育成技能?でも「技能検定」による判断はナンセンス

受入企業向け

私、個人的に昔から、どうにもこの技能検定ってのがナンセンスだと感じています。
キャリア・パスは、本来、自社毎に…が自然かつ無理のない公平平等の実現なのではと。

私なりの答えは、いたってシンプル。
極論、検定なんて要らない。
その会社ごとに、契約更新するかしないかを、労使間で決めれば良い。
それだけのことです。

 
介護にせよ、自動車整備にせよ、
分野、職種によっては、大きな傘で基本として学ぶべき内容も共通している場合は、意味がありますが、
そもそもその場合は、初心者講習だの特別教育だのと基本的な安全衛生同等のレベルで、外部にアウトソースするかどうかの問題。
会社としては施さねば労災含めてリスクのほうが大きい。

業界共通基本線を越えた後は、
各会社毎に違って当たり前。

それを1級2級3級と、全ての会社は同じ業務だと言わんばかりの統一強制は、どうもなじまない。
多様性の尊重と言いつつ、一色に染めようとの意図以外は、邪推でしか想像がつかない。

そもそもそう感じてしまうのは、
現状の検定自体がまったく変化に適応せずに時代に合っていないから。

これはありがたいから新人は皆、受験させよう、そのための勉強もさせる良い機会となって助かる…
各社からそんな言葉が多く聞こえてくるならば、検定自体の存在価値はあるけども、
今はルールで強制されてるから、いやいや受験してるだけ。

なんかね、中の人、腐っていかないですかね?

 
なお、自社内で給料に差をつけるためには、
会社に、どれほどの貢献をしてくれているかをハッキリさせねば、不平不満が出る。

その対策としては、誰もがわかる客観的指標として、テストは有効手段の一つ。
ただ、必須ではない。
なぜなら一度や二度のテストでその人を是々非々に区別などできるものではないから。

むしろ、多様性の尊重と言われる今の時代では、不適切かつ時代錯誤。

会社としての指標を定め、その人毎に目的目標を勘案し、定期的に協議して、総合的かつ個別に評価するのが今どきだし、この先もっと主流になっていく人間の本質に寄り添ったスタイル。

テストなんてできなくても、有能な人材はたくさんいる。
一律一義的的に、テストの合否だけで判断される方がナンセンス。

ソレらを簡潔に言語化するならば、
人事評価であり連動した賃金規定と言う。

 
お役所はむしろ、各会社なりの賃金連動の人事評価を、毎年、定期的に提出させるほうがするよっぽど適正化につながるのではないかと思う今日この頃。

そして、それこそ、ルールとして強制するにふさわしい手段の一つとも言えるんじゃないかと。
頭の良い官僚の皆様に期待してやまない。

追伸
日本語検定など、テストという手段そのものが、全部ナンセンスだという意図ではありません。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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