さて、偉そう言ってる手前、ちゃんと46ページを読んでみて気づいたこと

外国人技能実習制度

たまには私も、「今、業界人が気になっていること」を…と、書いてみます…が、
たぶんいつも通り、すぐ脱線し、派生し、収拾付かなくなると思います。汗
何卒、ご容赦を。

●有識者会議の目的(この46ページのヤツね)

さすがに16回もやってきて、「第1 はじめに」は、この後変わるとも思えないから、
まずここから。

「法律に基づく検討を行う時期に差し掛かった技能実習制度及び特定技能制度の施行状況を検証し、」
「課題を洗い出した上、外国人材を適正に受け入れる方策を検討するため、」

そもそも、ナゼ、有識者会議が動いているのかって背景ですね。

「不断の検証と見直し」って入ってましたから、
また3年?5年?毎に、有識者会議を開いて、改正し続けなさいって提言に沿う流れかと。

で、課題を洗い出す…春先より代表的な?関係機関に右も左もヒヤリングして、
有識者会議なりに洗い出したと思われますが、
現場で一人ひとりと向き合い続けている方々からヒヤリングできていないのと、
(結局、現場に出ない組織の代表ばかりですからねえ)
そもそも、洗い出せるほどの判断材料を得るためには、
もっと言えば、腹落ちするまで、理屈じゃなく実感できるまでには、
「ちょっと聞いたレベル」では、到底足りていない事と思われます。

まず、この時点で、業界人の現場の皆様は、「無理じゃね?」って感じた次第です。

よって、その後に続く、「外国人材を適正に受け入れる方策」について、
十二分に検証することは不可能…だって、実態の課題を十二分に洗い出せていないわけですから。

…なんてことが言えるし、聞こえてきますが、
現実は、けっこう頑張って洗い出しているし、
腹落ちせずとも、理解しようとしてるし、
そもそも現場の課題の洗い出しができたからと言って、
この最終報告書の案にまで整理整頓してこぎつけられる方が、
いったいどれだけいらっしゃるのか。
(この案創出もまた、有識者ではなく、官僚の皆様方の頭脳労働の賜物なのでしょうから)

それに、コレマタ現実として、現ステークホルダーの方々は、
それこそ自動車業界以上に、多岐に渡り幅広くいらっしゃる。
そんな様々なポジションにいる関係当事者の方々とも渡りをつけて、
実際に創作する新制度に従ってもらうには、
よほどの根回し、そのための時間と労力がいる。

それらができない外野である私たちが、現状批判しかしていないのは、
いわゆる視野狭窄なカワイソウ人権派の方々と同じレベルじゃね?って思う次第。
異論反論オブジェクション的な提言(対案)ならまだしもね。

 
おぉう、やはりというか、1ページ目数行で、これだけのボリューム。笑

てか、別角度や詳細などに触れだしたなら、1年365日かかっても書ききれない。汗

 
「我が国の人手不足が深刻化する中、外国人が日本の経済社会の担い手となっている現状を踏まえ、」

…なんか偉そうですよね。
そもそも助けてもらっている分際で、謙譲語や丁寧語表現にならない事自体、
適正とは思えない。
当事者には先生とか言わせている方々だから?って下々の我々は感じてしまう部分。

日本を選んでもらえるように…なんて、伝わってきませんよね。
国策的にへりくだっちゃダメだから?

 
「外国人の人権に配慮しつつ、」
「我が国の産業及び経済並びに地域社会を共に支える一員として外国人の適正な受入れを図る」

人権、何度も出てきますが、やはりメインワードの一つとして、
今まで通り、ケアすべきポイントの一つです。
「人権」と一言で言っても、
≒サプライチェーンだのSDGsだの、ハラスメントだの、キャリアパスだの、実地検査&行政処分だの…
相当に多面的な意味が含まれていますから。

「地域社会を共に支える一員として」というフレーズは、特定技能の支援業務の一つ程度なのかな?
厳格化という中、どこまでを言いたいのか。
詳細は後述されてるのかな?
町内会の色んなイベントへの参加を「強制する」レベルまではいかずとも、
消防訓練やら、運動会やら、お祭りやら、
今まで通りに、参加したことの証拠を求めてくるのでしょうね。
そういえば、消防隊に期待の若手として参加したことによる報酬について、
資格外活動なのか、それで資格継続申請が通らなくなるのか、
そもそもが不法就労として定期届出に記載すべきなのかという、
あまりに不毛な話がありましたね。苦笑

 
「日本で働く外国人が能力を最大限に発揮できる多様性に富んだ活力ある社会を実現する」
「我が国の深刻な人手不足の緩和にも寄与する」

最大限とは、発揮とは、どの程度の実現を求めていくのか。
また客観的見える化基準のため、試験や検定?それを技能とか日本語能力とか言う?

出た、多様性…苦笑
この「最大限」とか、「発揮」とか、「多様性」とかの実現においては、
昨日一部書いたから省略。笑

「深刻な人手不足の緩和」…だから、
1年とか2年とか、そういう縛り付ける行為そのものが人手不足の解消にはつながらないんだってば、
無理に縛り付けるから、反発して失踪とかも起こるし、うるさく騒ぐ方々がいらっしゃる。苦笑
本気で「緩和」を実現するなら、
制度ではなく、定着化を促す取り組みを充足させるべきでしょうね。

 
「一定の検討の方向性を示した」

はい、その通り。
あくまでも「一定の検討の方向性」なので、
業界全部のケースに適性適切に当てはまるハズもありません。
制度(森全体)を見て、自分のケース(一本の木や草花、そこに住む昆虫や鳥たち)にジャストフィットで当てはまるワケない。

…エンドレスなので、1ページ目の半分で終わり。笑
途中で投げ出して終わるのは気持ち悪いから、
「第1 はじめに」だけでも書き終えてみようかと、思ったり思わなかったり。

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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