特定技能1号の登録支援機関の失敗しない選び方

問題解決

簡単に登録支援機関の業務のおさらいをしておきましょう。

厳密に言えば、
Aさん、Bさんと選ばれた特定技能受入候補者の、
就労してからの必要とされる支援の業務を委託されるコトにあります。

ただし、
有料職業紹介業務についても、
切って切れない必然性も考えられます。
それは、
元技能実習生なのか、技能試験合格者なのか、
どちらにせよ、リクルーティングの業務から関わらねば、
適正な雇用条件や、就労可能業務など、
入口の時点から齟齬があったのでは、
その齟齬を入管へ報告することで登録支援機関業務は、
終了してしまう可能性があるから。

そのうえで、
登録支援機関業務を、どの業者に委託すべきかについて、
その選び方を、誠に手前勝手ながら、記してみます。

まず、何を基準にすべきか。

おそらくは、殆どの初心者が犯す間違いを指摘するならば、

コストが安いところに頼むということ。

コストが高い、安いで委託を決めるほど、愚かなことはありません。
そもそもの受入目的を思い返してみれば、

『質の良い労働者に定着してもらいたい』から。

に他ならないコトでしょう、

であれば、必然的に頼る業者を選ぶ基準は、
すべからく、受け入れる外国人労働者がちゃんと定着してくれるように、
受入企業側ともども、外国人労働者をキチンと支援してくれる業者に
委託すべきことが大前提です。

当たり前だとお思いでしょうが、
この点、業者によっては大変大きな力量の差があります。

そして、難儀なのは、
自身もちゃんと勉強して、登録支援機関は何をどこまでしてもらえるのか、
イヤイヤ、逆に何をどこまで入管へ報告せねばならないのか、
これらについて理解しておかねばなりません。
ここわかっていないと、業者側に掌の上でコロコロ転がされますよ。

*詳しくは法務省の該当HPをご確認くださいね。

そして、最終的な良し悪しは、実際に委託してみないコトには、
その力量はわからないということ。

もっと踏み込んでいえば、
トラブル時にどう対処できるか、
そこでこそ力量の違いがよくわかります。

さらにレベルが高いと、
その力量は、受入側は気づくこともないのかもしれません。

なぜならば、それらトラブルの目を、
事前に察知し、摘み取ってしまうから。苦笑

この点、おそらくは、手痛い失敗を繰り返してきて、
それらを苦労して乗り越えてきた方々にしか、
理解はできないと思います。

でも、この特定技能の登録支援機関については、
途中で契約解除することも可能です。
この点、外国人技能実習制度と大きく違うところ。

もっと言えば、
企業単独型でも受け入れは可能ということ。

つまり、
都会など競争が激しいところでは、
登録支援機関もごまんと増えると思われ、
乗り換え先に困ることはないでしょうから、
経験を積んで、次から次へと学習しながら、
乗り換えていくことができるというコト。

でも、その際に、もう一度思い出して欲しい。

人はすぐ、おカネのコト、コストにしか目がいかない人がほとんど。
乗り換えの際には、必ず前の業者がいくらだったから、
次の業者のいくらに合わせて欲しいと、
間違いなく言い出します。

でも、
ちゃんと業務の範囲やそれらの責任を考えている先であれば、
自社ではいくらですという設定があり、
逆に、乗り換えの場合は、自身が選定の時点で絡めていない分、
もしかしたら、ゼロというよりマイナスから人間関係を構築していかねばならないため、
従来より割高にすらなりかねません。

もう一度言います。
登録支援機関の業務は、基本的に、
受け入れた後の労使が円滑になり、
法的にも適正を維持し、
外国人労働者の定着化の支援に取り組めるかどうかが
ポイントです。

ぶっちゃけ、一般的には、
これら外国人労働者との二人三脚の経験は、
おそらく外国人技能実習制度の監理団体の担当職員しかいません。

申請だけしかしない行政書士や、
送り出すだけの送り出し機関には、
一定期間、どういう距離感でもって、
相手に応じてどう立ち回ることが、
そもそもの外国人労働者が、受入側に定着できるようになるのか、
これらが実体験をもって経験を積んでいるのは、
監理団体の職員に他ならないのです。

そして、残念ながら、
監理団体の職員であれば、誰でも問題ないわけではありません。

マネーゲームのように、
一人で何十社、何百人も抱えてこなすだけの業務でしかみていない人、
ブラサガリーマンかのごとく、一人一人親身に寄り添えずに、
サボっているだけの人、
あわよくば、送り出し機関とくっついて、
裏金をどれだけ搾り取れるかにしか興味のない人、
残念な方々も少なからずいる業界です。

なので、
もう一つの重要なポイントは、
業者の組織で選ぶことなく、
その担当者で選ぶべきだということです。

アナタの目の前にいる一担当者が、
自社と自社の特定技能外国人労働者のお世話をしてくれるのであれば、
その人が、守銭奴なのか、上っ面の良いことしか言わない人なのか、
誰のためを思って働いている人なのか、
アナタの人を、業者を、担当者を見極める目が必要です。

長くなりそうなので、
今回は二つだけ。

一つは、料金で決めないこと。

もう一つは、担当者を見極めること。

えっと、キリが悪いので、もう一つ言えば、

有料職業紹介事業とセットで委託すべきだということ。

この三つめ、
これが、ナゼ重要なのかについては、
あるまたお伝えします。

業者の選定に失敗すると、
受入側は、取り返しのつかない事態にもなりかねません。

知らなかったから、おカネを支払ってまで業者に委託していたはずなのに、
その業者の落ち度で、責任を負うのは、受入側ばかり。
道義的に責任があるじゃないかと、いくら業者を訴えても、
当事者は受け入れ側、業者はドロンすればそれまで。

おそらく契約書にもそのように記載があるでしょうしね。

だから、
特定技能の受入側は、業者選びには、
細心の注意を支払って、
アホみたいに、ヤレ受入上限人数が決まっているから、
早くしないと受け入れできないとか、
初回キャンペーンで○○費無料など、
実質意味の分からない営利全面セールスに、
騙され安易に乗っからないよう、お気を付けください。

追伸、
やはり技能実習事業経験者は、
どうしても技能実習ひいきに書いてしまうようにも思いますが、
事実、その通りだと思うのは、
私だけじゃないと思うのですが。

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