入管、機構、JITCO、労基、中央会、また担当者によってナゼ返答がそれぞれ違うのか?

問題解決

よくお役所に問い合わせると、アッチではこう言われ、
コッチではこう言われ、どうしたらええねん!?と、
振り回され感を味わいます。

さらには、
あの地域ではこう言われてOKだったのに、
この地域では全然ダメだったとか。

かつてはこの線で問題なかったのに、
今では全く許容されないとか。

もう何が何だかわからなくなることも。

フツーに考えれば、
ナゼ、同じ諸問題に対して、お役所側で、
言うことが変わってくるのか意味がわからんと怒りますが、

お分かりの方は、
上手に立ち回り、導き出し落着させたい答えへといざない、
目的を完遂します。苦笑

しかし、そもそもナゼ、
お役所は返答がそれぞれに違う場合があるのでしょうか。

それは、相談を受け、対応し、判断し、返答するのが、
お役所の一窓口担当の人だから。苦笑

その方も、『人』だから。

本来ならば、あってはならないことなのでしょうけど、
気分の良い時、悪い時、
イライラしている時、
考えの浅い方、経験の浅い方、知見の浅い方、
はたまた杓子定規こそ公平だと頑ななな人。
柔らかな対応の幅のある人。
常に怒った風な上から目線的対応の人。
(今の時代、こういう人は相当減った感もあります)
ハッキリこの見解と返答で問題ないと言い切らない人。
(コレは鉄板ですね、今も昔も誰も責任を取りたがらない)

あと、意外に大きいのは、
その部署のトップが移動などで変わった時、
ガラッと対応が変わる場合もあり得ます。
お役所内でも、振り回されることがあるってことですね。

もう言い出したらキリがないほど、
色々な人がそれぞれの部署にいて、
電話口で対応いただける人によって、
その枝葉的な返答は、まったく変わってきます。

また、
縦割り行政もまだまだ息づいているので、
労務管理については、労基に確認を取っていれば、
指摘されても労基以外のお役所からは何も言われませんが、
逆もまた然り。
つまり、それぞれ縦割りごとに確認、相談内容を整理して、
問い合わせせねば、求める答えにはたどり着けません。

たまにいますよね。
労務管理案件を、入管へ問い合わせる人とか、
管轄範囲以外を包括的に確認しようとする人。苦笑

あと、昨日たまたまあった話ですが、
例えば、事業実績もない受入企業に、
実習生を受入したいんだけど…との問い合わせに対して、
色々協力関係者に聞いてみたのですが、
私を含め、もっと経験豊富な方も、
『無理でしょ~』の一言でしたが、
あるお一方は、新制度移行にダメ元トライをした際には、
書条件付きで許可が下りたとのこと。

あ、ありえな~い?汗

と、今までの通念に縛られていると、
時代は変わって、解釈も変わっていると、
こういう変化にも気づけなくなってしまうこともあります。

この点、機構による監理団体の許可や、
そもそもの中央会での組合設立許可まで、
従来のハードルとは大きく変わってきていますし、

つまりは、時代の変化でルールの解釈も、
実は明記されている諸条件に、『但し…』的な、
幅も現実化されてきたりすることがあるようなので、

これまた、業界通念修正が必要ともなります。
そして、これらの最新のケースが、
はたして、他の地域でも許可されうるものなのかどうか。

先の事例においては、
今までは閉じていた方針が、
今は開く方針に変わったので、
上役の見解も変わったから、条件付きでOKが出たのではなかろうかと。

最近のコトなので、実感のある方も多いと思いますが、
機構などは正に典型例。

一窓口で受け答えする人には、
もちろんベテランの方もいますが、
新人の方も少なくありません。

技能実習の新法移行直後に、
外国人技能実習機構に問い合わせても、
問い合わせる側の監理団体のほうが業界歴も長く、
多面的、俯瞰的、包括的、網羅的に問い合わせていくと、
とても窓口担当では応えきれず、
後ろの方が出て来ることが多くありました。

毎日毎日鍛えられていると、半年から一年経つ頃には、
大抵の返答や返答手法への仕組みができてきた感じもありましたね。

入管もやれ名古屋は緩い、大阪は厳しい、
いや、在留資格の種類ごとに許可の厳しさはそれぞれに違う。
一昔前のフィリピンパブのプロモーターなども、
仙台や福岡が緩いとか、色々あったようです。

じゃ、北海道は?沖縄は?

もう本当に言い出したらキリがありません。

そして、
それでも、
許可を出す国家権力を行使するのは、
お役所です。

捕まる人、捕まらない人、
答えも違うのは、不公平だと思いますか。

スピード違反で捕まる人もいますが、
捕まらない人もいますよね。
駐禁で捕まる人もいれば、
事故を起こしても警察沙汰にならない人もいますよね。

春の交通安全キャンペーンで捕まる人もいれば、
普段のパトロールで捕まる人もいますよね。

当時、運転しながらの携帯電話の使用禁止のルールが施行されていたり、
特に高速道路での全席シートベルト着用など、
昔は良かったハズだ、
知らなかったで取り締まりから逃れられる人っていませんよね。

不公平だと思いますか?

おそらく、これもまた自身でいくつか体験してみないと、
腑には落ちないポイントの一つかもしれません。

たまに、イラチで思慮の浅い方は、
安易に電話口でケンカもんかをします。

一方的に、自身の意見や見解に間違いはない筈だと、
お役所相手に自身の答えを押し通させようとします。

ナンセンスですね。

お互いに嫌な思いしかしません。

自身が目指す落としどころに、キレイに落着させられるように、
必要最低限の時間と労力で済むように、
いざなうことがプロのプロたるゆえんなのでしょう。

そう集約できない限り、
いつまでたっても問題は解決できないし、
最初の入り口(判断)を間違えただけで、
人の気持ちはこじれることも多いので、
実は意外と難しかったりします。

これらは、歴史に学ぶだけで得られるスキルではないので、
自身で色々やってみるしかありません。

リアルで相手の出方や人とナリを上手に聞き出し、
会話を良い流れへともっていく臨機応変さも大切です。

偉そうに言えるほど、私も上手ではないのですが、
上手な方は本当にお上手です。笑

ナゼ、担当者ごとに違うのかを理解したうえで、
お役所への問い合わせをするだけでも、
また自身の解釈も大きく変わってくると思われます。
少なくとも、振り回されるかもしれないという認識をもって、
事に当たることも可能なので、
気持ちにゆとりができます。苦笑

実習生など外国人労働者や、受入企業の方のお相手をすることと同様。
相手を慮る広い気持ちで、
お役所の方々とも接すると、上手くいくと思います。

特に初心者の方々には、ご参考になればと。

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