法が排除を目指すべき悪質な仲介業者とは

問題解決

どこかで当方への暗に批判的なコメントを拝見しました。

メルマガやチャットワークで数万円取る人がいて、
日本やばいなと思われているようです。

おそらく氷山の一角として、
表に出ないだけで、他にもたくさんいらっしゃると思われます。

別に他人様がそれぞれに思われることまで、個別に噛みつこうとか、
相手の考え方を変えさせようなどおこがましいことは露ほども思ってはいません。
私のみならず、
この業界全体的に、人身売買の人買い業界だと卑下する方々も、
少なくはないのでしょう。

あえて、この話題に触れてみようと思ったのは、
当方(協力関係者含む)へご支援をいただいている方々に対して、
お断りをさせていただくうえでも、
何度目かの説明を、ちゃんとまたしておくべきかなとも思い、
コメントしてみる限りです。

表面しか見えない残念な方々には、
今までの経験上、自身に培われている常識やモラルの範囲内にて、
銭儲けしやがってけしからん、
オマエこそ悪質ブローカーだと、
決めつける方々が、いつだってどの業界だって、
一定数はいます。

でもね。
どこかで書きましたが、
本質的に、悪質ブローカーとはなんぞやと。

それは、決して、有資格者や、
許可を正式に取得している人や組織、団体だから、
素晴らしい人たちだとは言えないということです。

もちろん、正式に法的立場を担保して、
事業に取り組むことは素晴らしいことであり、
そうあるべきであろうし、
実際に、素晴らしい方々もたくさんいらっしゃいます。

ただし、
自分は精一杯素晴らしいことに取り組んでいると思い込んでいても、
結果として、
裏で外国人労働者を借金漬けにしている送り出し機関と組んでいたり、
手が回らないからと、自分が負うべき責任の範囲じゃないからと、
任せっぱなしでなんの確認も監理もしない、
そういう残念な方々も少なからずいらっしゃる。

人は小難しいことは嫌いで、
良い悪いなど、シンプルに考えたがります。
まして、自身が直接関係していないことなど、そんなものです。
私自身、そうですし。

でも、現実として、いわゆる自分のことしか考えていない、
入口から出口までを自身の責任と考えて関われない、
残念な業界人も少なからずいる中で、
どうすれば、悪質ブローカーを排除していくべきなのかについて考えると、

自分だけがちゃんとしていれば、
それで周りがどうなろうと構わないという姿勢では、
排除できない=業界全体が同じ目で見られ続ける
そして、
法にできうることには限界があるということ。

タイトルの件に、話を持っていきますが、

個人的には、法には悪質ブローカーを排除することは、
なかなかに難しいことと思います。

人の中身はあいまいで、明確な基準で切り分けることなどできないし、
人自体、成長したり、坂道を転がり落ちたりと、
気持ちや言動が移り変わることがあるからです。

ガイドラインとしての線引きをいくら引いては見ても、
引き直してはみても、
全てを、一人一人を個別に、守り、育て、支えることは、
法には不可能だから。

これは根本的な問題であり、
言ってみれば、法などで対処できる問題ではないということ。

確かに、一定の影響は与えることができます。

昔、銀行強盗が年に何度か新聞を賑わしましたが、
今ではほとんど聞くことがありません。

これは、法が厳罰化したからもあるのかもしれませんが、
警察が頑張ったり、
銀行自身が、様々な対策を講じたからに他なりません。

つまりは、
自らが銀行強盗に合わないように、
銀行強盗しても割に合わないように、
環境を、世間の常識を変化させられたからだと思います。

最近ニュースにはなりませんが、
今でも行員は銀行強盗に出くわした際の訓練も行っていますよね。
そういう不断の努力を実施し続けているからに他なりません。

えてして、この業界はいかがでしょうか。

銀行強盗の例のように、
ある意味単純明快ではなく、
また目に見えることばかりではないので、
結局のところ、法も細かく細かくルール決めばかりして、
でもどこまで取り組んでも、海外側までの強制力は、
内政干渉に他ならず、国際問題を勃発させたいわけでもなく、
できるコトは、限られてくるのが現実です。

じゃ、どうしたらいいのと。

結局のところ、
モラルや知見のある一担当者を増やすことでしか、
それらを圧倒的なマジョリティとして、
業界レベルを上げていくことでしか、

悪質ブローカーは割に合わない、
誰もまともな先は相手にしてくれない、
むしろ、卑下した目で見られるくらいにまで、

プライドを高めていくことでしか、
解決はないのかなと。

排除できる一助となる仕組みや、
そもそもの取り組み続けている方々を紡いでいくことで、
悪質ブローカーとは圧倒的な違いを見せつけていくことで、
自然と業界の健全化の流れを作ることがイチバンなのではなかろうかと。

時代は、立場や組織や実績など、
アウトラインだけで信用や信頼を寄せても、
決して正解にたどり着けるとは限らなくなっています。

大手が不正を行うことが常態化していることもみても、
それは理解できることでしょう。

そして、そんな動きを懸命に愚直に取り組み続けている人が、
一人二人あっても良いのではないかと。
だって、この業界の現場に取り組んでいる人が、
イチバン大変だし、イチバンその意味を肌身でご理解いただけているし、
かといって、自身が忙しすぎるから、
そんな取り組み出来ないのが現実ですから。
そして、そういう姿勢の監理団体などのトップも、
業界全体の健全化の動きなど結局しないしできないので。

分野毎の協議会のように、
この業界の業界団体ができればという声もたまに聴きますが、
それもまた、天下りを受け入れ、既得権益にしかならないでしょ。
そんな団体つくる意味は、現実的には多少なりともありそうですが、
所帯が大きければ、結局権力闘争にしかならないし、
もうそんなくだらないことしている時代じゃないし。

業界健全化の活動は、
なんちゃから研究所とか、
政府ご用足し機関とか、財団法人とか、
天下り先の人や団体には、決してできないコトでもあるので、
(業界団体が一人一人個別にフォローなんてしないしできないでしょ。苦笑)
怪しげなNPO法人や、社団法人などではなく、
別にフツーの株式会社でただただ有志を募ってやってたって、
悪いことでもなんでもない。

むしろ、
無知の罪を理解し、迷惑を巻き散らかすことのないよう、
むしろ、
真っ当に正面から取り組もうと目指す方々の、
後押しになり、
同じ方向を目指す方々で、支え合って、励まし合って、
なんなら個別対応も都度都度して、
日々の業務に対する様々な糧となるコミュニティを築くことは、
悪質ブローカーなのかどうかということです。

フットサルやりたいから、
どこかで会場借りて、費用を支払い楽しむことと、
何ら変わりはありません。
当たり前ですよね。

会場の維持費にお金がかかってないとは、
誰一人思いませんから。
そして、そこで働く人が、無報酬で好きでやってるだけなんてところも、
それほどないし、
あっても、おカネを支払う先のほうが整備され良い環境を提供できている場合が多いし、
そこでしか味わえない楽しみや経験などの付加価値は様々です。
一長一短ですね。

これらにお金を介在させることに対して、
批判しか考えられない方は、
無料で自然発生しているところで、
意見を述べ合っていれば、それでいいし、
それらを全否定するつもりもまったくありません。

個人的には、おカネが介在しているからこそ、
発言に責任や気持ちや想いも一定以上を担保したり、
仕掛けている側も、常に自身で高いアンテナを張り続けているし、
常に問い合わせや相談に対して、都度都度丁寧に返答し続けています。
つまり、コミットできることがたくさんあります。

また、特に有象無象もお金を支払ってまで入ってきませんから。苦笑

同じ方向を向いて取り組むことに対して、
お金まで支払ってご参加ご支援いただける方々であるがゆえに、
自分だけ稼ぎたいなんて人は、入ってきても入るだけ意味ないですから。
すぐに底が割れて、誰も相手にしなくなるだけなので。

それは、最初から腹の探り合いや交渉、駆け引きなど、
めんどくさい回り道をする必要がない。
仲間同士での交流もある意味、勝手に進み、
今まで知りえなかった世界がどんどん自然発生的に広がっていく。

嬉しいものですよ、自分一人じゃない。
そして、同じように悩み苦しむ仲間がいて、
お互いに励まし支え合えるっていう環境は、
そう簡単には手に入れられませんから。

それぞれに特徴があって、
有料無料問わず、業界の健全化が進むかどうかは、
私たち一人一人の問題です。

法は、少なくとも、それらの効果的な後押しであって欲しいと、
願うばかりですね。

追伸、
批判されるほど認知もある程度あるのかと、
何か嬉しいような嬉しくないような。苦笑


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