求心力…色んな機会に伝えてきていましたが、
コロナがトリガーになって、
いよいよ、shouldではなく、mustになってしまったように感じています。
コロナで人の行き来が止まる。
この先ずっとではなくとも、
人の行き来が止まるかもしれない事態が起きうるという現実が目の前に現れました。
途中でしばらく息を止め続けることができないように、
経済活動もまた、
「しばらくは止めるね、どうしようもないから…」ってワケにはいきません。
せっせと貯蓄に勤(いそ)しんできた私たちも、
いつまで続くのかわからない不安からは逃れられず、
また対コロナ世界対策でひきこもるために貯蓄してきたわけでもなく、
結論とすれば、経済活動を止めることは遠回しに死ねと言われているにも等しい。
おかげさまで、日本では外出禁止の非常事態宣言までは出ていないので、
職場にも行ける現実を享受できていますが、
この外国人労働者市場で言えば、
そもそも人の行き来が止まる時点で、
業界的には、事後対応や後始末以外、
する仕事がない。
=受け入れ企業側は、労働者がやってこない現実に直面します。
楽観的に見れば、
世界中で景気後退の流れに入っていますので、
そもそも労働者確保自体、マインドも下がっていますが、
それでも中長期的に見れば、
一人でできる事業なんて、たかが知れていますし、
人が苦労して協力して築き上げたモノにしか、
社会的に認められる付加価値は築き上げられず、
人が複数集まって、事業に取り組むこと自体は、
永遠に続くものかと思われます。
(もちろん一般的にであり、特殊ケースを除きます)
経営者が考えるべきは、
なるべくならば、外的要因に振り回される確率を極力減らして、
安定的に事業が継続できることに、
頭をひねらせ、実現化していくことこそ、
経営者にしかできない仕事です。
…日本が孤立した場合、
通勤しうる日本人で労働者確保したほうが、
そもそもコストレスなのは当然です。
ちなみに、外部からの採用という意味はもちろんですが、
それ以前に、今いる従業員をどう引き付け続けるかについてが、
イチバンの問題です。
私がこの場で使っている『求心力』の究極系とは、
『外部の人が、アナタの会社でどうしても働きたいと並んで待ってくれている状態』
『内部の人が、この会社は絶対辞めたくない、ずっと生涯働いていたいと願い続けてくれる状態』
のことを言います。
あくまでも『究極系』が目指すべき最高到達点としてわかりやすいので、
言語化して書いてみました。
この状態を作り出せたならば、
会社が人が欲しいときには、いつでも優秀な従業員を確保できることになります。
ちなみに、これはここでは余談ですが、
不要な人材であった場合は、上手に自ら退社してくれる環境づくりも、
同時にセットで必要です。
この点については、十分やりようもあるのですが、
それはまた別の機会で。
ちょうどいいから、明日書いてみようかな。
別に外国人労働者をdisっているワケじゃないのですが、
外国人労働者は、その性質上、多くの方が期間限定の出稼ぎ目的である以上、
受け入れる企業側にとっては、バンソーコーにしかならないということです。
つまり、生涯にわたり、長い期間、会社のために働いてくれる人財ではないということ。
そもそもがこの時代、
限定された期間しか、雇用責任を負わなくてもよいということのほうが、
受け入れる事業主側には勝手が良いのかもしれませんが、
このバンソーコーは、使い勝手がそこまでイージーなものではなく、
バンソーコーだからといって、決して気軽に安くすぐ使えるものではありません。
生きてる人財なのに変わりはないのですから。
えっと、話を元に戻しますが、
こういう事態になったから言っているのではなくて、
そもそもの外国人労働者の受入という選択肢は、
えてして、自社を全く違う視点から見つめなおす良い機会となることと同時に、
ナニジンを問うことなく、自社の求心力を高めていき、
労働者の確保に困らない会社に成長していく時間稼ぎの一手であるということです。
その本質に気づき、
求心力を相手に大きな影響を及ぼすほどに、高められるかどうかが問題だってことです。
もちろん、若い労働力を必要とする業界もたくさんあります。
低賃金=百戦錬磨の達人ばかりを必要としてはいない業務もあることは承知しています。
でも、そういう若手や高賃金ではない業務においても、
人はナニジン問わず、『選ぶ』ものです。
若者にしても、人としての質の違いは天地ほど違います。
会社が求める人財を引き寄せるためには、
マーケティング的なスキルは必要です。
さらに言えば、様々言語化して、
相手を引き付けるコピーライティング能力も必要です。
こういった、外部内部を問わず、
相手を引き付け、伝えるコミュニケーション能力は、
求心力を作り出すうえで、
必須の能力となります。
広告代理店にアウトソースして頼む時代ではありません。
アナタという経営者(会社)の中身を、本心を、本質を伝えられる珠玉の言葉は、
アナタにしか生み出せるワケがないじゃないですか。
超一流の言葉のテクニシャンに頼むのであれば、
自分では引き出せなかった言葉を引き出してもらえるのかもしれませんが、
フツーに考えれば、そんなレベルの方々はそんじょそこらにはいないし、
いてもとても高額なので、
自分で自分に問いかけて見つけ出すしかないですよね。苦笑
ちょっと語弊がありますが、誤解を恐れずに書いてみれば、
バンソーコーがいつでも手に入る時代から、
いきなり手に入らなくなる時がある時代になったということは、
いよいよ、企業側は、自社独自の求心力を築き上げ、育て上げ、
ソフトパワーとして立ち向かわねばならない時代だと考えます。
いつまた、コロナなんて降りかかってくるかは、わかりません。
でも確かに言えるのは、
こんなコロナの今であっても、
求心力をキチンと築き上げているところは、
築けていないところよりは、よほど安心安定していることでしょう。
ちなみに、ソレがイチバン、コスパの良い選択肢です。
費やすべきは、自分の頭で考えることと、
ソコに向き合い続ける労力だけ。
リーダーシップを発揮するだけ。
なんとお金がかからないことか。苦笑
やれないのは、やらないだけ。
時間がないとか、やり方がわからないとか、
経営者が部下に言われて、イチバン嫌う言い訳でしょう。
アナタは、言い訳していていいんですか?
いつも通り、私は自分に言い聞かせる意味でも書いていますが、
この点においては、少なからずとも、
自前で自分なりにやってきていると自負しています。
十分といえるレベルは程遠く、まだまだ道の途中ですが。汗
求心力…
向き合って、考えてみてはいかがですか。
やり方、探してみたらいかがですか。
手遅れになっても、それは自業自得ですので、
イチイチ人に言われてするものではないとは思いますが。
私で宜しければ、
ご相談にお応えします。
ヒントになるような機会になればと。
追伸、
コレもまた余談ですが、
築こうと思って築いていく実行が一歩目ですが、
結果として、築けてしまっていた…というのが、
手法的には理想形です。
なお、
やれ外国人を受け入れるには、どの手法が良いか、
何に気をつけねばならないか、なども大変興味深く関心のあることではありますが、
それ以前のこういった問題に取り組めるかどうか。
指摘し、助言を促し、共に歩んでいける業者(担当者)かも、
その将来が、大きく変わっていくことと思われます。
だって、そこまで寄り添って支える担当者なんて、
ほぼいないんですから。
経営者をナメているのは、担当者自身なのかもしれませんしね。
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