先や関係業者を責め立てることでしょう。

そういう子たちもまた、
残念な子たちが多いので、
必ず誰かのせいにして、自分は悪くないと言い張ります。

良かれと職を斡旋しても、
文句しか言いません。

事実、そういう結果をコロナ前からコロナ禍の今でも、
何度も聞き及んでいます。

マトモな監理団体や登録支援機関先であれば、
必要なフォローも手厚くされますが、
世間の悪質ブローカーに踊らされる子たちは、
その手を振りほどいて、自ら犯罪者行き列車へと喜んで飛び乗っていきます。

残念なのは、マトモな子。
マトモだからと全員が救われるワケではありません。

不運に見舞われ、路頭に迷い、
結果、命を落とす子たちも出てきているのでしょう。

私は何も、あぶれて求職活動を懸命にしている外国人労働者たちは、
すべからく「どうしようもない人材」というレッテルを貼りたいワケじゃない。

救うべきは、救っていくのが当然です。

しかしながら、
救おうとするアナタには、
現状でも抱えている案件が、
お世話に励むべき、
ちゃんとしている子たちが、たくさんいるハズです。

救済に躍起になって、通常業務がおろそかになっていたなら、
全く意味はありません。

どこもかしこも大混乱なので、
どういう手続きが確かで、どういう手続きが問題ないのか。
そもそもの拡大解釈の幅すら、まったく収拾がついていません。

何がリーガルで、何がイリーガルなのか。
何が必要で、何が不要なのか。
ただでさえ、複雑怪奇なこの業界の各種手続き。

このケースは許容範囲内だっけ…?

そんな事態も巷では相当あろうかと。

結果、ボランティアができるゆとりのない先では、

大変ですね…
頑張ってください…
応援してます…

程度の声しかかけられない。

中途半端に首を突っ込むくらいなら、
途中ではしごを外すことになるので、
関わらないほうが良いとさえなっていきます。

みんな自分と、自分の周りのことで精いっぱい。

救済活動をするならする。
しないならしない。

ハッキリとスタンスを定めておいたほうが良いかもしれません。

追伸、
ちなみに、こういったボランティア的行為に努めていくと、
困っている受入先との関係性も作りやすくなります。

新規受入先を必要としている業者は、
そういった目的で、救済活動に励むのはアリかもしれません。

ぶっちゃけ、そうやって付き合い先を広げて、
結果的に自身のためになっている方は少なからずいらっしゃいますから。

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