特定技能は入管が実地検査に来る!…ナメてると会社が終わる!

受入企業向け

先日は有料会員さんへ。
そして、昨日は、一部を無料会員さんへ、おすそ分けさせていただきました。

ご存知ですか?
特定技能も実地検査に来ることを。

私の記憶違いでなければ、
実地検査については、各分野ごとの協議会がチェックする…
という役割分担だった記憶がありますが、
そうではなく、入管が直接来るようです。

例のごとく、お二人で。

それも、アポアリと、アポなしパターンの両方あるみたい。

このコロナで、解雇した先では、
おそらく、特定技能者の受入はできなくなる。

なぜならば、国がそういうルールを定めているから。
コロナ特例の案内も、この点については少なくとも私はチェックできていない。

解雇がマズいのはナニジンでも同じ。
確か、前々から助成金や補助金などの受給条件にも、
非自発的解雇者がいる会社では、対象にはならなかったはず。

むやみな解雇はいかがなものかと思いますが、
それでも、解雇に値するような人間も、残念ながらいます。

でも、たとえ万が一、間違えてそんな人財を採ってしまったとしても、
労働者本人から、自己都合退職扱いに上手に持っていかねば、
実質、会社側からは、解雇できないルールになっている。

解雇が発覚した時点で、転職支援対象者になるとのこと。

この辺りは、先日の経産省のオンラインセミナーでも指摘されていました。

まぁ、話がそれるので、元に戻すと、

実際に、技能実習の実地検査経験のある受入先であればまだしも、
外食、宿泊などでは、これらの怖さを知らない。

税務署も、労基も、ほぼほぼヤバい先という確定情報(ほぼほぼリークによる)があって、
初めて、会社へやってくる。

しかも、指導に指導を重ねて、
どうにも改善しない、できないところを、ブラック確定先として、
行政処分していく。

特技の実地検査も、
基本的な流れは、ほぼほぼ同じだろうと思われますが、
問題は、アソコはヤバイというリークなど関係なく、
検査に来るということ。

痛くもない腹を探りに、アポアリならまだしも、
アポなしでも来るということ。

そこで、あまりにもズサンな状況であったならば、
改善の勧告書を切られるということ。

いきなり改善命令=行政処分的な一方的な通達は、まずないと思われるも、
彼らお役人さん達もお仕事なので、
必ず何かしらの手土産をおいていく。

コレラに対して、少なからず指摘された点については、
必ず、改善報告書を上げねばならないということ。

コレは、現地という証拠をお役所へ記録することに他ならない。

つまり、
一週間後か、一カ月後か、一年後か、3年後か、
いつかはわからないまでも、
次にお役所がまた実地検査に来た場合、
その記録を基に、改善報告成された点が報告通りにできているかは必ず確認する。

言い出したらキリはないので、
どこかで当事者責任の下、線引き=割り切りをせねばならない部分もあるかもしれない。

この辺りは、
全て、経営者の肌感覚的なアンテナ感度の高さと、判断による。

何はともあれ、
そもそもの実地検査では、申請時に提出した踏み絵を基に、
その細々とした確認にやってくる。

特に独立したて、創業したて、
会社の経営経験、労働者管理経験の浅い経営者においては、
そもそもが就労制限の意味を正しく理解していなかったり、
36協定って何?的な経営者も残念ながら、未だに少なくはない。

良い機会なので、教えを乞うことも可能ではあるものの、
全く勉強しようとしない姿勢であれば、
お役人さん達も人の子なので、怒ってしまい、
手心的な幅感覚は、ドンドンせばまっていく。

何にせよ、ウチは中小零細で、
大企業のように、人事、総務部門の専任担当なんておいていられない…
みんな兼任で、とてもじゃないけど、手が回らない…
などの言い訳をしようものなら、
彼らは態度を硬化させ、間違いなく、是々非々論として、
「法律ですので…」としか言わないでしょうし、
態度によっては、厳しい指導を突きつけられる。

技能実習であれば、監理団体などに相談もできる。
一緒に対応策も真剣に講じる手助けも求められる。
(だって、ある部分では、運命共同体的なパートナーなんだから。)

でも、特技で受入コストを下げて取り組んでいる企業単独受入先では、
誰も助けてくれない。

自分の多いか少ないか、適正かどうかよくわからない出来高経験則と想像力で、
一発勝負するしかなくなる。

何でも同じですが、
自分の頭の切れ味なら、交渉力なら、
手八丁口八丁で乗り切れると、根拠のない経営者が、
ドツボにハマるのは、昔から変わりない。

いつの時代にも、残念な経営者もいるのだから。

正直者はバカを見る…そういう時代は終わった。
正直者というよりは、どこまでも真っ当に知恵を絞って、
法でも労働者でも、ちゃんと向きあって取り組み続けている姿勢が問われている。

小手先でごまかせた時代、実際には通用した時代は、終わっている。

人手不足対策として、特定技能受け入れをしたつもりが、
自社の底の浅さを、経営者の器の小ささを露呈させ、
結果的に、会社自体をおかしくしてしまう呼び水としているなら、
正に、本末転倒以外の何物でもない。

できるできないじゃなく、粛々と、やるだけ。

メンドクサイとかグダグダ言ってる暇はない。

もし、ナメて、のど元通れば熱さ忘れているような方、
いらっしゃるようでしたら、
「今日から俺は…」的に、頑張ってください。

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