「新たな制度」すげー!「受け入れ基準」を特定技能寄りに一本化してきた!

受入企業向け

さよなら、技能実習制度…こんにちは、新たな制度(育成技能?)。

2023年10月18日
技能実習制度及び特定技能制度の在り方に関する有識者会議(第12回)
https://www.moj.go.jp/isa/policies/policies/03_00001.html

以下は、どこまでも個人的な見解です。

現状での技能実習の職種作業は、
全て特定技能での関係省庁管轄下にある分野別協議会による産業分類番号区分に移っていく流れと読めます。

現状では特定技能という2階のない技能実習の移行対象職種では、
関係する業界団体はもちろん、
職能や該当する検定協会からもねじ込んでいくと思われます。

しかし…一本化のこの利点は大きい。
アホみたいに必須作業だの周辺・関連作業だのと、
実習計画に載らない作業はさせてはいけないなどの杓子定規な部分がなくなるってことは大きい。
ヒマな時に草むしりなどさせて雇用維持してても、職種不適合って意味ワカメだったし、
そもそも一律な作業限定なんて、それこそ乖離以前に非現実的でしかない。
多少ふわっとしてないと、ナンデモカンデモ法令違反ってヤツだったから。
※できれば、禁止業務も明確化すべきと思いますが、それらは次の段階でお願いしたいところ。

本当に、技能実習でのステークホルダーを、
全て特定技能へと吸収させていく道筋を提言してくれたのはありがたい限りですね。
グッジョブ!
2階のない職種作業は、ロビー活動して、しっかりと特定技能の分野の中に加えてってもらえば良いだけのことですからね。

反面、産業分類番号に縛られ、自動車部品はダメとか、
フツーに考えて良くわからん筋道や理屈も、この際、交通整理してくれると、
なおまた良いのですけども。

 
想定通り、移行期間は十分設けることと、
周知徹底、丁寧な説明を求めてもいるので、
準備時間はそこそこ稼げそうです。

受入企業側での裁量権が広がるのは、
本当にありがたい限りですね。

逆に、特定技能の厳格化の一環で、
就労業務の限定化が進みませんように。
ふたを開けてみたら…なんてわけわかんなくなってる場合もありますからねえ。

人材育成=杓子定規かつ非実践的な検定の合格にフォーカスされて必要以上に理屈優先の目的化に動くと、
同じ歴史を繰り返すことに…。

でも、ホント、自分の以前の見解が間違っていて、嬉しい限りです。

これだけでも、相当数の迷い込んでいた被害者たちが減ります。
一貫してくれると、関係者のリソースも大幅に減少されます。
形式的なことに頭を悩ませず、意味ない作業にかかることなく助かります。

後は、現特定技能の分野別協議会毎に、どう出てくるか…。

例えば、建設はJACが新たな制度まで特技縛りに近い縛りを強制してくるのか。
新たな機構とFITSの棲み分けは?
(提言からは新たな機構が、新たな制度も特技も、監理・支援・保護体制の管轄となる予定ですからねえ)
(実際には建設だけFITSって分かれそうな気もするけど、その場合はJACが新たな制度まで管轄してくるの?)

いわゆる業界団体に受入対象分野の決定権が実質あるようなものだから、
どんな利権をどこに設けてくるのかも気になりますね。
例えば、経産省や先の建設みたいに、協議会加入後でなくては申請できないとか。
そこに財源を求めて有料化が始まるとか…。

12分野もまた、何分野になることやら…利権がいくつも生まれそうですから。

他にも、論点はいくつもありますね。
また、いくつか、自分の頭の整理のために、書いてみようと思います。

追伸、
私、どうも周りの方々とは、少々違う観点に興味関心が強いようで…苦笑
お仲間内の発信をぜひご参照ください。
私なんかより、よほど鋭く、皆さんの興味関心の高いストライクゾーンど真ん中に焦点当てて、
色々書いてくださっているでしょうから。汗

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自分で言うのもなんですが、業界人は登録しとくと良いと思います。
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