よくあるお話なんですが、ある受入会社でトラブルが発生しました。
ある実習生から、帰国しますと連絡がありました。
いきなりどうしたと、監理団体側の職員は驚きます。
この実習生とはちゃんと連絡も取り合っており、
つい先週も顔を合わせ、特に問題もないことを確認していました。
内情を聞くにあたり、本人からは、
日本人の指導者から、帰れと言われた。
前々から自分に対してのアタリが厳しい。
もうこの会社にはいられない。
よくあるお話です。
直接会って、話を詳しく聞き出します。
よくよく聞けば、
自分はちゃんと仕事をしているのに、
ナゼ自分より仕事もできずに、
グチグチしゃべっているおばちゃんパートたちに、
悪口を言われ続け、
言葉もロクにわからないからと、
指導者からもキツイことを言われ続けなければならないのかと。
もう限界ですとのこと。
ご経験豊富な方であれば、あるあるもあるあるです。苦笑
単純に、コミュニケーションがちゃんと十分に取れていないまま、
すれ違いと、知らぬ相手が、お互いに独り歩きし始め、
互いにアイツはこういうけしからん奴だと、
互いにレッテルが張られてしまっている状態です。
監理団体の職員にも、
もうどうしようもない状態まで振り切ってから、
相談というか、一方的な通告が届きます。苦笑
世話をしていればいるほど、
迷惑をかけたくはないという遠慮もあっての流れもあります。
ちなみに、指導者には時折、こういう諸問題が起きうるから、
こういう視点や考え方をもって、事前にケアして欲しいなどお願いをしていました。
途中帰国などになれば、
受入企業側にとってみれば、
3年なら3年いてくれることが前提のコスパを加味して、
受入をしているのだから、
損をすることにもなるので、上手に指導してあげて欲しい。
時折、実習生からの不平不満をガス抜き方々、
上手に吐き出させて、それらをまた指導者側へ、
言葉を選んで話をしてきたにもかかわらず、
このような残念なトラブルが起きてしまいました。
ちなみにこのケースでは、たまたま指導者が病に倒れて、
代わりに別の指導者がフォローしていた矢先のコトでした。
以前には、別ケースで失踪などについて、
ご参加の方々にご意見を募ったりしていましたが、
今回は、コチラでご意見募ってみたく思います。
もちろん、当事者でない限り、この背景や諸事情については、
理解しおおせるものではないので、
適切な回答は導き出せないと思われますが、
どの会社でも起きうることとして、
臨場感をもって、こういうケースに直面した際には、
自分ならば、どう立ち回るべきかなど、
このGWのお時間のある際にでも、
考えてみていただければ幸いです。
ちなみに、私の場合、
おそらくは保育園児的な仲直り対応を試みます。
つまり、お互いに、
『ごめんね』『いいよ』
『ごめんね』『いいよ』
ってヤツですね。苦笑
ここに至るまでの会話は、個々にそれぞれありますが、
こういうセレモニーにまで辿りつかせられるかどうかは、
担当職員や、受入側、そして実習生本人の資質による部分が大きいのですが、
どこまでいっても人なので、
気が済む済まない、理解できるできない、
許容できるできないなどについて、
一つ一つ、丁寧に糸をほぐしていくことでしか、
解決はできません。
日本人の指導者側が、頭を下げれるかもあります。苦笑
同時に、こういう経験を繰り返して、
監理団体側も、受入側も、一つずつ学習し、成長していきます。
さて、
アナタは実際、こうい現場に直面した時、
どう対応しますか?
ちなみに、このケースはフィリピンの男の子です。
別にベトナムの女の子でも、
インドネシアの子でも、どの国でも同じことですけどね。
通訳を通すのも、また手間もかかるので、
そういうタイムロスやタイムラグも問題です。
ご意見いただける方は、コチラから、
お願いいたします。
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