コミュニケーションの手段もドンドン様変わりしていく。

受入企業向け

今時、LINEはよくわからんから、使わない…
韓国企業は嫌いだし、個人情報も取られる心配があるから嫌だ…
そう言う方は、よほど少ないかと思われます。

少なくとも、こんなブログをご覧くださっている方が、
IT関連に全く興味も関心もなく、
新しい様々なサービスを上手に利用していない人なんていないと思いますが。苦笑

以下は、アップデートメールを作成中に見つけたものです。

技術革新(AI等)が進展する中での労使コミュニケーションに関する検討会(第2回)議事録
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_09435.html

ぶっちゃけ、リンク先の超長文を読むほどの方はいらっしゃらないと思われますが、
この業界においても、SNSやメールなどを中心に、
コミュニケーションの手段そのものが、数年前とは様変わりしています。

昔は、高い国際電話を使って、相手国側と話をしていたことを思い出しました。
私が参入した頃には、まだメールはあったように思いますので、
フル活用していたとは思いますが、
今ほどストレスレスではなかったように思います。
当然、スマホはないし、形態からメールも送れるものではなかったかと。
iモードとか、それが精一杯…懐かしい。苦笑

ちょっとAI対応のセミオート受け答えまではいきませんが、
AIのみならず、私たちにもICTやSNSなどの身近な活用は当然親しみのあることでしょう。

並行して、この労使(取引上でも)コミュニケーションも、
今まで以上に、めっちゃ大事になってきているように感じます。
同時に、手段も大きく様変わりしています。

業界関係者であるアナタは、
技能実習生にせよ、特定技能者にせよ、
SNSなどで個別につながっていますか?

50人、100人と、年月経つごとにとんでもない数になっていき、
収拾なんてつかないからと、
ひとりひとり繋いで、ちゃんとコミュニケーションのパイプを、
作っていない人も多そうです。

つまり、メンドクサイ、対応しきれない、無理、死んじゃう…
細かい質問を母国語でされてもわかんないし、通訳につながってるから大丈夫…
受入先などでは、それは業者側の仕事だよね…
コレらが本音なんでしょうね。

些細なコトでも聞いてくる…
前に説明したことも、何度も忘れて聞いてくる…
帰国後ですら、私、特定技能で日本へ行けますかー?
もう一度、日本へ行きたいですー…

毎年、入れ替わっていく外国人の子たち。
どこまで世話していなくちゃならないのかと、
逃げ切れない現実に向き合い続ける気力もつきかけてくる…

たとえそうであっても、
個人的には、繋いでおくべきかと思います。
そして、
翻訳こんにゃくを駆使して、カンタンなやりとりだけでもいいし、
また今度行くから、その時に話を聞く、説明する…でもいいし、
通訳に対応させるという、最悪でもそんな回答であってすら良いから。

ナゼか。

くどくど言い続けているように、
実習生や特技者へ、一定以上のグリップ力を利かせるためです。

相手にナメられていて、一目置かれずして、
誰が指示や指導に素直に従ってくれるでしょうか。

本当にエマージェンシーサインだった場合、
言葉がわからないからって、ホカっておきますか?

受入側の場合、それで外国人労働者が後顧の憂いなく能力を思う存分に集中して発揮できると思いますか?
監理団体ならば、それで監理指導責任が果たせますか?
登録支援機関の場合、それで十分な支援と言えますか?
送り出し先にしても、身近にすぐ対応できるほどに、
たくさんの日本在留スタッフが潤沢にいるものでしょうか。
(そもそも、それって、監理団体や登録支援機関、受入先が、法的にも責任もってすべきコトです。)

失踪するな、
転職(転籍)するな、
給料や待遇に文句言うな、
オレ様に面倒をかけさせるな。
黙って黙々と働いてれば良いんだ…

それって、正に、奴隷労働ってやつじゃないんですか?

先に例示したように、厚労省ですら、
労使間のコミュニケーションについて、議論を交わしています。
AIまで引っ張り出してきて、活用方法を探っています。

現場一線で動いている私たちこそ、
言われるまでもなく、その大切さは肌身感じて分かっていますよね。

でもメンドクサイからやらない、やりたくない。。。
改めて言われるまでもなく、
矛盾してますよね。。。

私、思うんですが、
それらのストレスも、自分次第でコントロールできるとは思いませんか。
いや、失礼、思えませんか。

今は便利な時代です。

LINE一つ、facebook一つで、
どこにいても、ほぼコンタクトが取れます。
しかも、コストはほとんどかかりません。

同時に、彼らも心から安心して信頼できる人に支えてもらっている実感があれば、
そんなに頻繁にアナタに連絡してきません。
彼らだって誰かにいつでも見張られているかのごとく、
管理されていたくはないんですから。

ちゃんとできていないところほど、
知恵も工夫も絞ることなく、頭を使わない人であればあるほど、
メンドクサがっている人ほど、
相手のことを思い遣れない人ほど、
トラブルはどんどん山積していくものです。
そうやって、取り返しのつかないクリティカルな人の生き死にまで行ってしまうケースが出て来るものです。

工夫の実例を細かく書いていくと、
かなりの量になりますので割愛しますが、
難しく考えずに、
アレやコレやと、やってみたらいかがでしょうか。
習うより慣れながら工夫していくべきだと思います。
やってみないと、どう工夫できるかもわかんないでしょうから。

日本側の、受入側の、その地域の様々なハウスルールや、
そもそも受入側の実習指導員や生活指導員のキャラすら知らない通訳ではなく、
上述を分かっていて、自分に月々直接会いに来てくれる、
会社側ではない、自分の側にもちゃんと立ってくれる日本人がいてくれるだけでも、
そんな日本人と自分がつながっているだけでも、
相当な安心感だと思いますし、実際にそうなっています。
少なくとも私とは。
(生意気にスミマセン)

だから、少々彼らには正確には理解できそうもないコトであっても、
彼らから信頼を勝ち取れていれば、苦も無くハードルを乗り越えて行けます。

大事だと思うんだけどなぁ。

そして、
コレらは別に外国人労働者側とのコミュニケーションを円滑にするものだけでなく、
異なる団体や組織にいる日本人同士でも、
また、当然、送り出し側とのコミュニケーションであっても、
とても有効に機能させることが可能です。

例えば、業者側と受入先側との間では、
何度も訪問して書面付きで丁寧に説明するよりは、
メールで送り、電話で説明するのももちろんですが、
LINEで、リンク先をつけて「早く」「こまめに」コメント配信するなどしたほうが、
相手側の時間を長々取る必要もなく、
相手側も空いてる時間にチェックしやすくなるし、
ちょっとしたことであれば、
間違いなく、その方が互いにストレスがありません。

現場をやっていればわかりますが、
そういうちょっとしたマメったい連絡が必要な時ってありますよね。

また、そんなちょっとしたことでのチャンスロスやタイムロスって、
ケアレスミスにもすぐ繋がっていきます。

この業界のケアレスミスが、いかにクリティカルになりやすいか、
懸命な読者の方々はよくよくご存知かと思います。

仕事ができる方同士だと、痛いほどわかっているので、
メモ代わりにSNSで送り合うコトすらしています。

直接、個人個人へダイレクトに連絡ができ、
受け取る側もそれほどストレスなく受信し確認いただけます。
なんなら、休みの日であってさえも。

一斉配信的なものはメールであれグループチャットであれ、
既読スルーも多いと思いますが、
少なくとも見たことにはなりますし、
送って連絡、案内したことにもなります。
相手側も、振り返って見返すこともできます。

個別のダイレクトチャットなどは、受信側も免疫ができてきて、
『了解』など、きちんとリアクションが届くことも多く、
伝えた履歴も残るので、
様々な場面で活用されている方ばかりではないかと。

また、共有が必要な先にも、とても便利です。
様々なグループチャットなども活用されていますよね。

コミュニケーションの頻度が上がるというコトは、
相手との距離感も縮まるってことです。

つまり、関係性が良好になっていく。

あぁ、使い方を間違う人も少なくないような気もしますが、
その辺りも、色々使ってみていかないと、何とも言えません。
この辺りも、リテラシーの一環といえそうです。

個人的には、おそらく、
『メンドクサイ』
コレがイチバン根っこにある気持ちだと思いますが、
コレを自然と乗り越えるには、
相手からの信頼を得ることです。

コレが早くできる人であればあるほど、
コミュニケーションが楽になっていきます。

そして、むしろ相手が楽しむこともできるようになってしまえば、
こっちのもの。苦笑

『メンドクサイ』 → 『楽しい、嬉しい、安心』

と、真逆に変わります。

もちろん、距離感は大切です。

友達みたいに甘えても甘えられても、あまり良い効果は生まないでしょうし、
かといって、忘れ去られてもいけません。

ただ、以前と違って、
今はやりようがあるってこと。

この違いは大きい。

できるコトがすごく広がる。

嫌がる人もいるのかもしれません。
苦手な方もいるコトでしょう。

でも、コレが今の時代です。

逃げ切れるものではないし、
むしろこういう変化を愛するくらいの気持ちで、
上手に乗りこなしていかねばなりません。

逆らっていいコトなんか、一つもないですから。

アナタは、上手いコト活用できていますか?
今よりももっと上手な使い方って、できそうだとは思いませんか?

ちょっと思うところあって、
書いてみました。

ご参考まで。

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