技能実習制度、特定技能をみていても、肉体労働需要は減少していき、その後に残るのは

問題解決

人はすぐには変われないので、
まだ10年、いや数年は残されているように思えますが、
肉体労働は、どんどん少なくなっていくことに気づいていますか?

頭脳労働のススメ

良い悪い、好き嫌いの話じゃないんです。

かつて、肉体労働が全盛の頃は、
筋骨隆々のむさ苦しい男の労働力が重宝されていた時代があります。

今ほど機械化が進み、
重労働は、ほぼなくなってきています、少なくともこの日本では。

建設も重機化が進み、
道具もより進化しています。

今では複雑な建設現場で足元が不安定な中、
活躍するロボットまで、登場していますが、
ご存知ですか?

製造業では、重たいパーツを運んだり、
危険な溶接などを熟練の男たちが、
職人的に活躍してきていた頃から、
今や、完全マシン化しています。

機械化により、職を奪われたとして、
TOYOTAの車を叩き壊し燃やしていた時代など、
今の若い方々は、全く知らないのかもしれません。

歴史は繰り返されます。

時代は勝手にドンドン歩みを進めています。

厄介なのは、マシンに仕事を奪われたりと、
目に見える変化であれば、まだしも、

今では、目に見えない部分での変化が、
相当に巻き起こっています。

携帯電話もなかったですしね。
スマホなんて、本当にこの数年です。

去年よりも、今年、
今年よりも来年、
またできることが大きく変わっているのかもしれません。

より「人」でなければ、出来ない仕事へ。

ものづくりは、資本主義、経済社会の宿命から逃れられることなく、
同じモノならば、機能的に変わらなければ、
より安い方へ。

製品に大差なければ、より安価な方へ。

同じテーブルで争っていたなら、大資本にはかなわない。

ニッチもニッチの先鋭化され、
誰も簡単には真似できないけれども、
一定以上の需要が見つけられるビジネスへ。

つまり、より誰でも出来る仕事は、
カラダを使う仕事に多くあり、
また、頭を使わない仕事に多くあるということ。

それらはすべからく、技術革新が、
これらを代替させていくということ。

そう思うと、誰でも出来る仕事をお願いするためにこそ、
でも誰もいないからこそ、海外からわざわざ招聘してまで、
働いてもらっていた仕事は、
年月を追うごとに、ドンドン少なくなっていくということです。

冒頭に書いたように、
数年でガラリと変わってしまう可能性すらあります。

かつては、農林水産業、工業、建設業が、
シェアを占めていた労働者分布も、
いわゆるサービス業にシェアを奪われていきました。

今度は、機械やITやAIやIoTなどに取って代わられる仕事に、
かじりついていたとしても、
気付いたら、お払い箱になっているのかもしれません。

そして、その時にはすでに遅い…

人は、ほとんどのステージで、
もはや肉体労働ではなく、頭脳労働に切り替わっていくように感じています。

ちょっと言葉が不適切かもしれませんが、
相手を誘導する技術や、
相手を納得させる技術など、
対人的なソフトパワーこそ、求められているように思っています。

そもそものビジネスを自分で興し、自分で経営するスキル、
自分の特性上、どんなビジネスを興すべきかを知るスキル、
世間の変化を見て、今後どの分野で特化して活躍すべきかを判断できるスキル、
税務上、労務上、様々な法律上、
膨大な知識や、単なる知識ではない知見、
また様々な人と接してきた経験、
物事を深く考えてきた思考力、
それらすべての、生きていく力。

こういうスキルや経験が求められているように思えて仕方ありません。

もう年だからついていけない…
若者に世間の常識だと上から自身の価値観を押し付けるような人に限って、
そういう言い方になります。

そして、その人も、決して悪気があるワケじゃなく、
むしろ、相手の為を思って、教えてあげよう気質の方も少なくありません。

今のうちに資格を取っておけ、
3年は頑張って続けてみろ、
組織の中での上下関係や立ち振る舞い方を身につけろ、
競争社会では仕事を取ったもの勝ちだ、

今や、そういう価値観すら、時代錯誤で、
実は足を引っ張ることこそあれ、
相手の為にも自分の為にもなっていないことがたくさんありそうです。

何が言いたいかと言えば、
この業界にいても、今はまだ、後、1年、2年は大丈夫かもしれませんが、
この先何年も同じ業務に邁進し続けていて、
今と同じ生活を維持して行けるとは限らないのかもしれないってことです。

受入先の機械化が進めば、
時代の変化についていけない会社の、人手不足倒産が進めば、
良い会社はすべからく先人のレベルの高いプロに陣取りされていれば、
先細りは、火を見るよりも明らかです。

特に、地方では、自然の法則に逆らい続けることはできません。
Uターン、Jターン、Iターン、
地方への移住への金銭的補助、などなど、
色々と国も地方行政も手を打っていますが、
自然の流れに反しているばかりなので、
時を遅らせているだけです。

本質的には解決に導かれない。

来年には東京オリンピック。

人の気持ち的にも、盛況感、気分的高揚が、
あるものですが、
その後は、どうにも光が見えてこない。

それでも、僕たちは生きていくし、
日々の生活も子供たちもドンドンおカネもかかるようになっていく。

現組合の経営者には、ある意味申し訳ないのですが、
職員一人一人の暮らしを、永久に保全できるわけでもない今、
稼ぎが減ったら、人件費を減らすか、首を斬るか、
維持するための原資の確保に迫られます。

その時、経営者の能力次第でもありますが、
むしろ、自身の自組織の利害を横に置いておいたとしても、
一人一人の仲間を大事に思っているならばこそ、
ネガティブシュミレーション的に、自組織で養えなくなる前に、
ポジティブシンキング的に、一人一人が独立独歩もして行ける道筋を、
選択肢を用意してあげるのも、必要なのではと。

先日、指摘していた副業でも良い。

前述の対人スキルは、少なからずこの業界で養われているならばこそ、
今度は、独立独歩して行けるスキルを、
頭脳労働として稼げるスキルを、
今の内から身につけ始める必要があるように思います。

自身の人生に、自分でリスクヘッジしていく考え方ですね。

私など、レベルが低く、センスもないので、
ネットを通して様々勉強し、学び、気づき、経験して、
10年以上かかって、やっとこの程度です。

それでも、10年以上かけてグダグダやっていたことが
今になってとても生きているのもまた事実です。

肉体労働以上に、
頭脳労働は、とても大変です。

でも、自身の適性を知り、見合ったビジネスに取り組められたなら、
もしかしたら、今以上にストレスもなくなるかもしれません。

頭脳労働の良いところは、
どこでも誰でも出来るってこと。

仕事の合間にでも、
仕事を終えた後でも、
好きな時間に好きなだけできるってこと。

今のうちから、リソースを余らせられるように工夫して、
空けた時間で、思考してみたり、世間を勉強してみたり、
自身の適性を調べてみたりして、
学びや気づきへ投資していきましょう。

言語を学んでの翻訳、通訳でも、
この外国人労働者業界の周辺関連事業でも、
FXでも、物販でも、なんでもいいので、
今の自分が、自分でお尻がふける範囲で、
やってみたい事業などあるのかどうか。

いきなり大それたことなんか考える必要はありません。

自分が提供するモノやサービスを、
自分で考え、自分で相手を見つけて。
自分で売ってみることです。

ぶっちゃけ、めっちゃ勉強になります。

必ず、本業にも活かせます。

時間もかかることなので、
今の内から時代を先取りして、
失敗を恐れず、失敗しても取り戻せる時間をキープして、
次のステージへと足を進めてみてはいかがでしょうか。

この制度をよくご存じの方は、コンサルだっていいじゃないですか。
法的によくわかっていませんが、
日本のサプリメントが海外で人気ならば、
輸出してあげたっていいじゃないですか。
輸出が大変なら、アマゾンなどのプラットフォームを活用してみたらいいじゃないですか。

そういうあれこれを考える力。

こういうのも、頭脳労働の一環でもありますから。

後は、自分が何をやって生きていきたいのかなど、
自分を見つめなおす時間も必要です。

意外と他人が感じている印象や人柄と、
自分が自分で思っているイメージとは、
違っている場合も多くあって、
とっても面白かったりします。

バスケがしたいと思っても、
ナゼバスケがしたいのか。
バスケはどのようにやれば良いのか。
何を覚えれば良いのか。
この辺りが自分の中でしっくりこない限り、
惰性でなんとなくドリブル練習したって、
上手くならないでしょ。

チームのレギュラーで活躍するのだって、
そんなすぐに成れることじゃないでしょ。

練習が大事だし、
ナゼその練習をするのか。
どのように練習したらよいのか。
考えて、学んで、試してみることが限りなくあります。

そしてそれらは、
全て人それぞれに答えが全く同じなどありえないからです。

肉体労働が消えていくということは、
肉体労働を支援している仕事も消えていくということです。

でも、
対人関係で頭を悩ませて、
知恵を絞り出して解決したり、
コミュニケーションの仕方を相手によって変えたり、
頭脳労働的な経験を積んできていれば、
また別の頭脳労働にも必ず生きてきます。

自分の人生のリスクヘッジを、
今からでも、ちょっとずつ、取り組んでみませんか。
目指すは習慣化です。

ダイエットのブームみたいに、アレコレやってみて、
ちょっと満足して飽きてしまう。
そういう調子じゃなくて、
常に、何かしら考えている習慣。
ふと気づいたら、すぐにでも調べてみる習慣。

最後までじゃなくても、
階段を上ってみる習慣。

そういうところから、
練習していきましょう。

そうすれば、
周りが今まで以上にも良く見えてくるし、
失敗しない取り組み方も、学ぶことができます。

出来るコトが増えたら、本当に楽しくなってくること間違いありません。

現場だけやり続けていれば先々安定して暮らしていけるワケじゃない。
過渡期はビジネススキルが必要。
平たく言えば、稼ぐスキルが必要。
誰もが自身の人生の経営者。
道は自分で選択できる力を身につけよう。

一組織に依存することなく、
自分の生活を回していけるようになりたいじゃないですか。

周りが生活に困って焦りだした時には、
時すでに遅しですから。

練習してみたって、誰も損はしないですよ。

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