もしかしたら、年内どころか、
来年になっても当分は来れなくなるのかもしれない…
タイ政府、タイ国際航空の更生手続き申請へ 救済計画を撤回
https://jp.reuters.com/article/thai-airways-rescue-idJPKBN22U0K2
各国の飛行機が、ほぼ飛んでいない。
少なくとも、物流を担う貨物便は動いていると思われるも、
人を乗せた旅客機は、ほぼ飛んでいない。
タイの国営航空会社のみならず、
どの国の航空会社も軒並み経営がおかしくなっているものと思われます。
今後、コロナが落ち着いたとしても、
飛行機自体がなくなることはなく、
当然ながら、人の行き来が止まることはないと思われます。
ただし、しばらくは、ビフォアコロナのように、
搭乗者=飛行機に乗って移動する方は、
当面戻ることはありえない。
航空会社もバタバタと潰れていくことでしょう。
LCCなんて、もともと薄利多売的な運用にて、
利益をねん出するビジネスモデルなのですから、
多売ができなければ、薄利のビジネスが成り立つはずもない。
飛行機代は軒並み上昇し、
LCCの登場前の相場がしばらく続くように感じます。
便数も圧倒的に減るでしょうね。
=受入企業負担である、往復航空券代のコストは上がるってことです。
現時点で、未だに技能実習や特定技能の申請手続きを
進めている方々もいらっしゃるように思われますが、
例え、COEが半年の有効期間があるとしても、
年内入国は非常に難しいと言わざるを得ません。
そもそも、人のマインド的に、
いくら治療薬ができようが、
ワクチンが開発されようが、
抗体検査が行われようが、
怖いものは怖い。
特に相互監視社会かのごとく、
マスクをつけてない人と会うこと、、、
都道府県をまたいだ移動を行う人と会うこと、、、
=県外から移動してくる人を一律シャットダウンしていない行為は、
すべて感染抑制につながる行為をしていないと取られ、
周りから白い目で見られる村八分の日本社会。
万が一にも自社から感染者が出ようものならば、
感染者を出した企業自体が、非難ごうごう。
あそこの会社はヤバイという噂が独り歩きを始めてしまう。
とてもじゃないが、
県外どころか海外から新たにやって来る外国人労働者の受け入れを進めているところは、
そういうリスクをも許容できる会社でなければ、
とてもとても新規受け入れはできない。
そんなこと言ってる場合じゃない…
そういう現実を抱えていればいるほどに、
アフターコロナでの新規受け入れリスクの多大なストレスを抱えることになる。
業界的に言えば、
入国後法定講習は、自団体でなくては難しい。
特技者においては、
せっかく受験目的の短期滞在を許可されるようになったとしても、
そもそも来日できないし、
来日しても技能試験はまだまだ動いていない。
もちろん、
送り出し国でも早々実施されることもない。
実施されても、田舎から大都会の試験会場まで移動できない。
できるとしても、感染リスクを承知してまで、
受験に来る希望者がはたして何人いるものか。
入管は相も変わらず、クラスター製造元にすらなりかねないほどに、
大勢の外国人の方々が群がってくる。
急で要な案件ばかり、対応に追われている。
東京入管などは最たる場所で、
資格変更や期間更新の手続きは思うようにはすぐの対応ができない。
送り出し国側でももろもろの許可など手続きが必要な場合であっても、
そもそも国の出先機関が稼働していない。
四方八方、フン詰まっていることを考えると、
全要因が、一斉に解除、解消されるとも思えない。
お先は全く読めない。
3月くらいに、解体新書企画の協力関係者と共に、
ラジオ的な音声トークを撮ったときに、
どなたかがこう言われてました。
「いつリスタートできそうかお分かりですか?と聞かれることも多いのですが、
『まったくわかりません』としか、答えようがない…」
それは、5月も半ばを過ぎた今でも、
皆目見当もつきません。
日本域を夢見ていた外国人労働者の若者たちも、
日本へ行って感染したら…など心配する親御さんたちに、
金のもないじゃないからといって、
日本行き自体をキャンセルさせようとしているのかもしれない。
本人も行く気を失せているのかもしれない。
細かいことを言えば、
コロナウイルスの治療薬が順次認可承認されていくとしても、
そもそも町医者レベルで診察や増して治療ができる状況にない。
治療薬自体も潤沢に町医者レベルで確保できるだけの量もない。
ワクチンはそもそも開発に時間がかかり、
そのタイムラグの間にも、ウイルス自体が変異していれば、
ワクチンの意味はない。
抗体検査も、抗体自体は一度確認されれば、
ずっとコロナウイルスへの抗体を体内に保持するとも限らない。
またコロナウイルスの変異については、
ワクチン同様に抗体検査もやり直さなくてはならない。
冒頭の航空会社のみならず、
ベトナムの送り出し機関によっては、
キックバックを約束しているところなどは、
=送り出し管理費を不要とする営業行為を繰り返している先は、
とてもじゃないですが、いつ倒産してもおかしくないのかもしれない。
送り出し機関が倒れれば、
新たな送り出し機関との提携を模索せねばならないものの、
コロナ禍だからといって、Zoomなどでモニター確認、
モニター折衝して、締結などできようモノでもない。
(まともに取り組んでいる先であれば余計に)
送り出し国の在日大使館は様々な手続きに対応してくれるのかどうかも、
未だにわからない。
ネガティブシュミレーションを列記し始めれば、
キリがない。
それでも、一つ一つの問題をつぶしていきながら、
全てが滞りなく進まねば、
新規の受け入れなどできようはずがない。
考えれば考えるほど、「絶望」を思い知ることになる。
介護の技能実習の新制度施行前後と同じ。
特定技能のスタートと同じ。
見切り発車しておきたい気持ちもわからないではありませんが、
すべからくそういう動きを取ってきた先は、
上手くいってない。
狙っていた先行者メリットを享受できたところなど、
ホボホボの皆無なのではと思う。
つまりは、自分勝手に描いた絵は、実現せず、
金や労力ばかりがだた漏れするばかり。
ある程度の見通しがつく時期が来るのは間違いありません。
ですが、それが「いつ」になるかが問題です。
その「いつ」まで、win4allに登場する4者が、
健全な状態を維持し続けられることもいまだ不明。
当然ながら、ホボホボ利益なんかない申込金を預かり、
手続きを進めていても、
新規の技能実習生や、特定技能者が実際に働き始めるまでは、
利益なんか新たに入ってくるものではない。
あせってもいいことは一つもないのが、
この業界の常です。
デメリットは全ての当事者を振り回して、
余計なコストと時間と労力とストレスをまき散らして、
組んでる相手から信頼を失うのが落ちだということです。
理解も想像もできない人が、
迷惑を巻き散らしていきます。
迷惑を巻き散らす人はすべからく、
国のせい、コロナのせい、誰かのせいであって、
自分のせいじゃないとしか言いません。
プロはそういうリスクは極力避けます。
もしくは、当事者全員がリスクを承知で話を進める場合のみです。
特に経営側のかじ取り一つで、
先々、大きく変わっていくことでしょう。
徹底したネガティブシュミレーションを踏まえて、
どうポジティブシンキングにもっていくのか。
落ち着いて、地に足つけて、
歩んでいきたいものですね。
追伸、
ちょっとまだメルマガのシステムは復旧していないので、
もし必要な方いらっしゃれば、
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