自分の指導力が全くないことにも気づけない経営者…技能実習生、特定技能者の育成方法とは

受入企業向け

最近、久しぶりにちょっとしたトラブルがあって、
いさかいを収めるべく、外国人労働者6名が住む寮へ出向いてきました。

まぁ、色々なお話をしてきたのですが、
終始笑顔でみんなでしゃべってました。

かたや、私に相談してきた社長は、彼らの一部の態度に、
腹を立てていて、自身で解決できない。

もちろん、言葉の壁の問題もあり、
私という存在もあり、
特に業者へお金を支払っているのであれば、
こういう時の為に高いコストを支払っているんだとばかり、
自分で解決しようとは思いません。

自社の社員なのに。

いや、むしろ、
それこそが業者の仕事だから、お前がやって当たり前だと。

そういう社長さん達って、多いですよね。

そして、その考え方は、一概に間違ってもいません。

ただし、あくまでも当事者責任において、
業者に支援してもらうというスタンスでない限り、
全く意味はありません。

また、その業者側も、
依頼された業務負担に見合うだけの活動原資を
得られている場合に限ってのこととなります。

この当事者責任という意識の持ちようがない場合は、
むしろ、結果は逆効果へと働きます。

他責志向、他力本願、コレラは決してその会社の為になりません。

主体性があるかないかということですね。

誰もがメンドクサイことは、したくはありません。
避けて通れるものならば、避けたいものです。

そして、避けてきた結果、残念な事態に陥って、
いわゆる失敗をして、初めて、
なんでこんなことになったのか、考え始めます。

その原因を、業者のせいにし続ける会社は、
その都度、違う業者を探し、同じ失敗を繰り返し続けることでしょう。

付き合ってくれる業者がいるとすれば、
それは単に、儲けが合うから付き合っているだけで、
ソコには一切の思い入れはなく、ビジネスライクな関係性が残るだけ。

教育指導による人財育成においては、
ビジネスライクで解決できることは、たかが知れてます。

結末は、至ってシンプル、
労働者ではなく、労働力としてしか見ていないので、
どこかで不平や不満が爆発するからです。

ちなみに、コレ等を理解はしていても、
言うことをきかせられない=教育指導ができない会社もまた、
社長や担当者がストレスを抱え込み、
良い関係性を築けないがために生産能力も上がらず、
まったくもって健全ではありません。

そう、ナニジンであっても、
指導力、教育力、育成能力の高い受入会社では、
労働者は楽しく元気に働いています。

その為の潤滑油たるコミュニケーションにおいては、
特段の注意を払い、重要な手段と位置付けているため、
常勤させるか、外部に頼るかは状況において考え選択すればよいだけであって、
自らがコミュニケーションを図れる手段を、何かしらで構築しています。

技能実習生も、特定技能者も、
受入後のコスパを最大化させられるかどうかは、
経営者次第です。

最近、本当によく思いますが、
従業員は経営者の一挙手一投足をちゃんと見てます。

また、経営者側の思いなど100分の1も伝わっておらず、
自分勝手な尺度で考え、図り、表面だけは整えてくるものです。

コレラを踏まえて、どう乗り越えていくべきなのか。

経営者は頭脳労働です。

現場は、肉体労働です。

頭脳が適切に機能していなければ、
肉体もまた、機能するはずもない。

だから技能実習生や特定技能者よりも高い給料をもらえているのでしょう。

これからは、ますます指導力=教育力=人材育成能力が問われる時代です。

だって、どんどん労働者を選べなくなってきていますから。

アナタは、技能実習生や特定技能者よりも、
レベルは上ですか?

上であれば、冒頭のように、
たとえどんなに腹が立っていても、
自分が向かわせたい未来へつながるよう、導けるよう、
相手の顔を見て、表情を見て、話をします。

結果、笑顔が溢れる指導の仕方になります。

込み入った話の場合は、マンツーマンで話します。

どうにも必要な場合は、相手がちゃんとコチラが求めるレベルで、
理解が深まっているのかについて、丁寧に説明し、確認します。

レベルが下であるならば、
指導する側になれるよう、学びを深めましょう。

様々なところに、良い教師も反面教師もいくらでもいますから。

メンドクサイと思う人が多いと思われますが、
知らないことを知る、気づく、思いつく、、、けっこう楽しいものですけどね。

いつものごとく、楽しみながらアレコレやってみてたら、
いつの間にかできるようになっていた…ってのがイチバンの理想です。

ぜひ、トライしてみてください。

追伸、
人は変わりますし、間違いも犯します。
でも、変わろうとしない人もいるし、そもそも変われない人もいます。
その場合は、いわゆる損切りという判断も、必要不可欠になります。

メンドクサイことを嫌がっていたならば、
そもそも働かないことをお勧めします。
働くことのみならず、世の中は、いつだって、メンドクサイものですから。

追々伸、
本当に言いたいのは、目指したいのは、このステージかもしれません。

業者側にすれば、さらに上のステージ…
つまり、受入先を指導力のある会社に導くためには、どうしたらよいのか…
この命題に取り組めて、対応できる業者は、間違いなく生き残っていけるでしょうね。

だって、指導力のある会社は間違いなく安定するし、
余計の労力もコストも時間もかからないし、
そんな良い会社であれば、外国人労働者だって並んで待ってくれてるでしょうし。

何より、良い関係性が構築でき、
やりがいもひとしおだと思います。

そう、かなりのレベルが求められます。
相手と共に、自らの成長を願うタイプであれば、願ったり叶ったりです。

よく、奴隷労働はダメだ、救済すべきだとか言いますが、
そういう人ほど、救済するだけの能力が自分にはないと言っているようなものです。
私を含めて。

本当にそう思っている人は、間違いなく、
ウダウダいうのと同時に、動いています。

こういう受入企業を一つでも二つでも増やしていくことは、
根本的な解決方法にもなりえます。

一つ一つ対応していくばかりではなく、
根源的に自然と対応して行けるリーダーになり、組織を築けるくらいのステージでいられれば、
例えどんな時代がやってきても、
自然と周りに求められる人財でいられると思うのですけどね。

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